2020年09月30日更新
事業承継を英語では何という?使い方や英語例文あり!

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企業の国際化が進むなか、自社での会話に英語が用いられている企業も少なくありません。当記事では、事業承継を意味する英語を紹介します。事業承継を意味する英単語の使い方や、英語例文も取り上げているので、英語を用いた事業承継の説明に役立ててください。
1. 事業承継とは
事業承継とは、現在の事業を親族・役員・社員・第三者などから選んだ後継者へ引き継ぐことです。誰を後継者として事業を承継するかによって、親族内事業承継・社内事業承継・M&Aによる第三者への事業承継の3つに分けられます。
かつての中小企業では、親族への事業承継によって会社・事業の継続を図ることが大多数でした。しかし、近年では、少子化や価値観の多様化などが原因で親族への事業承継の数は減り、M&Aでの事業承継の割合が増加しています。
M&Aが広く認知されてきたことや中小企業の案件を取り扱う仲介会社の増加も後押しとなり、後継者不足に悩んでいる企業は、廃業を回避するための手段として、M&Aによる事業承継を選択するようになってきたのです。
2. 事業承継を英語では何という
日本の企業でもグローバル化が進み、社内での公用語に英語を使う企業も見られます。役員や社員へ事業承継を進める旨を英語で伝える際は、どのように伝えればよいのでしょうか。ここでは、事業承継を英語ではどう表現するのかについて掲示します。
事業承継を英語でいうと
事業承継は、英語では「Business succession」です。
「succession」は「succeed」の名詞形で、相続や承継といった意味が含まれており、事業を指す「business」に「succession」の英語をつなげることで、事業承継といい表されます。
親族内事業承継を英語でいうと
親族内事業承継は、英語で「Interfamilial Succession」または「take over the family business」といいます。
「interfamilial」は家族間・家族内を意味する形容詞で、この英語が「succession」を修飾することで、親族内事業承継を表すのです。
もう1つの英語「take over the family business」では、「take over」が引き継ぐことを意味し「the family business」が家業を指すことから、こちらの英語でも親族内事業承継をいい表せます。
親族外事業承継を英語でいうと
社内事業承継、M&Aでの事業承継は、言い換えると親族以外への事業承継ですから、これは親族外事業承継ということです。
親族外事業承継は、英語で「Succession to unrelated person」または「Succession outside relatives」といいます。
前者は、承継を意味する「succession」に「親戚ではない人へ」を表す「to unrelated person」が続けるので、親族外事業承継です。
後者は、「succession」に親族・身内以外を表す「outside relatives」が続くことで、こちらも親族外事業承継を意味します。
3. 事業承継を英語で伝えるときの使い方
ここでは、事業承継を英語で伝える際の例文をケースごとに紹介します。自社に当てはまる場面があればぜひ参考にして下さい。
- 従業員に伝えるケース
- 役員に事業承継の是非を問うケース
- 取引先から事業承継の了承を得るケース
従業員に伝えるケース
家業の引き継ぎを求めたり、事業承継の実行を従業員に伝えたりするケースでは、以下のような文章が使用されます。
- あなたに家業を引き継いでもらいたい。→I want you to take over the family business.
- 自社は親族内承継を実行した。→The company has executed Interfamilial Succession.
- 親族外承継の実行を考えている。→I'm thinking of taking over business outside my relatives.
①では、親族内承継を表す「take over the family business」が用いられていますが、ここでは家業という意味を込めているため、親族外への事業承継でも「take over the family business」が使えるでしょう。
②は、親族内承継を表す「Interfamilial Succession」をそのまま用いた形です。そして、③では、親族を表す「relatives」の前に「my」を置いて「outside」を強調しています。
役員に事業承継の是非を問うケース
事業承継によって事業の引き継ぎを検討している経営者が、役員たちに事業承継の実行に対する反応を窺う際には、以下のような英語が使えるでしょう。
- 自社を事業承継で譲り渡すつもりだが、どう思うだろう。→I'm going to transfer my company as a business succession, but what do you think?
「business succession」の前に、「~として」を意味する「as a」を置いて、会社を譲り渡す手段を説明しています。直接的な表現を避けられるので、相手の反応を窺うときには効果的な使い方といえるでしょう。
取引先から事業承継の了承を得るケース
取引契約にチェンジオブコントロール条項を定めているなら、事業承継を行う際に取引先から了承を得る必要があります。こういったケースでは、下記のような英語が適切でしょう。
- 事業承継で経営権を子どもに譲り渡すつもりだが、了承してもらえるだろうか→
I'm going to transfer the management right to my child on business succession, but will you accept it?
こちらも1つ前のケースと同じく、「business succession」の前に「~によって」を表す「on」を置いて、譲渡する手段を表しています。
4. 事業承継の英語例文
この項では、各シーンに合わせた英語例文を取り上げました。事業承継では、英語による対話が想定されるシーンごとに例文を掲示します。
【英語例文の活用シーン】
- 従業員に事業承継を理解してもらう
- 役員に対する事業承継の提案と状況説明
- 取引先から事業承継の承認を得る
従業員に事業承継を理解してもらう
従業員の理解を得る場面では、下記のような英語例文が適するでしょう。
【従業員に対する事業承継の説明】
- 従業員5名の小規模な企業であっても、M&Aを用いた事業承継が成功している事例もあります。→There are even actual instances of successful business successions through merger or acquisition of small enterprises with just 5 employees.
役員に対する事業承継の提案と状況説明
事業承継に関する役員との会話では、以下のような例文が挙げられます。
【事業承継の提案】
- スムーズに事業承継を行えるための条件を精査して見ましょう。→Let us now examine the conditions for carrying out smooth business successions.
【事業承継の進捗状況を伝える】
- 事業承継に進展が見られないわけ→Reasons behind lack of progress in business successions
【後継者が見つからないので事業譲渡に切り替える】
- 後継者を見つけられなくても事業承継を希望するなら、事業自体の譲渡が有効的な手段といえます。→If a proprietor cannot find a successor but still wants someone to take over his or her business, one effective means of succession is through the sale of the business itself.
【第三者に対する事業承継も検討している】
- 事業承継の手法では、子どもたちへの事業承継はもちろん、M&Aなどのスキームを利用した「次の世代へのビジネスリソースの承継」という視点からも、事業承継の手法の可能性を掘り下げたい。→We analyze in greater depth methods of business succession from the point of view of ensuring the transfer of business resources to the next generation through, for example, M&As, as well as handovers to relatives such as sons and daughters.
【今後の対応をまとめる】
- つまり、事業継承を促進させるためには、継続した取り組みが求められます。→Action should therefore continue to be taken to facilitate business successions.
取引先から事業承継の承認を得る
取引先に事業承継を認めてもらうケースでは、下記のような例文が挙げられます。
【第三者への事業承継を認めないことで廃業の恐れがあることを伝える】
- 長年に及ぶ高度なスキル・ノウハウの蓄積があるのに、後継者を見つけられず、適切に事業継承を完了できなかったことで廃業してしまう中小企業が存在しています。→There are SMEs that exit despite their advanced skills and the know-how which they have accumulated over many years because a successor could not be found and the succession of the business could not make proper progress.
5. 事業承継の相談はM&A総合研究所へ
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6. まとめ
事業承継を意味する英語や、英語の使い方、使用が予想される英語例文を取り上げました。公用語に英語を用いていたり、取引先が英語圏に属していたりするケースでは、事業承継の説明に英語での表現を求められます。
しかしながらが、すべての経営者が英語に堪能ではないでしょうから、海外案件にも対応している仲介会社に依頼すれば言葉の心配も不要です。
本記事の概要は、以下のようになります。
【事業承継を英語では何という】
- 事業承継の英語表現
- 親族内承継の英語表現
- 親族外承継の英語表現
【事業承継を英語で伝える時の使い方】
- 従業員に伝えるケース
- 役員に事業承継の是非を問うケース
- 取引先から事業承継の了承を得るケース
【事業承継の英語例文】
- 従業員に事業承継を理解してもらう
- 役員に対する事業承継の提案と状況説明
- 取引先から事業承継の承認を得る
もし、事業承継を進めるうえで英語が必要になるのであれば、クロスボーダー案件を取り扱う仲介会社へ相談するとよいでしょう。海外の案件を取り扱っているのなら、英語に精通したスタッフも在籍しています。
M&A総合研究所は、国内外の案件を対象とする仲介会社です。事業承継に関するご相談は無料でお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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