美容雑貨製造業界のM&A情報!メリット・デメリットや注意点を紹介

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取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

美顔器やヘアアイロンなどの美容雑貨を製造・販売する美容雑貨製造業界は、海外製品の人気などからM&Aが活発になっている業界です。本記事では、美容雑貨製造業界のM&Aについて、そのメリットやデメリット、実際に行われたM&A事例などを解説します。

目次

  1. 美容雑貨製造業界のM&A情報
  2. 美容雑貨製造業界M&Aのメリット・デメリット
  3. 美容雑貨製造業界M&Aの流れ
  4. 美容雑貨製造業界のM&A相場
  5. 美容雑貨製造業界のM&A事例
  6. 美容雑貨製造業界M&Aの注意点
  7. 美容雑貨製造業界のM&Aをする際におすすめの相談先
  8. まとめ
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1. 美容雑貨製造業界のM&A情報

美容雑貨の商品ジャンルは多彩であり、女性をメインターゲットとするインターネット通販や専門店なども多くみられます。

本記事では、美容雑貨製造業界のM&A情報について解説していきますが、まずは美容雑貨製造業界とは何か、業界の現状や市場環境、M&A動向といった基本情報を概観します。

美容雑貨製造業界とは

美容雑貨とは美顔器やフェイスマスクなどのような美容に関連した製品のことで、美容雑貨製造業界はこれらの製品を製造・販売しています。

美容雑貨製造業界では、販売チャネルとしてインターネット通販を積極的に展開している企業も多くみられます。

美容雑貨は化粧品と違って、毎日使うわけではない品もあります。そのため、美容雑貨製造業界は独自の製品を手がける小規模なブランドも多く、多彩な商品をどれだけ提供できるかがカギとなる業界といえます。

美容雑貨製造業界の現状・市場環境

美容雑貨製造業界の現状・市場環境はどのようになっているのでしょうか。ここでは、業界にみられる2つの特徴について解説します。

【美容雑貨製造業界の現状・市場環境】

  1. 低価格の商品による収益性の低下
  2. 海外生産と輸入が増加

低価格の商品による収益性の低下

総務省の調査によると、美容雑貨の1世帯あたりの支出額は、ここ数年でやや増加しています。

しかし、最近は100円ショップやドラッグストアなどの低価格商品の質が高くなっているため、商品の低価格化により収益性が低下する傾向にあります。それに伴い、美容雑貨製造業界も苦しい経営を強いられることが多くなってきています。

こういった状況下で美容雑貨製造業界が収益性を上げていくためには、特定の層をターゲットにしたり、特別な機能性を持つ製品を開発するなど、差別化できるかが重要になってきます。

海外生産と輸入が増加

近年は、海外の美容雑貨の人気が高まっており、輸入の増加が国内製品の低価格競争に拍車をかけています。また最近では収益性を改善するために、海外に製造拠点を置く企業も増えています

海外の美容雑貨はいろいろありますが、近年は例えば美容マスクや美顔器・脱毛器などを、韓国などから輸入する事例が増えてきています。インターネットで個人輸入する人も増えており、個人輸入のための通販サイトも人気になっています。

美容雑貨製造業界のM&A動向

美容雑貨製造業界のM&Aは、他業種に比べて特別活発というわけではありませんが、それでも多くの美容雑貨製造業界の企業がM&Aによって事業拡大を目指しています。

例えば、個性的でコアな顧客を持つ美容雑貨製造業界の会社を、大手がM&Aで買収してスケールメリットやシナジー効果を獲得する事例もみられます。

美容雑貨製造業界は収益性の低下をどう解決するかが課題であるため、M&Aで収益性を改善する事例は今後も増えてくると考えられます。

【関連】美容院・美容室の売却・M&A・譲渡!相場はいくら?【成功事例あり】

2. 美容雑貨製造業界M&Aのメリット・デメリット

M&Aというのは実行すれば、事業拡大できるわけではなく、メリットとデメリットを踏まえたうえで、メリットが大きいかどうかを判断する必要があります。

判断を誤るとM&Aで巨額の買収を行ったのにもかかわらず、思ったような効果が得られず大きな損失となるケースもあります。この章では、美容雑貨製造業界M&Aのメリット・デメリットについて、主なポイントを解説していきます。

美容雑貨製造業界M&Aのメリット

美容雑貨製造業界のM&Aを行う際は、後継者問題の解決や雇用先確保など、自社が求めるメリットが得られるかを考える必要があります。

主なメリットには以下のようなものがあり、得られる見込みが十分ある場合、M&Aが有効な手段となりえます。

【美容雑貨製造業界M&Aのメリット】

  1. 後継者問題の解決
  2. 従業員の雇用先を確保
  3. 生産力の向上
  4. 大量仕入れによるスケールメリット
  5. 譲渡益の獲得

1.後継者問題の解決

後継者問題は、美容雑貨製造業界に限らず日本の中小企業全体の課題であり、国もこの問題を重くみて法整備などの支援を行っています。

美容雑貨製造業界でも、特に中小企業において団塊世代の経営者が引退年齢を迎えていますが、適切な後継者がおらず廃業しなければならないケースが増えています。

経営難でない会社を後継者不在のために廃業するのは、培ってきたノウハウや歴史を失うことにもなり、その商品をひいきにしている顧客や取引先にも迷惑がかかります。

もし、身近に後継者がいない場合は、M&Aで美容雑貨製造業界の会社を他社へ売却して引き継ぐのも有効な手段となります。

【関連】中小企業の後継者問題とは?原因や解決策・対策を徹底解説!

2.従業員の雇用先を確保

後継者問題とも関連していますが、従業員の雇用先を確保できるというのも、美容雑貨製造業界M&Aのメリットの1つです。

後継者がおらず廃業しそうな美容雑貨製造業界の会社をM&Aで存続させれば、そこで働いている従業員の雇用先を確保することができます。

また、倒産しそうな美容雑貨製造業界の会社をM&Aで売却できれば、倒産を回避して従業員を解雇せずに済みます。

M&Aはもちろん黒字の会社のほうが行いやすいですが、買い手にとって特別な魅力があるなら、赤字で倒産しそうな会社でも売却できる可能性があります。

3.生産力の向上

冒頭で述べたように、美容雑貨製造業界は収益性の低下が問題になっています。美容雑貨製造業界で生き残るためには、高い生産性を実現することが重要です。

しかし、中小の美容雑貨製造業界の会社は設備投資にも限界があり、大手ドラッグストアや100円ショップに対抗するのは困難です。

M&Aで大きな工場や豊富な生産設備を持つ会社の傘下に入れば、その会社の設備を利用して生産力を向上することが可能です。

もちろん傘下に入ると自由な経営ができなくなりますが、そのデメリットと天秤にかけてメリットが大きい場合は、M&Aが有力な手段となります。

4.大量仕入れによるスケールメリット

生産力の向上とも関係していますが、M&Aで設備の整った大手に買収されると、大量仕入れが可能となりスケールメリットによるコスト減が図れます。それにより収益性が向上し、自社単体では実現できなかった事業拡大が可能になります。

大手による買収でなくても、同じような製品を製造している美容雑貨製造業界の会社同士が、資本提携などで協働してスケールメリットを得ることも可能です。

5.譲渡益の獲得

M&Aは金銭で会社を売買する取引なので、売却側は譲渡益を得ることができます。譲渡益の獲得を目的として、美容雑貨製造業界のM&Aを行うケースも多いです。

例えば、美容雑貨製造業界から撤退して他業種に進出したい場合、美容雑貨製造業界の会社を売却して、その譲渡益で新しい事業を興すことができます。

また、売却益は経営者を始めとする株主に入るので、エグジットの手段としてM&Aを活用することもできます。

美容雑貨製造業界M&Aのデメリット

M&Aはメリットにばかり目が行きがちですが、デメリットも把握して両者を天秤にかけないと、M&A後に思わぬ失敗や不利益が発生して後悔することになります。

美容雑貨製造業界のM&Aを行う際は、デメリットも理解しておくことが大切です。注意しておきたい主なデメリットとしては、以下の3つが考えられます。

【美容雑貨製造業界M&Aのデメリット】

  1. 大量の在庫を抱える可能性がある
  2. 人材や取引先の流出
  3. 簿外債務などの発覚

1.大量の在庫を抱える可能性がある

美容雑貨製造業界の会社をM&Aで買収する際は、売り手企業の在庫に気をつける必要があります。売り手の在庫状況を把握しないままM&Aを行うと、買収後に思わぬトラブルを招く可能性もあります。

また、クレームによる返品などで在庫が増えている場合は、M&Aそのものを断念する選択肢も考える必要があるでしょう。

2.人材や取引先の流出

M&Aで美容雑貨製造業界の会社を買収する目的として、売り手側企業の人材や取引先を獲得したいことがあります。

しかしM&Aで買収した結果、環境が変わるのを嫌って人材や取引先が流出してしまうケースもあります。

美容雑貨製造業界の会社を買収する際は、売り手側企業の従業員や取引先などに配慮し、流出しないように注意することが大切です。

3.簿外債務などの発覚

M&Aで美容雑貨製造業界の会社を買収する際は、売り手側企業の財務状況をよく確認しておく必要があります。

もし、売り手側企業に簿外債務があるのを気づかずに買収してしまうと、後で思わぬ負債を背負うことにもなりかねません。

M&Aを行う際は、財務デューデリジェンスを徹底し、簿外債務をあらかじめ洗い出しておくことが大切です。

【関連】会社売却・M&Aで問題になる簿外債務とは?粉飾発見方法と対処方法

3. 美容雑貨製造業界M&Aの流れ

美容雑貨製造業界のM&Aの流れは、株式譲渡事業譲渡といったどのM&A手法を選択するかによって変わってきます。しかし、どの手法を選ぶにしろ、大まかな流れは以下に示したように進んでいきます。

【美容雑貨製造業界M&Aの流れ】

  1. M&Aの専門家に相談する
  2. M&A先の選定及び、交渉
  3. トップ同士の面談
  4. 基本合意書の締結
  5. 買収側によるデューデリジェンスの実施
  6. 最終契約書の締結
  7. クロージング

1.M&Aの専門家に相談する

M&Aは経営者が自分だけで行うのは難しいので、M&A仲介会社などの専門家に相談することになります。

M&A仲介会社はそれぞれ強い分野があるので、自社に合ったところを選ぶことが大切です。

例えば、中小企業なら中小企業専門のM&A仲介会社に相談するのがよいですし、美容雑貨の通販をしているならWEB関連に強い仲介会社を選ぶのがおすすめです。

2.M&A先の選定及び、交渉

M&Aで美容雑貨製造業界の会社を買収・売却するためには、まず相手企業をみつけなければなりません。

M&A仲介会社は独自のネットワークで買い手・売り手候補の情報を持っているので、そのなかから条件に合う相手をマッチングします

条件に合う企業がみつかれば、相手企業の経営者に仲介会社を介して連絡し、交渉を持ちかけます。

3.トップ同士の面談

相手企業と面談の取りつけができたら、実際に経営者と会ってトップ同士の面談を行います。

この場は売却価格などの条件面に関する交渉を行うというよりは、経営理念や相手の経営者の人柄といった、人間的・精神的な部分も見極めるといった要素が強いです。

4.基本合意書の締結

トップ面談が終わり、大まかな条件についての交渉がまとまったら、その時点での合意内容を基本合意書という書面にして締結します。基本合意はまだ最終的な決定ではないため、後で条件を変更することもできます。

売り手企業はトップ面談まではいくつかの買い手企業と同時に交渉を進められますが、基本合意書に独占交渉権が付与される旨が記載されていれば、以降の交渉相手はこの一社に絞られます。買い手企業は、基本合意書の内容に独占交渉権を付与しておくことが大切です。

5.買収側によるデューデリジェンスの実施

基本合意書を締結した時点では、買い手側は売り手側企業の内容について、まだ書類上や経営者との面談でしか分かっていません。

実際にM&Aを実行するためには、さらに詳しく売り手企業のことを調査して、本当に買収していいかを判断する必要があります

デューデリジェンスとは、買い手が売り手側企業の財務や業務内容などを調査することです。デューデリジェンスでは、実際に売り手側企業に訪問して役員から話を聞くこともあるので、売り手側企業はしっかりと協力することが大切です。

【関連】デューデリジェンスとは?意味、期間を解説

6.最終契約書の締結

デューデリジェンスの結果、もし売り手企業に何か問題が発覚すれば、あらためて条件交渉を行って問題点の改善や譲渡価格の引き下げを要求したり、場合によっては交渉を断念することもあります。

もし問題がなく買収の意思が固まれば、交渉で最終条件を固めた後、最終契約書を締結してM&Aを確定させます

【関連】M&AのDA(最終契約書)とは?項目や留意点を解説!ひな形あり!

7.クロージング

クロージングとは、最終契約書の内容にもとづいて具体的にM&Aの手続きを進めていくことです。クロージングの具体的な内容は、株式譲渡か事業譲渡かといったM&A手法によって異なります。

株主総会の開催や許認可の取得など手間のかかる手続きもあるので、M&A仲介会社の指導のもと慎重に進めていくことが大切です。

【関連】M&Aのクロージング手続きの内容や期間を解説!必要書類や成功ポイントは?

4. 美容雑貨製造業界のM&A相場

美容雑貨製造業界はそこまで市場規模の大きい業種ではなく、M&A件数も決して多いわけではないので、売却価格の相場というのは一概に言えない部分があります。

一般には会社の規模が大きければ売却価格が高くなりますが、M&Aは買い手が求めるニーズにマッチした時、価格が跳ね上がることもあります

例えば、買い手が特定のエリアに進出したい時に、ちょうどそのエリアで営業している売り手があれば売却価格が高くなるでしょう。

このように、美容雑貨製造業界のM&Aの相場は一般論を論じるのが難しく、買い手と売り手のニーズによって決まる部分が大きいのが実情です。

5. 美容雑貨製造業界のM&A事例

この章では、実際に行われた美容雑貨製造業界のM&A事例について、以下の5例を紹介します。

【美容雑貨製造業界のM&A事例】

  1. パスによるマードゥレクスとジヴァスタジオのM&A
  2. ヤーマンによるディーフィットのM&A
  3. 千趣会によるニッスイファルマ・コスメティックスのM&A
  4. アジュバンコスメジャパンによるエクシードシステムのM&A
  5. ピクセルカンパニーズによるビー・エイチのM&A

①パスによるマードゥレクスとジヴァスタジオのM&A

パスによるマードゥレクスとジヴァスタジオのM&A

パス

出典:https://www.pathway.co.jp/

2019年2月に、パス株式会社が株式会社マードゥレクスと株式会社ジヴァスタジオの全株式を取得し、完全子会社化しました。元々両社はパスの子会社でしたが、株式を追加取得して完全子会社としています。

パスは、自社化粧品ブランド「ex:beaute」の通信販売を手がける美容雑貨製造業界の会社で、マードゥレクスとジヴァスタジオは、化粧品・美容雑貨を手がける美容雑貨製造業界の会社です。

パスはマードゥレクスとジヴァスタジオを完全子会社化することで、グループ体制をより強化して企業価値向上と収益拡大を目指すことを目的としています。

②ヤーマンによるディーフィットのM&A

ヤーマンによるディーフィットのM&A

ヤーマン

出典:https://corporate.ya-man.com/

2018年8月に、ヤーマン株式会社が株式会社ディーフィットの株式を取得して子会社化しました。

ヤーマンは美顔器などを製造・販売する美容雑貨製造業界の会社で、ディーフィットはクリーンな和コスメで人気の「まかないこすめ」を展開する美容雑貨製造業界の会社です。

和をテーマにしたインバウンド需要の高いブランドを傘下にすることで、企業価値向上を目指すのが本M&Aの目的となっています。

③千趣会によるニッスイファルマ・コスメティックスのM&A

千趣会によるニッスイファルマ・コスメティックスのM&A

千趣会

出典:https://www.senshukai.co.jp/main/top/index.html

2017年6月に、株式会社千趣会がニッスイファルマ・コスメティックス株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しました。

千趣会は通信販売「ベルメゾン」を運営する美容雑貨製造業界の会社で、ニッスイファルマ・コスメティックスは化粧品ブランド「リスブラン」「オレンジラフィー」を手がける美容雑貨製造業界の会社です。

千趣会はニッスイファルマ・コスメティックスを傘下に加えることで、伸び悩んでいた2つのブランドをシナジー効果で事業拡大することを目的としています。

④アジュバンコスメジャパンによるエクシードシステムのM&A

アジュバンコスメジャパンによるエクシードシステムのM&A

アジュバンコスメジャパン

出典:https://www.adjuvant.co.jp/

2016年6月に、株式会社アジュバンコスメジャパンが、エクシードシステム株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しました。

アジュバンコスメジャパンは、自然派の化粧品・美容雑貨を手がける美容雑貨製造業界の会社で、エクシードシステムは美容室専用のPOSシステムを開発する会社です。

アジュバンコスメジャパンはエクシードシステムを傘下に加えることで、美容業界向けサポートシステムを内製化してコンサルティング業務を強化することを目的としています。

⑤ピクセルカンパニーズによるビー・エイチのM&A

ピクセルカンパニーズによるビー・エイチのM&A

ピクセルカンパニーズ

出典:https://pixel-cz.co.jp/

2016年3月に、ピクセルカンパニーズ株式会社が、株式会社ビー・エイチの株式を取得して子会社化しました。

ピクセルカンパニーズは、通販企業向けに消耗品商材の販売などを行う会社で、ビー・エイチは業務用の美容関連用品を販売する美容雑貨製造業界の会社です。

ピクセルカンパニーズの商品調達力とビー・エイチの商品開発力を活用し、収益拡大を目指すのが本M&Aの目的となっています。

6. 美容雑貨製造業界M&Aの注意点

M&Aは成約できるわけではなく、多大な時間と労力を使っても成約できずに終わることもあります。

そういった事態を避けるためには、M&Aの注意点を押さえておく必要があります。美容雑貨製造業界のM&Aを行う際は、以下のような点に注意することが大切です。

【美容雑貨製造業界M&Aの注意点】

  1. 売却のタイミングを逃さない
  2. M&A前の在庫状況に注意する
  3. 在庫の劣化など品質管理に注意
  4. 情報漏洩によるM&Aの失敗
  5. M&Aの専門家選びに注意する

1.売却のタイミングを逃さない

M&Aは、仲介会社に初期相談を持ちかけてから最終的に成約するまで、少なくとも3か月程度、長い時は1年以上かかることもあります。

その間に会社の経営状態や業界動向が変化してしまうと、M&Aの最適なタイミングを逃してしまいます。

美容雑貨製造業界のM&Aを行う際は、売却のタイミングを逃さないことが重要です。会社の経営状態や業界動向を把握したうえで、できるだけ短期間で成約することがカギになります。

2.M&A前の在庫状況に注意する

美容雑貨製造業界のM&Aでは、売り手が過剰な在庫を持っていると買い手に敬遠されやすくなります。M&Aを行う際は、M&A前の在庫状況に注意することが大切です。

3.在庫の劣化など品質管理に注意

美容雑貨にはさまざまな種類があり、なかには長期間の保存に向いていないものもあります。美顔器などの美容機器は問題ありませんが、化粧水や乳液のような商品は品質管理状態や経年により劣化する恐れもあります。

M&Aによって在庫を買い手に引き渡す場合は、品質が劣化しないよう管理を徹底しておく必要があります

4.情報漏洩によるM&Aの失敗

M&Aは情報漏洩対策が重要であり、交渉中に情報が漏れたためにM&Aが失敗するケースもあります。

特に従業員にM&Aの事実が知れると不安を与えるので、成約するまでは情報を明かさないのがセオリーとなっています。

M&Aを行う際は、仲介会社と交渉相手に対しては秘密保持契約を締結し、さらに社内でM&Aの事実が漏れないように対策することが大切です。

【関連】秘密保持契約(NDA/CA)とは?

5.M&Aの専門家選びに注意する

M&Aを行う際は専門家のサポートを得ることになりますが、その選択肢は非常に多いので、適切な専門家を選ぶことが大切です。

M&Aを専門に扱っているM&A仲介会社を選ぶケースが一般的ですが、ほかにも金融機関のM&A部門に相談することもできます。また最近は、事業引継ぎ支援センターといった公的機関も充実してきています。

基本的には、中堅・中小企業はM&A仲介会社、大企業は金融機関、小規模事業者は公的機関が向いている傾向があります。しかし、最終的には経営者自身が自社に合った専門家を選ぶことが大切です。

7. 美容雑貨製造業界のM&Aをする際におすすめの相談先

美容雑貨製造業界のM&Aをお考えの際は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。さまざまな業種での実績があるM&Aアドバイザーが、親身になってクロージングまでサポートいたします。

料金体系は完全成功報酬制(※譲渡企業様のみ)となっており、着手金は譲渡企業様・譲受企業様とも完全無料です。

無料相談は随時受け付けておりますので、美容雑貨製造業界のM&Aをご検討中の経営者様は、お電話かメールでお気軽にお問い合わせください。

【関連】美容院・美容室のM&A・事業承継ならM&A総合研究所
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8. まとめ

美容雑貨製造業界は、収益性の低下や輸入品の人気などから、今後M&Aが活発になると考えられる業界です。中小企業も含めた美容雑貨製造業界の経営者にとって、M&Aはより身近なものになっていくでしょう。

【美容雑貨製造業界の現状・市場環境】

  1. 低価格の商品による収益性の低下
  2. 海外生産と輸入が増加

【美容雑貨製造業界M&Aのメリット】
  1. 後継者問題の解決
  2. 従業員の雇用先を確保
  3. 生産力の向上
  4. 大量仕入れによるスケールメリット
  5. 譲渡益の獲得

【美容雑貨製造業界M&Aのデメリット】
  1. 大量の在庫を抱える可能性がある
  2. 人材や取引先の流出
  3. 簿外債務などの発覚

【美容雑貨製造業界M&Aの流れ】
  1. M&Aの専門家に相談する
  2. M&A先の選定及び、交渉
  3. トップ同士の面談
  4. 基本合意書の締結
  5. 買収側によるデューデリジェンスの実施
  6. 最終契約書の締結
  7. クロージング

【美容雑貨製造業界のM&A事例】
  1. パスによるマードゥレクスとジヴァスタジオのM&A
  2. ヤーマンによるディーフィットのM&A
  3. 千趣会によるニッスイファルマ・コスメティックスのM&A
  4. アジュバンコスメジャパンによるエクシードシステムのM&A
  5. ピクセルカンパニーズによるビー・エイチのM&A

【美容雑貨製造業界M&Aの注意点】
  1. 売却のタイミングを逃さない
  2. M&A前の在庫状況に注意する
  3. 在庫の劣化など品質管理に注意
  4. 情報漏洩によるM&Aの失敗
  5. M&Aの専門家選びに注意する

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