パッケージソフト開発会社のM&A・売却・譲渡!事例や動向、価格相場を解説!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

当記事では、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却や事業承継について、業界の動向や価格相場などを解説します。また、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却や事業承継を成功させるポイントについても解説しています。

目次

  1. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・買収・事業承継
  2. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例
  3. パッケージソフト開発会社の業界動向
  4. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却相場
  5. パッケージソフト開発会社を譲渡・売却や買収する理由
  6. パッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業3選
  7. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイント
  8. パッケージソフト開発会社のM&A・買収・売却の際におすすめのM&A仲介会社
  9. まとめ
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1. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・買収・事業承継

パッケージソフト開発会社のM&A

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パッケージソフト開発会社を対象としたM&A・譲渡・売却・買収や事業承継は、どのような手法を指すのでしょうか。

ここでは、パッケージソフト開発会社の概要や、選択されているスキームについて解説していきます。

パッケージソフト開発会社とは

パッケージソフト開発会社とは、個人や企業向けに、汎用的なソフトウエアを開発している会社のことです。市販されている既製のソフトを開発しているといえば、わかりやすいでしょう。

パッケージソフト開発会社が提供する個人向けのパッケージソフトには、Microsoft・キングソフトのオフィスソフトや、弥生会計の会計ソフト、ウィルスバスター・ノートンのセキュリティソフトなどの製品が挙げられるでしょう。

企業向けのパッケージソフトでは、在庫・顧客・業務・文書管理から、製品テストのCAE・設計に用いられるCADなどの専門性の高い製品が開発されています。

このように、パッケージソフト開発会社は、既製のソフトウエアを開発して、市場で販売するため、特定の顧客に向けてソフトウエアを開発する受注開発会社とは異なります。

特定の顧客が存在しないことから、パッケージソフト開発会社が開発までの納期を定められるといえるでしょう。利用者のニーズを正確に読み取れば、市場を通じた販売により、売上高を伸ばすことが可能です。

とはいえ、市場の動向をパッケージソフトに反映させないと、売上の増加にはつながりません。

受託開発会社のように、顧客への納品を経て売上を得ることができないので、市場のリサーチや動向の把握を徹底し、利用者が求めるソフトウエアを開発することが求められています。

M&A・譲渡・売却・買収とは

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・買収とは、自社のそのものや、パッケージソフト開発の事業を他社に譲り渡すことです。

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・買収では、株式譲渡や事業譲渡、分割、合併などのスキームが用いられています。

M&A・買収を選択すれば、対象企業・事業のノウハウや人材、知的財産などを獲得し、自社の成長を促したり、企業価値の向上を図ったりすることが可能になります。

譲渡・売却のケースでは、譲渡益の獲得・大手の傘下に入る・資本の選択と集中などのために、他社への承継を行い、自社の存続や他事業への切り替えを進めているといえます。

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事業承継とは

パッケージソフト開発会社の事業承継とは、親族や役員・従業員、親族・社外の第三者から後継者を探し、自社の経営を引き継ぐことです。

親族や社内の人物に事業承継を行えば、従業員からの反発が少なく、スムーズに経営の引き継ぎを行える点がメリットです。しかし、後継者を育てるために多くの時間を要したり、後継者候補が経営の引き継ぎを拒否したりするケースも少なくありません。

また、株式の取得に多額の資金を必要とするため、後継者がいても事業承継を進められないというケースもあるため、このような場合は、第三者への事業承継(M&A)が選択されています。

中小規模の案件を取り扱うM&A仲介業者が増えたことで、中小企業でも第三者への事業承継(M&A)を利用した経営権の譲渡が頻繁に行われています

第三者への事業承継(M&A)では、事業・雇用・取引の継続や個人保証・担保の解消、譲渡益の獲得などが実現できるため、親族・社内にふさわしい人物がいない場合に用いられています。

【関連】事業承継とは?事業承継の方法・流れやポイントを徹底解説!

2. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例

パッケージソフト開発会社のM&A事例

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どのようなパッケージソフト開発会社が、M&A・譲渡・売却・事業承継を行っているのでしょうか。ここでは、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例を5つ紹介します。
 

  1. データセクション株式会社によるJach Technology SpAのM&A
  2. ソースネクスト株式会社によるappArray株式会社のM&A
  3. ソースネクスト株式会社による株式会社ジェネシスホールディングスのM&A
  4. データセクション株式会社による株式会社アルムのM&A
  5. 株式会社プロシップと株式会社NSDのM&A

①データセクション株式会社によるJach Technology SpAのM&A

1つ目に紹介するパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例は、データセクション株式会社によるJach Technology SpAのM&Aです。

マーケティングリサーチや、画像解析事業を手掛けるデータセクション株式会社は、2019年の8月に、小売店向けに店舗の画像解析ソリューションサービスを提供するチリの法人・Jach Technology SpAの株式取得について、株主と基本合意を締結しています。

データセクション株式会社は、Jach Technology SpAの17カ国(中南米・南アジアなど)へサービスを提供する点に着目し、買収により自社の画像処理技術を活かせると判断しました。新興市場への進出と事業の拡大を通じて、自社の成長を図るとしています。

②ソースネクスト株式会社によるappArray株式会社のM&A

2つ目に紹介するパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例は、ソースネクスト株式会社によるappArray株式会社のM&Aです。

POCKETALK(ポケトーク)などのハードウエアや、アプリ・パソコンソフトなどのソフトウエアを提供するソースネクスト株式会社は、2019年の7月に音声認識などの技術を用いたAI英会話アプリの企画・開発を手掛けるappArray株式会社の株式を取得しています。

ソースネクスト株式会社は、自社の製品・POCKETALK(ポケトーク)と対象企業のAI事業について共通した領域を見出しました。買収により、他社製品との差を広げられ、中長期的な収益の拡大も見込めると判断したため、M&Aを実行に移しています。

③ソースネクスト株式会社による株式会社ジェネシスホールディングスのM&A

3つ目に紹介するパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例は、ソースネクスト株式会社による株式会社ジェネシスホールディングスのM&Aです。

POCKETALK(ポケトーク)などのハードウエアや、アプリ・パソコンソフトなどのソフトウエアを提供するソースネクスト株式会社は、2018年の8月に、株式会社ジェネシスホールディングスの株式取得について、譲渡契約を締結しています。

ジェネシスホールディングスは、IoT製品の製造・管理、カスタマーサポートなどを請け負う会社です。

ソースネクストは多くのパートナー企業が中国に製造子会社を置いていることから、自社製品のPOCKETALK(ポケトーク)の製造・品質管理や、素早い企画・新製品の製造につなげられると判断しM&Aに至りました。

ソースネクスト株式会社は、対象企業の株式取得により、中長期的な収益の獲得を目指しています。

④データセクション株式会社による株式会社アルムのM&A

4つ目に紹介するパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例は、データセクション株式会社による株式会社アルムのM&Aです。

2018年7月、マーケティングリサーチや画像解析事業を手掛けるデータセクション株式会社は、独自のAIプラットフォームやAI映像解析技術を活かした問題解決サービスの開発を行う株式会社アルムから、事業を譲り受けています。

事業承継の対象は、店内カメラの画像認識・解析を行うインテリジェンスツールで、データセクション株式会社は、自社のAI映像解析技術との共通した領域を見出し、事業承継により、当該事業の拡大を目指しています。

⑤株式会社プロシップと株式会社NSDのM&A

5つ目に紹介するパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継事例は、株式会社プロシップと株式会社NSDのM&Aです。

企業向けにパッケージシステム開発や販売を行う株式会社プロシップは、2017年の10月に、ソフトウエア開発や関連するシステムソリューションなどのサービスを提供する株式会社NSDと資本提携を結んでいます。


両社は市場の変化・顧客のニーズに対応するため、資本提携を実施し、経営リソースの一体化や、新しい製品・サービスの共同開発、海外市場の開拓などを図るとしています。

3. パッケージソフト開発会社の業界動向

パッケージソフト開発会社の業界動向

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パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却・事業承継を行う際は、業界の動向をしっかりと把握しておくことが必要です。

ここでは、パッケージソフト開発会社の業界動向について、詳しくみていきましょう。
 

  1. 最新技術の登場により業界再編の動きが活発
  2. 多重下請け構造の見直しが行われ始めている
  3. 深刻な人材不足解消を目的としたM&Aの増加

①最新技術の登場により業界再編の動きが活発

パッケージソフト開発会社の業界でも、クラウドコンピューティングやIoT・AI・ビッグデータなどの新しい技術を活用したビジネス展開が増えており、これら最新技術の登場によって業界再編の活発化が見られます。

パッケージソフト開発会社は、クラウドコンピューティングを利用した会計サービスや、AI技術を用いた基幹業務ソフトウエアなどを提供するために、技術とノウハウを持つ企業との資本・業務提携のほか、M&A・買収を実施しています。

②多重下請け構造の見直しが行われ始めている

総務省が発表した「平成30年情報通信業基本調査」によれば、資本金が高いほど元請けの数が多く、二次・三次の下請けが少なくなっています。
 

​これは、パッケージソフト開発の内製化が進んでいることを示しており、多重下請け構造の見直しが行われていると推測できます。

具体的には、不具合の対応に長けたアジャイル開発の導入や、IT技術者の確保などにより、下請けにパッケージソフト開発を任せる機会を減らしていると見られています。

③深刻な人材不足解消を目的としたM&Aの増加

3つ目に紹介するパッケージソフト開発会社の業界動向は、深刻な人材不足解消を目的としたM&Aの増加です。IT業界における人材不足は、パッケージソフト開発会社の業界にも及んでいます。

そこで、パッケージソフト開発会社では、人材の採用に力を入れたり、M&A・買収によって人材を確保していたりします。このような現状により、パッケージソフト開発会社の業界では、M&A・買収の実施が増えていることが窺えるでしょう。

パッケージソフト開発会社、ノウハウの獲得と併せて、必要な人材の確保にも力を入れ、深刻な人材不足の解消に努めています。

4. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却相場

パッケージソフト開発会社のM&A相場

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パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却には、明確な相場が設けられていません。というのは、対象企業の規模や、ノウハウ・技術・知的財、所有する資産、営業利益などによって相場が異なるからです。

そのため、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却相場を知りたい場合は、対象企業の時価純資産額と営業権を基にして取引価格を算出するのがよいでしょう。

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却価格の算出方法

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却価格を導き出す場合は、以下のような算出方法が用いられています。

【パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却価格の算出方法】

  • 時価純資産額×営業権(減価償却前の営業利益×4~9)

【関連】M&Aの譲渡価格の相場はいくら?決め方を解説!

5. パッケージソフト開発会社を譲渡・売却や買収する理由

パッケージソフト開発会社の譲渡と買収の理由

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パッケージソフト開発会社の譲渡・売却と買収では、どのような事情によって、自社の譲り渡しや他社の承継を選択しているのでしょうか。ここでは、パッケージソフト開発会社の譲渡・売却と買収の理由を取り上げます。

譲渡・売却側の理由

パッケージソフト開発会社を譲渡・売却する側は、以下のような理由により、自社や事業を譲り渡しています。

  1. 後継者問題の解決
  2. 人材不足の解消
  3. 従業員の雇用確保
  4. 下請け構造からの脱却
  5. 譲渡・売却益の獲得

①後継者問題の解決

1つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を譲渡・売却する理由は、後継者問題の解決です。

パッケージソフト開発会社のなかには、親族・社内で後継者が見つからないケースはもちろん、後継者の育成が間に合わない・後継者が自社株を取得するための資金を用意できない・オーナーの急病や体調の悪化などの、後継者問題を抱えています。

そこで、第三者への譲渡・売却を選択して、経営を引き継いでもらい、後継者問題を解決しています。

②人材不足の解消

2つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を譲渡・売却する理由は、人材不足の解消です。

下請けのパッケージソフト開発会社のなかには、短期間の納期への対応や終盤における設計の変更など、自社のみでは要求に応えられない企業も少なくありません。

大手や事業規模の大きな会社に譲渡・売却を実行し、他社の傘下に入ることができれば、必要な人材が供給されるため、下請けのパッケージソフト開発会社は譲渡・売却を利用して、人材不足を解消に努めています。

③従業員の雇用確保

3つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を譲渡・売却する理由は、従業員の雇用確保です。廃業や倒産を選ぶと、従業員を解雇しなければなりません。

そのような事態を避けるため、従業員の雇用を引き継いでもらえる相手に、パッケージソフト開発会社を譲渡・売却して、雇用の維持を図っています。

④下請け構造からの脱却

4つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を譲渡・売却する理由は、下請け構造からの脱却です。

パッケージソフト開発会社のなかには、発注者から仕事を請けた元請けを通じて、二次・三次と下請けの仕事を請け負っている企業も少なくありません。

間に入る企業に中間マージンが取られたり、仕様の確認にも時間がかかってしまったりと、得られる売上は労力に見合っていないともいえます。

そこで、下請けのパッケージソフト開発会社は、同業の下請け会社などへ自社の譲渡・売却を選択し、事業規模を拡大させて元請けへの転換を図っています

⑤譲渡・売却益の獲得

5つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を譲渡・売却する理由は、譲渡・売却益を獲得するためです。

会社を譲り渡すことで、会社または創業者が、譲渡・売却益を獲得できるため、会社として事業を続けるケースでは、他の事業に注力する・別の事業を新たに始めるなどの理由で譲渡・売却を行い、既存・新事業のために得た利益が用いています。

また、経営者を退くケースでは、譲渡・売却による利益を、引退後の生活費などに充てている場合が多いです。

買収側の理由

パッケージソフト開発会社を買収する企業は、どのような理由で、対象企業から事業を承継しているのでしょうか。ここでは、パッケージソフト開発会社の買収理由を取り上げます。

  1. 事業規模の拡大
  2. 技術者・人材の獲得
  3. 内製化に向けた動き
  4. 顧客データなどの取得
  5. 新規事業への参入

①事業規模の拡大

1つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を買収する理由は、事業規模を拡大するためです。

下請けのパッケージソフト開発会社は、自社のみで事業を続けることが難しいため、同業者の買収や業務・資本提携を行い、事業規模の拡大を図っています。

また、新サービスの提供・サービス領域の拡大・新市場の開拓などを目的に、パッケージソフト開発会社を買収するケースも少なくありません。

このような企業は、AI・ビッグデータ・IoTなどの最新技術を持つ企業を買収し、事業規模の拡大を進めています。

②技術者・人材の獲得

2つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を買収する理由は、技術者・人材の獲得です。IT業界では少子高齢化に伴い、技術者の不足が問題となっています。

そこで、パッケージソフト開発会社は、技術者を抱えている企業を買収し、優秀な人材を確保しています。

③内製化に向けた動き

3つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を買収する理由は、事業の内製化です。パッケージソフトの開発を他社に任せていると、開発までに時間を要したり、コストが高くなったりします。

パッケージソフト開発会社を買収して事業の内製化を行えば、意思疎通の速度を早めて開発の時間を短縮したり、外注にかかるコストを削減したりすることが可能です。

また、内製化を通じてパッケージソフトを販売し、ヒットにつながれば、長期的な売上も期待できるため、パッケージソフト開発会社が買収の対象とされています。

④顧客データなどの取得

4つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を買収する理由は、顧客データなどの取得です。

市場でのニーズに変化が見られ、顧客は受託開発からパッケージソフトやクラウドコンピューティングの活用にシフトしていくと推測されます。

そこで、関連業者はパッケージソフト開発会社を買収することで、必要な顧客データなどを手に入れ、市場での動きに対応し、顧客が求めるサービスの提供に力を注いでいます。

⑤新規事業への参入

5つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を買収する理由は、新規事業への参入です。

関連する業種からパッケージソフト開発に進出するには、事業のノウハウを蓄積したりIT技術者を確保したりするほか、事業を始めるために資金を用意するなど、時間とコストがかかります。

そのため、事業を営むパッケージソフト開発会社の買収を選択して、新規事業への参入にかかる負担を軽減しています。

6. パッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業3選

パッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業3選

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パッケージソフト開発会社は、どのような企業に買収されているのでしょうか。ここでは、パッケージソフト開発会社を積極的に買収する3社の企業を紹介します。

  1. 株式会社夢真ホールディングス
  2. データセクション株式会社
  3. ソースネクスト株式会社

①株式会社夢真ホールディングス

1つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業は、株式会社夢真ホールディングスです。

株式会社夢真ホールディングスは、IT技術者の不足やAI・IoT技術の革新に対応するため、派遣IT技術者の確保を進めています。

中期経営計画(2019年9月期~2021年9月期)では、2,000人以上のIT技術者を抱える体制を構築していくとしており、積極的な採用に加え、買収による人材の確保にも力を入れています。

株式会社夢真ホールディングスが行った買収事例では、2019年の4月に、IT技術者の派遣やソフトウエアパッケージの開発・販売・導入などを手掛ける株式会社インフォメーションポートの買収が挙げられます。

今後、株式会社夢真ホールディングスでは、IT技術者を確保するために、このような買収が増えていくと予想されるでしょう。

②データセクション株式会社

2つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業は、データセクション株式会社です。

データセクション株式会社は、AI・IoT・5Gやビッグデータ・ソーシャルメディアの分析、AI・自然言語処理技術などを基に、データビジネスを展開しています。

実装後の課題を克服するために、自社のノウハウを活用したり業務提携先の力を借りたりするほか、M&A・買収によるノウハウの獲得を通じて、実証実験とのギャップを埋めています

データセクション株式会社は、これまでに以下のような企業を買収しています。今後も実証と実装の差を埋めるため、買収・M&Aを実行し、必要なノウハウを獲得することが予想されるでしょう。
 

買収先 買収のスキーム 買収先の事業内容
Jach Technology SpA 株式譲渡 店舗向けの画像解析ソリューションサービス
株式会社アルム 事業譲渡 独自のAIプラットフォーム
AI映像解析技術を活かした問題解決サービスの開発

③ソースネクスト株式会社

3つ目に挙げるパッケージソフト開発会社を積極的に買収する企業は、ソースネクスト株式会社です。ソースネクスト株式会社は、パソコン・スマートフォンの、ソフトウエアとハードウエア製品について、企画・開発・販売事業を展開しています。

ソースネクスト株式会社では、好調な売上を維持している翻訳機・POCKETALK(ポケトーク)のほかに、家族の居場所を知れる・Familydotを提供したり、2019年にはIoT新製品の発売を控えたりしています。

さらに、知的財産権の獲得やM&Aによる買収を通じて、新製品を取得し、市場での優位性や普及スピードの速さを武器に、市場の変化に対応した成長を図るとしています。

ソースネクスト株式会社は、appArray株式会社や株式会社ジェネシスホールディングスなどの企業を買収していることから、今後も積極的なパッケージソフト開発会社の買収が想定されるといえるでしょう。
 

買収先 買収のスキーム 買収先の業務内容
appArray株式会社 株式譲渡 音声認識などの技術を用いたAI英会話アプリの企画・開発
株式会社ジェネシスホールディングス 株式譲渡 IoT製品の製造・管理、カスタマーサポートなど
株式会社筆まめ 株式譲渡 筆まめなどのパッケージソフトの企画・開発・販売

7. パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイント

パッケージソフト開発会社のM&A成功ポイント

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パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却では、どのような点に注意をすればよいのでしょうか。パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却を行う際は、以下のポイントを意識しておくことが大切です。

  1. M&Aを行う理由を明確にする
  2. 計画的にM&Aを行う
  3. 従業員・取引先への報告は慎重に行う
  4. 自社の強みを理解して資料を作成する
  5. 適切な手法を選ぶ
  6. M&Aの希望条件を決める
  7. M&Aの専門家に相談する

①M&Aを行う理由を明確にする

1つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、M&Aの理由を明確にすることです。

M&Aの理由によって、対象となる買い手・M&Aの戦略・希望する条件などが異なります。M&Aの理由を不明確にしていると、交渉先が見つからなかったり、交渉の決裂を招いたりと、M&Aの機会を逃しかねません。

そのため、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却では、M&Aの理由を明確にしてから、実行に移すようにしましょう。

②計画的にM&Aを行う

2つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、計画に沿ったM&Aの実施です。

M&Aでは、目的の明確化や、アドバイザリー契約の締結、交渉先の選定・面談・各種契約の締結、デューデリジェンスへの対応など、成約までにいくつもの過程を経なければいけません。

立てた計画から逸れてしまうと、交渉先が見つからない・成約までに時間がかかる・訴訟沙汰に巻き込まれるなど、M&Aを失敗に導いてしまいます。

そのため、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却を成功させたいなら、計画に沿ってM&Aを進めることが重要といえるでしょう。

③従業員・取引先への報告は慎重に行う

3つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、従業員・取引先への慎重な報告です。

交渉の段階でM&Aを進めていることを伝えてしまうと、離職・取引の解消を招くため、報告するタイミングが重要といえます。

報告は、基本合意後かクロージング後に行い、基本合意のあとは役員や事業の核となる人物に伝え、すべての従業員へはクロージングを経てから報告するようにしましょう。

また、取引先への報告では、M&Aに取り掛かる時期・基本合意前・基本合意後を目安にするとよいでしょう。

信頼関係が築けている取引先にはM&Aに取り掛かる時期に報告し、それ以外の取引先には基本合意の前後で伝えると、情報漏えいや取引中止を避けることができます。

④自社の強みを理解して資料を作成する

4つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、強みを理解した資料の作成です。

M&Aで買い手に興味を示してもらうためには、同業の売り手との違いを明確にしなければなりません。

まずは、自社の強みを理解したうえで他社との差別化を明記した資料を作成して、買い手の目に留まる確率を高めるようにしましょう。

⑤適切な手法を選ぶ

5つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、適切な手法の選択です。

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却では、株式譲渡・事業譲渡・吸収合併・吸収分割などの手法があります。

M&Aの目的や事業の規模、会社の形態などによって適した手法は異なるため、専門家に相談をするなどして、適切な手法を選ぶことが重要です。

⑥M&Aの希望条件を決める

6つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、希望するM&A条件の決定です。

自社の希望する条件によって、交渉先・交渉の進め方・交渉に要する期間などが異なります。

条件を定めていないと、交渉が難航する・不要な条件を呑むなどの不利益が生じる可能性もあるため、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却では、希望する条件を定めてから、M&Aを進めることが大切です。

⑦M&Aの専門家に相談する

7つ目に挙げるパッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイントは、M&Aの専門家に相談することです。

M&Aにおいては、自社のみで買い手を探すことは難しく、交渉や契約ではM&Aの専門知識を必要とします。

そのため、M&Aの経験がなかったり自社にM&Aの専門家を置いていなかったりする場合は、M&A仲介会社などの専門機関に協力を仰ぐようにしましょう。

M&A仲介会社に依頼すれば、交渉先の紹介・適切な譲渡価格の提示・交渉や契約の代行など、さまざまなサポートを受けることができるため、M&A・譲渡・売却が成功する確率も高くなります。

8. パッケージソフト開発会社のM&A・買収・売却の際におすすめのM&A仲介会社

パッケージソフト開発会社のM&Aの際におすすめのM&A仲介会社

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パッケージソフト開発会社のM&A・買収・売却の際は、ぜひM&A総合研究所にご相談ください。M&A総合研究所は、中堅・中小企業向けの案件を取り扱うM&A仲介会社です。

M&A総合研究所では、案件ごとにM&A専門の会計士が専任に就き、クロージングまでのフルサポートをいたします。

料金体系は完全成果報酬型を採用し、業界最安値の水準に設定しています。着手金・中間金・月額報酬も無料のため、初期費用を抑えたい場合にもおすすめです。

さらに、平均3カ月によるクロージングや、希望額を上回る譲渡額の提示(希望額から平均124%のアップ)など、望んだ期間と金額でのM&A・買収・売却が可能です。

無料相談を随時お受けしていますので、パッケージソフト開発会社のM&A・買収・売却を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

【関連】M&A・事業承継ならM&A総合研究所
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9. まとめ

まとめ

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パッケージソフト開発会社のM&A・売却・譲渡について、パッケージソフト開発会社の概要や、業界の動向、事例、相場などを紹介しました。

パッケージソフト開発業では、業界の再編や下請け構造の見直し、人材不足などが起こっているため、M&Aを実施する企業が増えています。

パッケージソフト開発会社のM&A・売却・譲渡を成功させるためには、ポイントを押さえて行うことだけでなく、専門家のサポートを受けることも不可欠といえるでしょう。

【パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却における成功ポイント】

  • M&Aを行う理由を明確にする
  • 計画的にM&Aを行う
  • 従業員・取引先への報告は慎重に行う
  • 自社の強みを理解して資料を作成する
  • 適切な手法を選ぶ
  • M&Aの希望条件を決める
  • M&Aの専門家に相談する

M&A総合研究所では、パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却に精通した会計士が、フルサポートをいたします。

着手金・中間報酬は無料の完全成功報酬を採用しており、手数料は業界最安値水準に設定しているため、コストを抑えてM&Aを行うことが可能です。

パッケージソフト開発会社のM&A・譲渡・売却する際は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。無料相談は24時間年中無休でお受けしています。

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