2022年01月08日更新
M&Aのサポートの依頼先とサービス内容は?仲介会社の選び方も紹介
現在、M&A件数は増加の一途です。特に中小企業においては事業承継を目的としたM&Aを国も推奨しており、それをサポートする会社も一気に増えました。初めてのM&Aでサポートを依頼する際に困らないための情報とおすすめの会社を紹介します。
1. M&Aのサポートとは
経営者の高齢化、後継者不足による事業承継需要や、経営者のM&Aに対する意識の変化、国によるM&Aの推進などによって、近年M&Aは増加し続けています。それにともない、M&Aのサポートを行う専門家の需要も高まっているのが現状です。
まずは、M&Aの際にサポートが必要な理由などについて解説します。
M&Aをサポートする専門家とは
M&Aをサポートする専門家には、M&Aアドバイザリー、M&A仲介会社のように、M&Aサポートを主事業としているケースや、経営コンサルティング会社、弁護士事務所、税理士事務所などが事業の一環としてM&Aサポートを行っているケースがあります。
また、地方銀行や商工会・商工会議所、公的機関などでは、アドバイスのみ行うケースや、M&A専門家への紹介、M&A業務の一部のみサポートを行うケースもあり、利用者側の選択肢は多様です。
M&Aのサポートが必要な理由
M&Aを行うために必要な知識は幅広く、それらの知識を使いこなすための実務経験も必要になります。また、M&Aの際には相手との交渉を行わなければならず、M&Aの当事者同士が直接交渉する場合、精神的負担は大きなものです。
さらに、M&Aの成功率は一般的に3割から5割ともいわれており、その原因の多くがM&A前の戦略不足やM&A後の統合プロセスの失敗にあります。これらの難題を解決するためには、信頼できる専門家によるサポートが欠かせません。
2. M&Aのサポートを依頼する仲介会社選びのポイント
M&Aのサポートを依頼する際の仲介会社選びのポイントは以下のとおりです。
- 該当する分野の専門的知識・M&A実績を持っている
- サポート依頼案件と同規模の実績がある
- M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
- 手数料・相談料・報酬体系が分かりやすい
- 担当スタッフの対応・相性
該当する分野の専門的知識・M&A実績を持っている
M&Aの仲介会社には、それまでの実績や在籍するアドバイザーの専門分野などによって、それぞれ得意とする業界や、法務・税務・労務などの得意とする分野があります。
基本的にM&Aの仲介会社はどの業界、分野でも対応できますが、よりM&Aによるメリットを最大化させるためには、自社の業界、目的に合った依頼先を選ぶ必要があります。
サポート依頼案件と同規模の実績がある
M&Aのサポートに必要となる知識・実務能力は、案件の規模によっても変わります。M&Aのサポートを依頼する際は、依頼先の過去実績に自社と同規模の案件があるかどうか確認しておくと、M&Aの成功率を上げることができます。
M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
M&A手続きの際には、会社法などの法務から、会計・税務、企業価値算定、業界知識など、幅広い知識が求められます。
また、M&Aでは案件ごとにさまざまな出来事が生じることから、柔軟な対応が求められます。そのため、アドバイザーには豊富な実務経験が必要となります。
手数料・相談料・報酬体系が分かりやすい
仲介会社の中には過去に、M&Aのサポートが進んでいく過程で依頼主が想定していなかった手数料が発生し、トラブルになったというケースがあります。M&Aのサポート依頼先を選定する際に、手数料額や報酬体系の明確さは大事なポイントとなります。
担当スタッフの対応・相性
M&Aのサポートは以前に比べてIT化が進んではいますが、業務の特性からすべてマニュアル化することは難しく、属人的な面が大きい分野です。
そのため、担当者との相性・信頼関係がM&Aの結果にも大きく影響します。相談の段階で担当者の誠実さや相性などをよく見極めることが重要です。
3. M&A仲介会社の主なサポート内容
M&Aのサポートでは、主に以下のような手続きを行います。
- M&A案件の紹介や相手探し
- M&Aの際の交渉
- M&A先企業のデューデリジェンス
- 契約書類の作成
- 統合プロセスの調整
M&A案件の紹介や相手探し
買い手側であればM&A案件の紹介、売り手側であれば最適な売却相手探しを行います。M&A仲介会社によって保有案件数・案件内容や相手探しのネットワーク網に違いがあるので、希望の条件に合いそうな案件情報を持っている仲介会社探しも重要です。
M&Aの際の交渉
M&A手続きにおいて、相手との交渉は時間と手間がかかり負担が大きいものですが、M&Aの仲介会社は交渉を代行して行います。実務経験が豊富で交渉力の高いアドバイザーであれば、短期間で円滑に交渉を成立させることも可能です。
M&A先企業のデューデリジェンス
買い手側は相手企業のデューデリジェンス(企業の内部監査)を行います。デューデリジェンスには専門的な知識と経験が必要です。デューデリジェンスをいかに徹底して行えるかによって、M&A後の成功率を大きく左右します。
契約書類の作成
M&A仲介会社は、各種契約書類の作成をサポートします。書類作成に不備があると、M&A手続きが長引き、場合によっては一旦保留となってしまうケースもあり、注意が必要です。短期間でスムーズに書類の作成、契約締結サポートを行えるかどうかも、M&Aサポート会社を選ぶ際の重要なポイントとなります。
統合プロセスの調整
デューデリジェンスとともにM&Aの成功率に大きく影響するのが、PMI(Post Merger Integration=M&A後の経営統合マネジメント)です。M&A仲介会社に統合プロセスのサポートも依頼することで、通常3割から5割といわれるM&Aの成功率を上げることが可能になります。
4. M&Aのサポートを依頼する仲介会社にお困りの方へ
ここまで記してきたように、M&A仲介会社によって特徴は異なり、何を主目的としてM&Aを行うかで最適な仲介会社も変わります。
M&A総合研究所は、実務経験豊富なM&Aアドバイザーが専任で担当し、丁寧にサポートいたします。
通常、M&Aは成約するまで半年~1年以上かかるとされますが、M&A総合研究所は最短3ヶ月のスピード成約した実績も有しています。
当社は完全成功報酬制(※譲渡企業のみ)となっております。無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお気軽にご連絡ください。
5. まとめ
本記事では、M&Aの際におすすめの依頼先紹介を中心に述べました。M&Aをサポートしてもらう依頼先を決めるポイントは以下のとおりです。
- 該当する分野の専門的知識・M&A実績を持っている
- サポート依頼案件と同規模の実績がある
- M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
- 手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
- 担当スタッフの対応・相性
M&A仲介会社などがM&Aをサポートする際は、主に以下のような手続きを行います。
- M&A案件の紹介や相手探し
- M&Aの際の交渉
- M&A先企業のデューデリジェンス
- 契約書類の作成
- 統合プロセスの調整
本記事で紹介したようにM&A仲介会社にはさまざまな特徴があり、目的や希望に合わせて最適な仲介会社を選ぶ必要があります。
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