M&Aの勉強になる本・書籍おすすめ30選〜初心者にもわかりやすい

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M&Aシニアマネージャー
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

M&Aの勉強をしたい時にはいくつかの方法があります。もちろん本や書籍での勉強もその方法のひとつ。ここではM&Aの勉強方法とそれぞれのメリット・デメリット、また初心者にもわかりやすい本や、実際のM&Aの法務・実務を学びたい人におすすめの書籍をご紹介します。

目次

  1. M&Aの勉強方法とメリット・デメリット
  2. M&Aの本・書籍で学びたい内容
  3. M&Aの各スキーム
  4. M&Aのおすすめの本・書籍30選
  5. まとめ
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1. M&Aの勉強方法とメリット・デメリット

M&Aの勉強方法とメリット・デメリット

M&Aの勉強方法は本で学ぶだけではありません。どのくらいの時間を勉強に費やせるのか、どこまで深い知識を得たいのかなどの条件によって最適な勉強方法は違ってきます。ここでは、M&Aを勉強したい人が最適な方法を見つけられるよう、主だった勉強方法とそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。

M&Aを勉強したいと思ったら、まず頭に浮かぶのが本による勉強方法ではないでしょうか。1冊の基本書で初歩的なことからM&Aに関する実務、さらに法務上の手続きなどまで網羅されていることが魅力です。「企業買収とは」といった初心者のための本から、深い知識を盛り込み掘り下げた書籍までさまざまなニーズに応えられるようになることも、本で学ぶ大きなメリットです。

一方で、書店にずらりと並んだ書籍を見てどれを選ぶべきか迷ってしまったり、本の厚さを見て読むことを躊躇(ちゅうちょ)してしまったり、心理的にとっつきにくい面もあります。特に初心者にとっては、敷居が高く感じることがデメリットといえるかもしれません。本で学ぶ場合は、自分の知識に応じたわかりやすい本を選ぶことが大切です。

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Webサイト

空いた時間に手軽に閲覧でき、短い時間で学べることが、webサイトによる勉強の利点です。知りたい情報を探すのが比較的簡単で、初心者にもわかりやすく解説するサイトも数多くあります。ある程度M&Aの知識がある人でも「M&Aの法務関連のことだけ勉強したい」など、的を絞って検索すれば無駄なく勉強できることもメリットの1つといえます。

ただし、ひとつひとつの情報が断片的であり、M&Aのすべてを総合的に勉強したい場合は非効率的といわざるを得ません。特に初心者は、何を学べばいいかわからない状態のことも多く、そのような状態で自分に合ったサイトを検索して学習するのは困難なこともあります。企業買収について一通り勉強したいなら、効率の悪さがデメリットになるでしょう。

動画

最近では動画で勉強できるサイトが多くあります。目と耳から情報が入ってくるため、活字だけの情報よりも頭に入りやすく、また相互のやり取りがなく受動的なため、気構えせずに勉強を始められるのがメリットです。

しかし、1つの動画コンテンツで得られる情報は浅いことが多く、表面的な部分の勉強に限られてしまうのが難点です。特に初心者が企業買収の初歩から実務や法務まで勉強したいとなると、動画コンテンツだけではカバーしきれないことがデメリットになります。

セミナー

直接講師から講義を聞く授業形式のほかにも、ディスカッションのコーナーを設けるなどの工夫をした受講者参加型のセミナーも増えています。講師から直に話を聞くセミナーは、重要なポイントがレジュメに用意されていたりメモをとれたりするため、効率的で記憶に残りやすいのがメリットです。わからないことを質問できるのも大きな利点です。

一方で、セミナーの申し込みに始まり会場に足を運ぶ手間や移動時間を含め、多くの時間をとられてしまうのが難点です。特に、忙しい人や地方に住んでいる人にとってはその負担も増大します。また、セミナーは的を絞ったテーマで行われることが多いため、多くの時間を費やす割に得られる情報量が少ないというデメリットもあります。

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専門家に相談

M&Aの勉強をしたいと思っても、真っ先に専門家に相談することを思いつく人は少ないかもしれません。ある程度の知識がないと恥ずかしい、M&Aを行うと決まったわけでもないのに相談するのは気が引ける、また敷居が高いなど理由はいろいろあるでしょう。しかし、実際は専門家に相談することが一番の近道なのです。

なぜなら、M&Aを行うことのメリット・デメリットは企業によって変わってくるからです。専門家であれば、その企業ごとにどのような形が望ましいのか、将来的なビジョンも含めて企業に合ったスキームを提案してくれるからです。何よりも、M&Aの専門家たちがそろっているM&A仲介会社なら、実務に沿った情報が得られるのが大きなメリットです。

専門家に相談する際は、相談料が無料の仲介会社を選ぶとより安心です。M&Aの規模にかかわらず、どんな形態のM&Aでも相談できます。

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2. M&Aの本・書籍で学びたい内容

M&Aの本・書籍で学びたい内容

M&Aに関する本・書籍で学べる内容は多岐にわたりますが、数ある勉強方法の中でも本で学ぶのに適した内容があります。ここでは、M&Aの勉強方法として本・書籍で学ぶと効率的なものをピックアップしました。

M&Aの面白さ

M&Aについて先行するイメージはときに「資本主義世界においての弱肉強食の縮図」のような単純なストーリーとして捉えられることがあります。しかし実際のM&Aは、企業買収する側と技術や企業を売却する側双方に明確な目的があり、メリットもあるからこそなり立つものです。

M&Aの仕組みや企業間にもたらすメリットなどを知ることで、単に「企業買収」などの枠では捉えられない面白さや奥深さが学べます。そのためには、M&A初心者でも興味が持てるよう図などを使って解説しているわかりやすい本や、基本書のような書籍を読むのが一番です。

M&Aの概要

「M&Aとは何か?」を一口で説明することは非常に難しいことですが、大まかな概要を知ればM&Aが企業間にどんな効果をもたらすのかが見えてきます。書籍ではイラスト付きなど、初心者にも入っていきやすいような入門編の基本書がたくさんあります。

時間の余裕があるときに自分のペースで手にとれる、また構えることなくM&Aの知識を得られることなどから、初心者ほど本で勉強することが最適なのではないでしょうか。M&Aの概要をまず知るには、専門用語を多用しないわかりやすい本を探すことが一番です。

M&Aの法務・税務・財務

M&Aを行うにあたり、各種法律は遵守しなくてはならず、税務や財務についてもしっかりと知識を持たなくてはなりません。M&Aに関する本・書籍の中には、こうした特定の分野に特化したものもあるため、M&Aを行うために必要なひとつ上の段階の知識が身に付きます

また、専門用語も多いM&Aにおいて、その辞典となる本も出版されていることから、基本書や専門分野の本・書籍と合わせて読むことで、より深い知識を身につけられます。

ただし、法務や財務・税務については改正などによって内容が変わることもあるため、最新のものを購入しましょう。

3. M&Aの各スキーム

M&Aの各スキーム

M&Aは単に株の売買だけでなく、たくさんの手法があります。合併や事業譲渡なども含め、どの方法が一番利益になるのか、それは企業や目的によってケースバイケースです。ケースごとの各スキームを知るには本で勉強する方法が適切です。

なぜなら、さまざまなM&Aの手法やスキームが、1冊の書籍にまとめられている場合が多いからです。各スキームをセミナーで勉強しようと思うと、手法ごとに複数のセミナーに参加せねばならない場合があり、あまり効率が良いとはいえません。その点、本で勉強する場合は各スキームについてのわかりやすい基本書が1冊あれば事足りるのです。

また、M&Aで買収を考える企業において、相手企業の内容を知ることも非常に重要となります。そのためM&Aスキームのみならず、その相手企業が本当に買収対象となるのかを判断できる知識も身につけなければなりません。その際に必要となる知識を勉強できる本の内容を、これから見ていきましょう。

貸借対照表

貸借対照表は決算書類の1つで「BS」や「バランスシート」とも呼ばれます。会社の価値を見定める際に非常に重要な情報の一つです。対象となる会社が決算日時点でどのような負債があるのか、またその負債額を差し引いた純資産が示されている報告書なので、貸借対照表を見ればその会社の価値がわかります

M&Aの対象会社を絞り込む際に財政状態を把握し、経営の健全性を確認することは必要不可欠な作業なので、貸借対照表の読み方は本でしっかり勉強したい項目です。

損益計算書

貸借対照表とともに、入念にチェックしたいのが「PL」とも呼ばれる損益計算書です。貸借対照表が決算時点で会社にどのくらい負債があって、負債を差し引いた純資産がどのくらいなのかを示すのに対し、損益計算書はある一定期間にどれだけの利益を生んだかを示すもので、利益の内訳もわかります。

買収対象会社の初期調査の段階で必ず確認しておく情報で、財政状況を確認する重要な手掛かりになるので、M&Aを視野に入れた段階でしっかり勉強しておく必要があります。わかりやすい本を探しましょう。

価値算定

企業価値を算定するにはいくつかの手法があり、企業価値を見定める方法は背景や買収目的によって案件ごとに違います。数ある価値算定方法の中から適切な手法を選んでより正しい方向から対象企業の価値を判断することが、M&Aにおいては非常に重要です。

数ある手法と取引の形態の中から最適な算定方法を選ぶには、どのような手法があるのか、ケースごとの最適な価値算定はどれなのかを学び、深い知識まで掘り下げた書籍で勉強するのがベストだといえます。

4. M&Aのおすすめの本・書籍30選

M&Aのおすすめの本・書籍30選

ここからは、M&Aを学ぶ際におすすめの本・書籍をご紹介します。実務に関する基本書のような初心者向けの本から、M&Aに関する実務書、法務に関する解説本など、項目別に挙げていますので最適な1冊がきっと見つかります。

初心者向けのやさしい基本書・入門書

まずは「M&Aってどういうもの?」という方に、とっつきやすくわかりやすい基本書をご紹介します。「M&Aは難解なもの」という概念をなくしてしまう本を集めました。図解やイラスト入りで楽しみながら読み進めていける本もあります。

世界でいちばんやさしいM&A入門ゼミナール

M&Aの予備知識、基礎知識がまったくなくてもあっと言う間に読み進められ、M&Aの概要が楽しく理解できる本です。コミック本のようなイラスト入りで会話形式ですので、内容を追っていくだけで自然とM&Aが頭に入ってきます

この1冊を読めばM&Aのベースの部分が理解できるので、より高度なステップに進むための準備という位置づけでもよいかもしれません。いずれにしろ、M&Aの予備知識がまったくない状態から読むには最適な基本書です。

手にとるようにわかるM&A入門 会社を揺さぶる「合併・買収」

公認会計士が書いたM&A入門書です。M&A全般をまんべんなく網羅していて「M&Aとは?」という基本的なことから敵対的買収まで、ポイントをおさえて解説してあります。1冊読み終えると、新聞に書かれている内容程度であればすんなり理解できるようになる基本書です。

図も多用されており、読む・見るの両観点からM&Aにまつわるさまざまな項目を理解できるため、感覚的に物事を覚えるタイプの人にもぴったりといえるでしょう。発行年は2005年と新しくはないものの、これからM&Aを勉強する人には最適なわかりやすい本です。

企業買収の裏側ーM&A入門ー

実際の事例を交え、M&Aの種類や買収のプロセスを解説することにより、架空の事例を挙げるよりも頭に入りやすいのが特長です。タイトルには企業買収の裏側とありますが、いわゆるゴシップ的な話ではなくM&Aの実務について実例を挙げながらわかりやすく解説した基本書です。

M&Aをお見合いから結婚、破談などになぞらえて解説しているため、初心者でもとっつきやすく勉強になります。また、専門書としては手にとりやすい値段なので、M&Aのことをざっくり知り、各部門の詳しい流れは別の方法で勉強したいM&A初心者にもぴったりの本です。

財務マネジメントの基本と原則

財務マネジメントの基本的なことが網羅されています。損益計算書、貸借対照表など決算書類の数字が具体的な意味を持って頭に入ってくるようになります。物語形式で進むため難なく読み進めていけます。

また、一方的に知識を押し付けるのではなく、なぜこうなるのか、こういう場合はどうしたらよいのかなどを読み手に考えさせるので、頭に入れた知識をリロードしやすいのも特長です。内容はあくまで実践的で、すぐに活用したい人やM&Aの財務関連を中心に勉強したい人向きの本です。

まんがでわかるオーナー社長のM&A

中小企業のオーナー社長がM&Aを知りたいと思ったときに、気軽に読めそうなまんが本です。しかしながら内容は、中小企業の後継者不在、相続、事業継承問題などを実際に取り上げる本格的なM&Aの基本書です。

主人公の女性はプロポーズされ幸せの絶頂期。そんな中、実家の父が倒れ経営する酒蔵の諸問題が明るみに出ます。主人公はM&Aを使い難問をどう乗り切っていくのか・・・。多くの中小企業が抱える問題の乗り切り方を主人公の体験を通して一緒に学べます。忙しくて勉強の時間がなかなか取れない初心者でも、仕事の合間の隙間時間があれば手軽に読み進められるのではないでしょうか。

会社のお金はどこへ消えた?

M&Aの初期調査をするにあたって重要になってくるのが、対象企業の決算書(PL、BS、CF)です。これらはデューデリジェンスの前にしっかり調査することが必要です。しかし、肝心の書類を完全に読み解くことができないケースもあるでしょう。

M&Aに際し、とても大切な決算書のどこをどんな風にチェックしたらいいのか、決算書から読み取れることなど、重要な項目を簡単な言葉で具体的に伝えてくれる非常にわかりやすい本です。M&A全体の流れが頭に入ったらぜひ読んでおきたい1冊です。

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最新式 英文併記M&A頻出用語辞典ーM&Aに関わるすべての実務家のために

M&Aの分野は時代とともに進化しています。この本は、M&Aの概要や実務の本ではありませんが、法律、会計、財務の観点からM&Aで頻出する用語に解説を加えた辞典です。M&A実務の本でわからない専門用語が出てきたときに手元にあると非常に助かる1冊です。

M&Aの実務に関する本

ここからは、M&Aの概要から勉強したい人はもちろん、M&Aの実務に関する具体的な勉強をしたい人にもおすすめの本をご紹介します。

この1冊でわかるM&A実務のプロセスとポイント

中小企業のM&Aにおいて、始める方法や最低限知っておきたいことは何か、などをまとめたマニュアル本です。はじめてM&Aを担当することになった人がM&Aの手順や流れを知るためには、こういったマニュアル本を読むのが一番の近道でしょう。深く掘り下げた内容ではないものの、簡易な言葉で一通りのM&A実務の流れが把握できます。

M&Aの実務プロセス〈第2版〉

M&Aの流れを主に企業買収を行う側の視点で書いており、この本を読めばターゲット探しからクロージングまでの一連の流れが把握できるようになっています。

細かいテクニックについては専門家と相談しながら進めていく方が安心ですが、M&Aの初期段階から具体的にどんなことをすればいいのかという流れを知りたいなら最適な書籍です。はじめてM&Aの実務について勉強する人に、まず読んでほしい1冊です。

損をしない会社売却の教科書~中小企業のためのM&A戦略~

後継者のいないオーナー企業でM&Aを視野に入れている人に最適な本です。会社売却の基本書で、損をしない方法、最良の結果を生む方法を模索する人にはぜひ手にとっていただきたい本です。

もちろん会社売却だけの内容ではなく、会社の価値についての解説や、経営者としてどこを目指すべきなのか、会社売却の意義などをふんだんに織り込んでいるので、M&Aの実務を知りたいすべての人に有益な本となるでしょう。企業買収側の切り口が多い中で、売却側の視点で詳しく書かれているのがおすすめする理由です。

M&Aによる事業再生の実務

M&Aを使って事業再生を成功させるための実務を、ストーリー仕立てで解説した本です。M&Aの中でも最初の難関ともいえるスポンサー選定に重点を置いているため、M&A初心者には心強い1冊になっています。

事業再生の実務的な手続きの方法が主で、テンプレートとして実際に使えそうなサンプルも掲載されていますので、実務を勉強したい初心者には非常に有用な1冊です。

会社売却とバイアウト実務のすべて

売り手側の視点から見た実務のすべてを丁寧に解説した基本書です。さらに売却価格の算定方法も解説。疑問と解決をセットで掲載していて一部、物語風にバイアウトの流れを説明する箇所もあり、一連の流れがすんなり頭に入るように構成されています。

実際に起こり得る事象が物語で配置されており、まるで売却側の事業主になったようなリアリティが感じられるのが特長です。特に会社売却の視点からM&Aを勉強したい人が、実務に関する辞典のように手元に置きたいわかりやすい本です。

企業買収の実務プロセス〈第2版〉

今後ますます需要が高まるM&Aを、買い手側の切り口から順を追って実務プロセスを解説する本です。企業買収戦略の立案に始まり経営統合に至るまで、ノウハウや考え方をふんだんに盛り込みつつ実践的なマニュアル本を目指しています。

平成26年の会社法改正、平成29年度の税制改正などの部分を改訂した第2版は、最新の実務を反映して加筆、修正を加えて非常にわかりやすい本になっています。

JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

二度に渡る海外の企業買収によって今日があるJT。たばこの世界シェア第3位の企業へと成長したJTの副社長の著作です。M&Aの当事者だからこそ伝えられるノウハウはまさに生きた情報。M&Aを進めていくにあたり立ちはだかる課題にどう取り組んでいくか、大企業のM&Aがどのように成し遂げられたかなどがストーリー仕立てで書かれていて、大企業のM&Aについて非常にわかりやすい本です。

単に実務的なプロセスだけでなく、人材育成やリーダーシップのあり方にも言及した数少ないM&A基本書といえます。海外企業買収だけの内容にとどまらず、企業変革を遂げたいリーダーにとっても指南書といえる良書です。

[最新版]中小企業のためのM&A徹底活用法

生き残りを賭ける中小企業はM&Aをどう活用するのか。後継者問題、新規事業の立ち上げなど、中小企業が抱える多くの課題や問題点に対して、M&Aを使ってどう解決に導くのかは多くのオーナーが抱える難問です。

自社の行き詰った状態から脱却するために、目からウロコのM&A活用術があるかもしれません。また、会社をさまざまな視点から見直すと、今まで気が付かなかった新しい会社の価値を発見することも。中小企業の抱える悩みをM&Aの徹底活用によって解決に導くヒントをくれる本です。

よくわかる中堅中小企業のM&A活用法

後継者に悩むオーナー社長のために、事業継承の手段として注目を集めているM&Aの活用法を解説しています。図や表を使ってわかりやすく解説、また成功例と失敗例のケーススタディも豊富で最後まで興味深く読み進められます。

「M&Aとは?」「さまざまな手法と進め方は?」といった初心者が知りたい情報から、M&Aの活用法など具体的な事例まで書かれているので、後継者問題を抱えるオーナー社長が最初に読む基本書のような感覚で手にとれる本です。

一歩進んだ情報を得られる実務書

ここからは、M&Aの一通りの実務はわかっているものの、より効果的なM&Aを知りたい人や企業買収を違った視点から見ることやより深く理解したい人向きの本をご紹介します。

バリュエーションの教科書

ファイナンス全体をピラミッドに例え俯瞰的に理解することで、頂点ともいえるM&Aや企業価値算定を理解するスタンスのテキストです。数学や統計学といったファイナンスの土台から始めるのではなく、ファイナンス全体の骨格に肉付けをしていくという新しいアプローチで書かれています。

M&Aの基本書を読み、一通りの知識を得てから読むとファイナンスの理論とM&A実務のギャップが埋められ「なるほど!」と思える1冊です。

M&Aシナジーを実現するPMI

企業買収後の事業や組織の統合について詳しく解説しています。M&Aの手法や実践に伴う手続きに関する書籍が多い中で、統合後にシナジーを創出して事業価値の向上を図ることを目的とした実務のテキストです。

PMI(合併・買収成立後の統合プロセス)の理解を深めるには最適の1冊です。実務、法務の基本書に目を通してから読めば、よりM&Aの理解が深まり興味深く読み応えのある本となるでしょう。

M&Aファイナンス

M&Aの実務本の中でもファイナンスと法的実務に特化した本です。M&Aである程度実務経験を積んだ人が知りたいと思える情報が網羅されています。M&Aの基礎を学んでいる人、また法務関連とファイナンスを深く理解したい人にとって有用なわかりやすい本です。

買取効果が出る クロスボーダーM&Aの組織・人事手法

注目されているクロスボーダーM&A(海外企業買収・合併)後、買収効果を最大限に発揮することを目指す本です。実務のテキストでありガイドブックでもあるような位置づけです。買収後の人事コントロールや事業構造改革などに言及し、ありがちな買収後の事業の停滞を防ぎ、事業をより成長させることを目的としています。

クロスボーダーM&Aを視野に入れている人もそうでない人も、ビジネスリーダーであれば一読しておきたい良書です。

カーブアウト型M&Aの実務ースタンドアローン問題から価格交渉まで

カーブアウトとは、事業を切り出す形態のM&Aのこと。この本ではカーブアウトM&Aを中心としたM&Aの実務をまとめています。通常のM&Aとは異なった注意点や交渉ポイントなどを詳しく解説しています。近年一般化してきたカーブアウトM&Aを、より深く知りたい人に向けたわかりやすい本です。

M&Aの法務に関する本

ここからは、M&Aの法務デューデリジェンスに関する知識が得られる本をご紹介します。基礎的な法務全般、また諸手続きと手順などが解説されている本など、初心者から上級者向けまで読める本を厳選してピックアップしました。

中小企業買収の法務

増加している中小企業のM&Aを「事業承継型」と「ベンチャー企業」に分け、法務上の手続きを解説しています。通り一遍の知識は最低限におさえ、実際に起こり得るものの想定しきれないようなリアルな事例で理解を深めることができます。

Q&A 親族・同族・株主間・資産譲渡の法務と税務[三訂版]

個人間、会社間などのパターンごとに課税関係を解説する本です。親族や株主間の資産譲渡を考えるオーナーにおすすめ。読者ターゲットを絞った法務関係の書籍なので、必要な事柄が凝縮されていることで深い理解が得られます

実務・法務全般の書籍を読んだものの、親族や株主間の資産譲渡についてはわずかなページしか書かれておらず、今一つ理解できなかったという人にもおすすめです。

M&A実務の基礎[第2版]

M&Aの流れを時系列で紹介。そのプロセスごとの解説に加え、金商法、独禁法、労働法、知的財産法などの法務関連事項を網羅しています。法務担当者だけでなく、さまざまな職種の人が読んでも勉強になります。M&Aの基本的な全体像がわかりやすい本です。

M&Aを成功に導く 法務デューデリジェンスの実務[第3版]

買収対象の法務デューデリジェンスを行うにあたって、出現しがちな問題点を検討、解説している本です。知的財産権、ファイナンス、不動産などの項目別になっていて、デューデリジェンスを行う目的、その内容、どんなことに気を付けるべきかといった事項が検討されています。

業種別 法務デュー・ディリジェンス実務ハンドブック

M&Aの際の法務デューデリジェンスは、M&Aの手法、買収の目的などによってさまざまです。この本は特殊性のある業種の違いに着目し、12業種の法務デューデリジェンスのポイントをチェックリストにしてまとめています

業種別にすることで、より細やかに整理されて読みやすい本です。どの業種にも共通する項目と業種特有の項目に分かれているので必要な箇所を先に読めます。

法務デューデリジェンスチェックリスト

法務デューデリジェンスを行う際に実用的に使えるチェックリストです。リスト通りに調査していけば、何か忘れたかも…という不安から解消されるのが大きな魅力。

いい加減なチェックが後々命取りになりかねない法務デューデリジェンスだからこそ、入念に確認したいもの。この本は手元に置いて項目ごとに漏れがないかチェックする際にも、非常にわかりやすい本となっています。

中小企業M&A実務必携 税務編

中小企業のM&Aのうち、実に90%以上を占める株式譲渡。その株式譲渡の税務に関するポイントをわかりやすくまとめた本です。もちろん基礎知識も前半でまとめられており、M&Aの法務関連初心者にもおすすめできます。理論を勉強するよりも、すぐに実践で使いたい人向きです。

M&Aの契約実務[第2版]

M&Aの契約実務の初回版から約8年、2018年9月に出版された待望の第2版です。M&A取引のスタンダードな条項に加え、前版で網羅しきれなかった外国法や海外取引実務の影響など、昨今の時代背景を反映して加筆されています。債権法改正もフォローしているので、最新のM&Aの実務を学びたい人に最適です。

M&A法大系

M&A実務の専門家である弁護士陣が、実務と理論のすべてを解説する本です。会社法や金商法を中心とした法務を、実際の学説や判例を引用して解説します。M&Aの法務を一歩踏み込んで勉強したい人向きです。

M&Aストラクチャー税務事例集ー買収・事業再編・事業再生における税効果スキーム

M&Aを行う際に必須な最適なストラクチャーの選択。この本は各スキームにおいて実際の事例とともに解説しています。年間100件を超える案件を手掛ける税のスペシャリスト達が、複雑なM&Aストラクチャーをわかりやすい本にまとめています

5. まとめ

まとめ

M&Aを学ぶにはさまざまな勉強法がありますが、書籍での勉強はひとつひとつの情報が深く掘り下げられていることや、どの程度の知識を得たいのかによって自由に選べることなどから、効率的な勉強方法といえます。まずはM&Aのどんなことを知りたいのかを念頭に置き、最適な本を探してみることをおすすめします。

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