M&Aの手数料・報酬体系の相場は?M&A仲介会社別を徹底比較!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

「M&Aを考えているけど、M&A仲介会社に支払う手数料ってどれくらいなの?」とお悩みですね。今回はM&Aで支払う手数料の種類と相場をわかりやすく解説。さらに、M&A仲介会社別で料金体系の違いを比較しています。M&A仲介会社別の料金体系の違いを知り、自分にとってベストなM&A仲介会社を選びましょう!

目次

  1. M&Aで支払う手数料の種類と相場
  2. レーマン方式とは
  3. 代表的なM&A仲介会社の報酬体系比較
  4. M&A仲介会社の役割
  5. M&A仲介会社を利用するメリット
  6. M&A仲介会社を選ぶポイント
  7. まとめ
  • 今すぐ買収ニーズを登録する
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1. M&Aで支払う手数料の種類と相場

M&Aで支払う手数料の種類と相場

出典: http://o-dan.net/ja/

M&A仲介会社の手数料の相場を、一概に言い切ることが出来ません。

なぜなら、手数料には様々は種類があり、支払う額や支払うタイミングはM&A仲介会社によって異なるからです。

M&A仲介会社への手数料は、以下の表のような7つの種類があります。

それぞれの手数料について支払うタイミングと相場を確認していきましょう。

手数料名 相場 備考
相談料 5,000円~10,000円 正式な依頼をする前にM&Aについての相談をするための手数料
着手金 50万円~200万円 M&A仲介会社に業務の依頼をするために支払う手数料
中間金 50万円~200万円 M&Aの基本合意契約を締結したときに支払う手数料
成功報酬 売却費用に左右される M&Aが成立して最終契約を結んだ後に支払う手数料
リテイナーフィー 30万円~200万円/月 M&A仲介会社に毎月支払う月額の手数料
デューデリジェンス費用 10万円~200万円 M&Aをするにあたって行う財務調査費用
業務実行にかかる実費 実費 出張費や弁護士相談費用など、業務実行にかかる費用


M&A仲介会社によって必要となる手数料は異なるので、M&A仲介会社を選ぶべきです。

したがって、M&Aで会社や事業を売却する前に、種類と相場を理解しておく必要があります。

それでは、7つの手数料について詳しく確認していきましょう。

手数料1.相談料

相談料

出典: http://o-dan.net/ja/

相談料とは、正式な依頼をする前にM&Aについての相談をするための手数料のことを指します。

ほとんどのM&A仲介会社の相談料は無料です。

しかし、ごくまれに1回の相談につき5,000円~10,000円程度の相談料が発生することもあります。

電話やメールで確認をしてから相談をするようにしましょう。

手数料2.着手金

着手金

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着手金とは、M&A仲介会社に業務の依頼をするために支払う手数料です。

相場は、50万円~200万円程度となっています。

M&Aが成立しなくても費用は戻ってきません。

なぜなら、着手金を使って、企業価値調査や相手会社選定などを行うからです。

着手金は、相手会社を見つけ交渉するための費用と考えましょう。

最近では、着手金無料のM&A仲介会社は多いですが、すべての会社がそうとは限りません。

M&A仲介会社の選定基準の1つにもなります。

手数料3.中間金

中間金

出典: http://o-dan.net/ja/

中間金とは、M&Aの基本合意契約を締結したときに支払う手数料です。

相場は、50万円~200万円となっています。

中間金は、成功報酬額の一部という位置づけで、成功報酬額の10~20%と設定しているM&A仲介会社が多いです。

基本合意契約とは最終契約をする前に結ぶ契約のことで、買い手候補企業が「買収する」という意志を表明するために締結されます。

具体的な内容は、基本的な条件や企業調査の期間、M&Aに向けてのスケジュールなどです。

そのため、基本合意契約を締結するとほぼM&Aは成立すると言われていますが、企業調査などの結果「買収しない」という結論を出される可能性もあります。

基本合意を締結した後の交渉が上手くいかず、M&Aが成立しなかった場合でも返金はありません。

手数料4.成功報酬

成功報酬

出典: http://o-dan.net/ja/

成功報酬とは、M&Aが成立して最終契約を結んだ後に支払う手数料です。

M&Aが成立しなかった場合には、支払う必要はありません。

成功報酬の額は、会社や事業の譲渡額を元にレーマン方式と言われる計算方法で決定するM&A仲介会社が多いです。

例えば、売却額が9億円なら4,100万円程度の成功報酬となります。

レーマン方式は複雑な計算を用いるため、次の章で詳しく確認しましょう。

手数料5.リテイナーフィー

リテイナーフィー

出典: http://o-dan.net/ja/

リテイナーフィーとは、M&A仲介会社に毎月支払う月額の手数料です。

月額報酬やリテイナー報酬と呼ぶこともあります。

リテイナーフィーを設定している場合、相場は30万円~200万円です。

M&Aが成立するまで支払い続けないといけないため、リテイナーフィーのない仲介会社を選ぶことをおすすめします。

手数料6.デューデリジェンス費用

デューデリジェンス費用

出典: http://o-dan.net/ja/

デューデリジェンス費用とは、M&Aをするにあたって行う財務調査費用のことです。

相場は10万円~80万円程度となっています。

デューデリジェンス費用は着手金や成功報酬に含まれていることが多いです。

そのため、デューデリジェンス費用を設定しているM&A仲介会社はあまりいません。

依頼をする前に、デューデリジェンス費用が別途かかるのか確認しておきましょう。

手数料7.業務実行にかかる実費

業務実行にかかる実費

出典: http://o-dan.net/ja/

M&A仲介会社の業務実行にかかる費用は、実費で請求されることがあります。

たとえば、会社の評価額の計算のために工場視察や店舗視察を行う場合、出張費用は実費で請求される可能性があるのです。

また、契約書作成時の弁護士相談費用や不動産鑑定、登記、及び株券印刷等の費用は実費のことがあります。

すべて着手金や成功報酬の中に含まれている場合もあるので、相談時に確認するようにしましょう。

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2. レーマン方式とは

レーマン方式とは

出典: https://unsplash.com/

レーマン方式とは、成功報酬計算方式のことで、M&Aの売却額によって手数料の割合を計算する方法です。

M&A仲介会社のほとんどが、手数料の計算をするときにレーマン方式を用いています。

そのため、M&A仲介会社の手数料について理解を深めるために、レーマン方式の知識は欠かせません。

手数料の割合は一定ではなく、M&A仲介会社によって異なります。

しかし、一般的に採用されている水準がありますので売却額ごとに見てみましょう。

売却額 手数料の割合
5億円以下の部分 5%
5億円超・10億円以下の部分 4%
10億円超・50億円以下の部分 3%
50億円超・100億円以下の部分 2%
100億円超 1%

このように、レーマン方式は売却額に合わせて手数料の割合が変わります。

10億円×4%と、単純に売却額に手数料の割合を掛ければ良いという訳ではないので、注意して下さい。

例を見ながら計算方法を確認していきましょう。

レーマン方式の計算例

レーマン方式の計算例

出典: https://unsplash.com/

一度、レーマン方式で費用を算出してみましょう。

レーマン方式の計算例

このようにレーマン方式での報酬額算出は複雑です。

また、あくまでも一例のため、M&A仲介会社によって手数料の割合が変わります。

レーマン方式での報酬であった場合には、手数料の割合を確認して、実際に計算してみましょう。

3. 代表的なM&A仲介会社の報酬体系比較

代表的なM&A仲介会社の報酬体系比較

出典: http://o-dan.net

さまざまな報酬体系がありますが、代表的なM&A仲介会社の報酬体系を比較してみましょう。

6つのM&A仲介会社を表にまとめてみました。

会社名 報酬体系
M&A総合研究所 完全成功報酬型
(中間金ナシ)
株式会社クラリスキャピタル 完全成功報酬型
(中間金ナシ)
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 完全成功報酬型
(中間金アリ)
株式会社経営承継支援 完全成功報酬型
(中間金アリ)
株式会社日本M&Aセンター 着手金+成功報酬
株式会社ストライク 着手金+成功報酬

完全成功報酬型とは、M&Aの基本合意がなされて初めて費用が発生する報酬体系です。

また、同じ完全成功報酬型であっても、中間金のアリ・ナシといった違いがあります。

一方、着手金+成功報酬は、依頼をする時に費用を払い、さらに基本合意がなされた後にも費用を支払う必要があるのです。

ここからは、紹介した6つのM&A仲介会社について、詳しく特徴を確認していきましょう。

M&A仲介会社1.M&A総合研究所

M&A総合研究所のHP

M&A総合研究所は、公認会計士がフルサポートしてくれるM&A仲介サイトです。

業界内最安水準でM&Aサポートをしてくれます。

全国の銀行・公認会計士事務所と連携していて、すぐにM&Aに興味のある会社を探してくれます。
 

M&A総合研究所の報酬体系

M&A総合研究所の報酬体系

出典: https://masouken.com/lp01

M&A総合研究所の報酬体系は、完全成功報酬型です。

着手金や中間金はゼロで、M&Aが成立して初めて手数料を支払うことになります。

さらに、通常のレーマン方式よりも1%低い手数料で報酬金額を算出しており、成果報酬は業界最安値です。

また、最低報酬は300万円となっています。

最低報酬を500万と設定しているM&A仲介会社が多い中、中小企業や個人でもM&Aを検討しやすい価格設定にされています。

M&A総合研究所の特徴

M&A総合研究所の特徴

出典: https://masouken.com/

M&A総合研究所の特徴は、常に約5,000件以上の会社の中から売却先を選ぶことが出来ることです。

公認会計士がM&Aのフルサポートをしてくれるので、企業価値評価やデューデリジェンス、交渉にかかる時間が短縮されます。

そのため、他のM&A仲介会社と比べて早い3~6ヶ月という期間でクロージングすることが出来るのです。

短期決戦で早く会社や事業を売却したい人におすすめのM&A仲介会社といえます。

また、完全成功報酬型のため、以下のサービスはすべて無料で受けることが出来るのです。

  • M&Aの検討提案
  • 企業価値算出
  • 買い手候補の提示
  • 買い手候補への説明資料作成サポート
  • 買い手候補との面会セッティング
  • 買い手候補の診断サポート

M&A成立までは完全無料でサポートをしてもらえるので、気軽に相談が出来ます。

会社名 株式会社M&A総合研究所(非上場)
業者のタイプ アドバイザリー型
得意な業種 非特化型
対応地域 日本全国
報酬体系 完全成功報酬型
公式ホームページ https://masouken.com/lp01

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M&A仲介会社2.株式会社クラリスキャピタル

株式会社クラリスキャピタル

出典: http://clarisc.co.jp/

株式会社クラリスキャピタルは、2014年に設立された業界の中では若手のM&A仲介会社です。

東京を中心に全国展開しています。

顧客を大切にしており、丁寧かつ迅速な対応で利用者の満足度は高いです。

クラリスキャピタルの報酬体系

クラリスの報酬体系

出典: http://clarisc.co.jp/

クラリスキャピタルの報酬体系は、完全成功報酬型です。

着手金や中間金の必要がなく、M&Aが成立して初めて報酬を支払います。

M&A総合研究所と同様、通常のレーマン方式よりも1%低い手数料で報酬金額を算出しており、成果報酬は業界最安値です。

取引価格が1億円以下の場合、成功報酬は固定の費用になります。

売却額 成功報酬
5,000万円超1億円以下 300万円
2,500万円超5,000万円以下 250万円
2,500万円以下 200万円

このように、売却額に合わせて成功報酬は安くなります。

クラリスキャピタルの特徴

クラリスキャピタルの特徴

出典: http://clarisc.co.jp/strength/

クラリスキャピタルの特徴は、どんな規模の会社・事業・店舗であっても取り扱ってくれることです。

上場企業から中小企業、個人店舗などさまざまな企業の実績があります。

「うちは小さすぎるから売れないかも」と不安な方も、株式会社クラリスキャピタルならスムーズに売却まで導いてくれるはずです。

会社名 株式会社クラリスキャピタル(非上場)
業者のタイプ 仲介型
得意な業種 非特化型
対応地域 日本全国
報酬体系 完全成功報酬型
公式ホームページ http://clarisc.co.jp/

M&A仲介会社3.M&Aキャピタルパートナーズ株式会社

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社

出典: https://www.ma-cp.com/

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、中堅・中小企業のM&Aを得意としているM&A仲介会社です。

東京を中心にさまざまなM&A案件を持っています。

M&Aキャピタルパートナーズの報酬体系

M&Aキャピタルパートナーズの報酬体系

出典: https://www.ma-cp.com/about/fee.html

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社の報酬体系も、完全成功報酬型です。

着手金や中間金はゼロで、M&Aが成立して初めて手数料を支払うことになります。

M&Aの検討提案や企業価値算出、説明資料の作成サポートなどのサービスは全て無料で受けることが可能です。

また、成功報酬は通常のレーマン方式の割合と同じとなっています。

M&Aキャピタルパートナーズの特徴

M&Aキャピタルパートナーズの特徴

出典: https://www.ma-cp.com/about/

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、専任のコンサルタントが一貫して担当してくれます。

M&Aの検討から譲渡企業の選定、M&Aの成約まですべて同じコンサルタントがサポートしてくれるのです。

そのため、経営者と同じ目線・同じ想いでM&Aのサポートをしてくれます。

事業や会社に思い入れが強い人やゆっくり検討したい人におすすめのM&A仲介会社です。

会社名 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(上場
業者のタイプ アドバイザリー型
得意な業種 非特化型
対応地域 東京近辺
報酬体系 完全成功報酬型
公式ホームページ https://www.ma-cp.com/

M&A仲介会社4.株式会社経営承継支援

株式会社経営承継支援

出典: https://jms-support.jp/

経営承継支援は、中堅・中小企業の事業承継問題を解決することに特化したM&A仲介会社です。

全国に1,000以上の独自ネットワークを持っており、全国対応しています。

経営承継支援の報酬体系

経営承継支援の報酬体系

出典: https://jms-support.jp/service/fee

経営承継支援は、完全成功報酬型です。

着手金や月額報酬は不要で、基本合意後に中間金とM&A成立後に成功報酬を支払います。

中間金で100万円を支払う必要があるので注意しましょう。

中間金100万円は成功報酬に含まれますが、万が一成立しなかった場合も戻ってこない費用です。

成功報酬は、通常のレーマン方式の割合で計算されます。

経営承継支援の特徴

経営承継支援の特徴

出典: https://jms-support.jp/service/advice

経営承継支援の特徴は、事業承継・M&A無料診断サービスを行っていることです。

一般的にM&A仲介会社は、M&Aを前提として話を進めます。

しかし、経営承継支援は、親族承継・役員承継・M&Aなど様々な選択肢を検討してくれるのです。

経営者目線で、ベストな選択を探してくれます。

会社名 株式会社経営承継支援
業者のタイプ アドバイザリー型
得意な業種 非特化型
対応地域 日本全国
報酬体系 完全成功報酬型(中間金あり)
公式ホームページ https://jms-support.jp/

M&A仲介会社5.株式会社日本M&Aセンター

株式会社日本M&Aセンター

出典: https://www.nihon-ma.co.jp/

株式会社日本M&Aセンターは、常にM&Aコンサルタントが200名以上いる大手M&A仲介会社です。

常に800件以上の案件を保持しており、売却案件も買収案件を豊富に持っています。

日本M&Aセンターの報酬体系

日本M&Aセンターの報酬体系

出典: https://www.nihon-ma.co.jp/service/fee/

日本M&Aセンターでは、着手金と成功報酬を支払う必要があります。

無料相談でおおまかな売却額を査定してもらったり、不安の解消をしてもらうことが可能です。

しかし、着手金を支払わなければ、詳細な調査・資料作成・相手企業探しはしてもらえません。

また、中間金はなく、M&A成立後に成功報酬の全額を支払います。

日本M&Aセンターの特徴

日本M&Aセンターの特徴

出典: https://www.nihon-ma.co.jp/anken/needs_convey.php

日本M&Aセンターの特徴は、案件数が非常に多く、売却案件も買収案件を豊富に持っていることです。

そのため、多くの中から売却先を選ぶことが出来ます。

また、「こうした条件で売却したい」という要望にも応えてもらいやすいです。

さらに、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の5拠点とシンガポールにも拠点があるため、日本国内はもちろんのこと、アジアの会社とのM&Aも実現します。

会社名 株式会社日本M&Aセンター(上場)
業者のタイプ アドバイザリー型
得意な業種 非特化型
対応地域 日本全国・アジア全域
報酬体系 着手金と成功報酬
公式ホームページ https://www.nihon-ma.co.jp/

M&A仲介会社6.株式会社ストライク

株式会社ストライク

出典: https://www.strike.co.jp/

株式会社ストライクは、公認会計士が主体となっているM&A仲介会社です。

東京以外にも全国7拠点に営業所を持っています。

ストライクの報酬体系

ストライクの報酬体系

出典: https://www.strike.co.jp/

ストライクは、着手金と成功報酬が必要です。

相談に関しては無料で行われています。

相談後、M&Aに向けて話を進めていくのであれば、着手金を支払わなければなりません。

また、基本合意後に成功報酬を支払います。

公式ページに詳細の記載がないため、無料相談時に必要な手数料を確認しておくようにしましょう。

ストライクの特徴

ストライクの特徴

出典: https://www.strike.co.jp/corporate/feature.html

ストライクの特徴は、金融機関や会計事務所と密な連携を取りながらM&Aの情報収集をしていることです。

SMARTというM&A情報を配信するサイトも運営しており、気軽に売却先を見つけることが出来ます。

公認会計士ならではの専門知識を自分も学んだうえで、M&Aを実践したいと考えている人におすすめです。

会社名 株式会社ストライク(上場)
業者のタイプ 仲介型
得意な業種 非特化型
対応地域 日本全国
報酬体系 着手金・成功報酬
公式ホームページ https://www.strike.co.jp/

4. M&A仲介会社の役割

役割

出典: https://www.photo-ac.com/

M&A仲介会社が行ってくれる業務は大きく4つあります。

  1. スケジュールと戦略の決定
  2. 売却先の選定
  3. 売却条件の交渉
  4. 弁護士や会計士などの交渉

「大金を支払ってまでM&A仲介会社を通す意味ってあるの?」と思われる人もいると思います。

そもそもM&A仲介会社の役割は、M&Aを総合的にサポート・アドバイスをすることです。

1つずつ詳しく確認していきましょう。

業務1.スケジュールと戦略の決定

スケジュールと戦略の決定

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まずは、会社や事業の売却までのスケジュールを組み立てます。

いつ売却したいのかという顧客の要望に合わせて、工程ごとに日程を決めていくのです。

M&Aは検討から成立まで、約3ヶ月~1年かかります。

その間に、企業評価・提案書作成・売却先選定・面談・条件交渉・基本合意・相手企業調査・最終締結・クロージングと、さまざまな工程をこなさなければなりません。

また、出来るだけ早く売却する方法や、より高い価格で売却する方法を考えることも必要です。

これらを踏まえて、「どのような企業にどのようなアピールをするか」を細かく設定していきます。

その中で改めて自社の強み・弱みを再認識することになるでしょう。

このように、過去の事例や持っている情報をフルに活用し、スケジュールと戦略を決定していきます。

業務2.売却先の選定

売却先の選定

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スケジュールと戦略を立てた後は、売却先を選定していきます。

条件に合う企業の紹介や、選定のアドバイスをしてもらうことが可能です。

M&Aでは、目的や売却の条件によって、選ぶべき企業は変わります。

自分では同業他社へ売却した方が良いと思っていても、「A社が異業種開拓したいと思っている」という情報を元にA社へ売却提案をすることもあるのです。

また、自分の持つネットワークではアプローチ出来ない遠方の企業や大手企業にも仲介会社を通すことで、M&Aが実現することもあります。

このように売却先選びはM&Aにおいてとても重要です。

必ず幅広いネットワークを持った仲介会社を選びましょう。

業務3.売却条件の交渉

売却条件の交渉

出典: https://pixabay.com/en/

売却先の候補が決まると、売却の条件交渉をしてくれます。

当然ですが、買い手は出来るだけ安い価格で買収したいと思っていますし、リスクになるものは買収対象から外したいと考えます。

「この条件でなければ買わない」と言われると、売り手は圧倒的に不利な立場です。

しかし、M&A仲介会社は売り手の味方となって、交渉をしてくれます。

要望の伝え方や折れるべき条件など、的確にアドバイスしてくれるのです。

初心者ではわからないことも、過去の事例を参考にアドバイスしてもらえます。

特に公認会計士や弁護士などの士業のいる仲介会社を利用すると心強いです。

業務4.弁護士や会計士などの紹介

弁護士や会計士などの紹介

出典: https://unsplash.com/

会社に弁護士や会計士がいない場合、M&Aに強い専門家を紹介してもらえます。

専門知識を持っている人にしか出来ないこともM&Aでは多いです。

特に、契約書の作成や企業価値の適正な判断、会計処理は専門知識がなければ出来ません。

しかし、中堅・中小企業だと顧問弁護士や選任の会計士がいないことも多いです。

頼れる人がいないと困っていても、仲介会社の持つネットワークで専門家を紹介してもらうことが出来ます。

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5. M&A仲介会社を利用するメリット

M&A仲介業者を利用するメリット

出典: https://www.photo-ac.com/

「買い手は見つかりそうだし、大丈夫」と思って、仲介会社を利用しないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

M&Aを行う際に、仲介会社を利用するメリットは3つです。

  1. 経営者が本業に専念できる
  2. 取引の適正さを確保できる
  3. 思わぬトラブルを回避できる

以上の3つのメリットを順番に見ていきましょう。

メリット1.経営者が本業に専念できる

メリット1

出典: https://unsplash.com/

M&Aの検討から実際に成約するまでをサポートしてもらうことで、経営者は本業に専念することが出来ます。

M&Aには多くの知識や情報が必要です。

また、検討から成約まで3ヶ月~1年の期間がかかってしまいます。

その間、M&Aだけにかかりきりになってしまうと、本業がおろそかになり、収益性が低くなる可能性も出てくるのです。

収益性が低くなると、売却額も下がってしまう可能性があるので本業をおろそかにするメリットはありません。

M&A仲介会社を通すことによって、本業に支障を出さずM&Aも成功させることが出来ます。

メリット2.取引の適正さを確保できる

メリット2

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M&A仲介会社がいることで、取引そのものが適正であるかを判断することが出来ます。

売り手は出来るだけ高く売りたいと思っていますし、買い手は出来るだけ安くで買いたいと思っているものです。

そうしたときに、第三者の視点から適正な金額を判断してくれるだけでスムーズに交渉が進みます。

もし、買い手側に専門家がついていても、代理で自社の専門家が交渉をしてくれるため、希望の売却価格での取引を成功させやすいです。

多くのM&Aを見てきた仲介会社だからこそ、取引が適正であることを判断することが出来るのです。

メリット3.思わぬトラブルを回避できる

メリット3

出典: https://unsplash.com/

M&A仲介会社を通して契約することで、思わぬトラブルを回避することが出来ます。

もし、仲介会社なしで話がまとまったとしても、最終の契約で思わぬトラブルが発生する可能性があるのです。

例えば、最終の契約直前でこのように決裂してしまうことがあります。

買い手:
「思っていたよりもノウハウや技術力が不足している。決算書にはない含み損や回収不能債権もある。だから買収価格を大幅に引き下げたい。」

売り手:
「最終締結前に言うのはおかしい。事実はちゃんと提示していたし、従業員や会社を守るためにも売却価格は変更できない。」

このように、お互いが譲れない主張をしあっている間に決裂してしまうことがあるのです。

仲介会社は、考えられるトラブルを回避したうえで契約書を交わす手伝いをしてくれます。

不慣れが原因で起こるトラブルは非常に多いです。

M&Aの専門家である仲介会社を頼ることでスムーズな契約が成立します。

6. M&A仲介会社を選ぶポイント

M&A仲介業者を選ぶポイント

出典: https://www.photo-ac.com/

M&A仲介会社はM&Aを成功させるために欠かせない存在です。

しかし、「とりあえずM&A仲介会社に頼めば良い」というものでもありません。

自分の会社や事業に合うM&A仲介会社を選ぶ必要があります。

そのため、『M&A仲介会社を決める前に押さえておきたい3つのポイント』を確認しておきましょう。

ポイント1.売り手に親身なアドバイザリー型か確認する

ポイント1

出典: https://www.photo-ac.com/

M&Aの仲介会社を選ぶなら、売り手に親身なアドバイザリー型の会社を選びましょう。

M&A仲介会社は、『仲介型』と『アドバイザリー型』の2つの種類に分けられます。

仲介型とアドバイザリー型の説明

『仲介型』は、売り手と買い手との間に立って中立的にM&Aを成立させようとするM&A仲介会社です。

この場合、とにかくM&Aを成立させるために低価格でM&Aが成立するような傾向にあります。

一方、『アドバイザリー型』は、売り手・買い手のそれぞれからM&Aを依頼されて、依頼主の希望通りになるように交渉を進めていきます。

そのため、売り手から見ると、アドバイザリー型の方が納得のいく金額でM&Aを成立させてくれる可能性が高いのです。

ポイント2.自社と同じ規模のM&A実績があるか確認する

ポイント2

出典: https://www.photo-ac.com/

自社と同規模のM&A実績があるようなM&A仲介会社を選びましょう。

M&Aの交渉では、案件の規模によって必要な能力やスキルが変わってきます。

数人~数十人の小規模会社のM&Aを対象としているのか、数百人を超える大規模会社のM&Aを対象としているか確認しましょう。

ホームページには自社の得意分野を宣伝しているため、どのような案件を取り扱っているか確認することが出来ます。

また、面談の際にも過去の実績を詳細に聞くようにしましょう。

ポイント3.業界特化型か非特化型かを判断する

ポイント3

出典: https://www.photo-ac.com/

特定の業界のM&A案件を取り扱う『業界特化型』と、業界に特化しない『非特化型』のM&A仲介会社があります。

業界特定型であれば、その業界を専業にしているため、情報量・知識量が多く、スムーズなM&Aの成立が期待できるのです。

特に、介護業界・店舗系ビジネス・病院・クリニック・薬局・WEBサイトは、M&Aが活発なため、業界特化型を利用すると案件がまとまりやすくなります。

しかし、すべての業界に対して特化しているM&A仲介会社があるわけではありません。

非特化型であれば、業界を跨ぐマッチングが得意です。

幅広いネットワークを持っているため、先ほど紹介した業界以外でのM&Aは非特化型のM&A仲介会社を選びましょう。

ポイント4.完全成功報酬型の報酬体系を選ぶ

完全成功報酬型の報酬体系を選ぶ

出典: https://www.photo-ac.com

最後に料金体系をチェックしましょう。

成功報酬が多いですが、完全成功報酬型とそうでない場合があります。

完全成功報酬型は、M&Aが成立して初めて費用が発生する報酬体系です。

もしM&Aが不成立となってしまった場合、費用は一切かかりません。

余計なコストが不要になるのです。

しかし、完全成功報酬型でない場合は、業務を始めるにあたって着手金が必要であったり、月額報酬や中間金が必要になります。

もしM&Aが不成立だったとしても、費用は戻ってきません。

料金体系がホームページに記載されていないM&A仲介会社もあるため、必ず面談時に自身で確認をしましょう。

【関連】M&A仲介会社を比較!手数料は?選び方を徹底解説!

7. まとめ

M&Aで必要な手数料は、会社や事業の売却価格によって大きく異なります。

また、M&A仲介会社によっても、報酬体系が異なるため、一概に〇円と言い切ることが出来ません。

しかし、以下の7つの手数料があることを知っておき、相談時におおよその概算を出してもらうようにしましょう。

手数料名 相場 備考
相談料 5,000円~10,000円 正式な依頼をする前にM&Aについての相談をするための手数料
着手金 50万円~200万円 M&A仲介会社に業務の依頼をするために支払う手数料
中間金 50万円~200万円 M&Aの基本合意契約を締結したときに支払う手数料
成功報酬 売却費用に左右される M&Aが成立して最終契約を結んだ後に支払う手数料
リテイナーフィー 30万円~200万円/月 M&A仲介会社に毎月支払う月額の手数料
デューデリジェンス費用 10万円~200万円 M&Aをするにあたって行う財務調査費用
業務実行にかかる実費 実費 出張費や弁護士相談費用など、業務実行にかかる費用

さらに、M&A仲介会社の役割やメリットを十分理解し、良いM&A仲介会社の選び方を知ることが大切です。

無駄なコストを掛けずに会社や事業を売却しましょう!

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