製造業(メーカー)の事業承継マニュアル!流れや相談先、中小製造業の成功事例も解説!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

当記事では、製造業(メーカー)の事業承継について、事業承継の流れやおすすめの相談先などを解説しています。中小製造業(メーカー)の事業承継成功事例や、事業承継を成功させるタイミングなども説明しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 製造業(メーカー)の事業承継
  2. 製造業(メーカー)の事業承継を行う流れ
  3. 製造業(メーカー)の事業承継を行う際の相談先
  4. 中小製造業(メーカー)の事業承継の成功事例
  5. 製造業(メーカー)の事業承継を行う理由
  6. 製造業(メーカー)を事業承継するタイミング
  7. 製造業(メーカー)の事業承継を成功させるコツ
  8. まとめ
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1. 製造業(メーカー)の事業承継

製造業(メーカー)の事業承継

当記事では、製造業(メーカー)の事業承継について、詳しく解説していきます。まずは、製造業(メーカー)の業界定義や、基本的なM&A用語の意味について説明します。

製造業(メーカー)とは

製造業(メーカー)とは、家電・自動車・日用品など、生活に関わる物を製造する業種のことです。

より簡単に表現すると「製品を作る」ことを主な事業としているのが、製造業(メーカー)であるともいえます。

製造業(メーカー)は製造する物によって、れ自動車メーカー・食品メーカー・精密機器メーカー・アパレルメーカーなどと表現されます。

また、製造業(メーカー)は、製品の製造・組み立てや加工・点検や仕分け・梱包・生産管理といった業務を行っており、製品の製造から出荷まで携わっています。

事業承継とは

事業承継とは、会社が運営している事業を後継者に引き継ぐ行為です。

承継する後継者によって、親族間事業承継・親族外事業承継・M&Aによる事業承継の3種類に分類することができます。

親族間事業承継

親族間事業承継とは、自分の子供や親せきなど、親族に当たる人物を後継者とする事業承継をいいます。

かつての日本では、中小企業が事業承継をする際は、親族間事業承継が主流となっていましたが、近年は親族間で後継者を見つけることが困難になっています。

親族外事業承継

親族外事業承継は、自社の役員や従業員を後継者として行われる承継方法を指します。

例えば、製造業(メーカー)を行う会社経営者が、自社で長い間働いている従業員を後継者として事業承継するケースは、この親族外事業承継に当たります。

以前から自社製造業(メーカー)に関わりがある人物を後継者とするため、事業承継後すぐに事業運営を開始できる等のメリットがあります。

M&Aによる事業承継

近年は後継者不足が深刻化しており、親族内や会社関係者の中に事業承継できる人物がいないために、事業承継できない中小企業が増えています。

この問題を解消する方法として効果的なのが、M&Aによる事業承継であり、第三者に事業を売却・譲渡することにより、事業承継を実現することができます。

【関連】事業承継とは?事業承継の方法・流れやポイントを徹底解説!

2. 製造業(メーカー)の事業承継を行う流れ

製造業(メーカー)の事業承継を行う流れ

この章では、製造業(メーカー)の事業承継を進める流れについて、解説していきます。誰を後継者とするかによって事業承継の流れが異なるため、その違いを把握しておきましょう。

製造業(メーカー)の親族間事業承継(親族外事業承継)

製造業(メーカー)を親族内事業承継・親族外事業承継する際は、以下のような流れで事業の引継ぎが進められます。

【親族内事業承継・親族外事業承継する流れ】

  1. 事業承継計画の策定
  2. 後継者の教育
  3. 資産・財産・株式等の引継ぎ
  4. 個人保証・担保の処理

①事業承継計画の策定

まずは、事業承継計画の策定を行います。具体的には、自社の財政状態・経営成績・経営者の資産状況の把握、後継者候補の決定、事業承継のスキームの策定などを進めます。

事業承継計画をしっかり立てておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。

また、親族外事業承継を実施する場合は、この段階で親族の理解を得るようにしておきましょう

というのは、理解・了承を得ないまま承継を進めてしまうと、相続問題などにより予期せぬトラブルへと発展する可能性があるためです。

事業承継を進めるうえで想定されるトラブルを未然に防ぐためにも、M&A仲介会社などの専門家に相談しながら進めるのがよいでしょう。

②後継者の教育

事業承継計画を策定したら、後継者候補の教育を進めていきましょう。親族内事業承継・親族外事業承継では、後継者となる人物が初めて会社経営に携わるケースも多いです。

事業承継後に不自由なく製造業(メーカー)の経営を進めていけるように、後継者の教育は怠らないようにしましょう。

後継者育成には数年程度の時間を要すると言われているため、スムーズな事業承継を実現するには、早い時期から育成・教育を始める必要があります

③資産・財産・株式等の引継ぎ

事業承継を実施する場合、会社が保有する資産等も、後継者に引き継がれることになります。

特に、経営権と保有資産を引き継ぐ相手が異なる場合には、より慎重に手続きを進める必要があります。

また、会社が発行する株式が役員や従業員などに分散している場合は、事業承継後に後継者が経営権を確保できるように分散している株式を集めておく必要があります。

事業承継の際には、資産・財産・株式等が引き継がれることを認識しておき、準備しておくようにしましょう。

④個人保証・担保の処理

事業承継を実施した場合、経営者が抱える個人保証や負債なども、後継者に引き継がれます。

したがって、親族内事業承継・親族外事業承継をスムーズに進めるためには、事前に個人保証や負債などの処理を行っておく必要があります

製造業(メーカー)のM&Aによる事業承継

次に、製造業(メーカー)をM&Aによって事業承継する際の流れについて解説します。M&Aによる事業承継では、親族内事業承継・親族外事業承継とは流れが異なるので、しっかり確認しておきましょう。

【M&Aによって事業承継する際の流れ】

  1. M&A仲介会社などへの相談
  2. 事業承継先の選定
  3. 基本合意書の締結
  4. デューデリジェンスの実施
  5. 最終契約書の締結
  6. クロージング

①M&A仲介会社などへの相談

M&Aによる事業承継を進める際には、M&A仲介会社をはじめとした専門家へ相談することから始めましょう。

M&Aを実施して事業承継をする場合は、会社関係者や親族以外の第三者に製造業(メーカー)の情報を公開する必要があるため、情報漏洩を未然に防ぐことを目的に「秘密保持契約書」を締結します

②事業承継先の選定

続いて、事業承継先の選定を進めていきます。全国に幅広いネットワークを構築しているM&A仲介会社を利用することで、幅広い選択肢の中から、自社の希望・条件に適した承継先を見つけることができます。

希望の承継先候補が見つかり、基本合意が成される直前になったら、承継先による「意向表明書」の提示が行われます。

意向表明書とは、事業を承継する側が、M&Aの実施に関する意向を伝える書面のことです。

③基本合意書の締結

事業承継の候補先と交渉を進め、基本的な方針が決定したら、譲渡側・譲受側の双方で「基本合意書」の締結を行います

基本合意書は、最終契約締結までの基本的な事項を定めた書面をいいます。

基本合意書がなければ、事業承継の過程でトラブルが発生する可能性があるので、しっかりと結んでおきましょう。

④デューデリジェンスの実施

基本合意書の締結が行われたら、譲受企業によるデューデリジェンスが実施されます。

デューデリジェンスとは譲渡側企業を監査することで、財務・税務・法務といった観点から、事業承継時の収益性やリスクなどを調べます。

⑤最終契約書の締結

デューデリジェンスを実施して、事業承継をしても問題が無いと判断されたら、「最終契約書」の締結を行います。

最終契約書によって、製造業(メーカー)に事業承継が実施されることが確定しますが、最終契約書は法的拘束力があるため、契約書を締結する前にしっかりと内容を確認しておく必要があります。

⑥クロージング

最終契約書の締結を行ったらM&A手続きがクロージングとなり、製造業(メーカー)の事業承継が完了となります。

クロージングでは、事業・株式・資産等の引き渡し、取引金額の支払いなどが実施され、経営権が完全に承継先へ移ります

【関連】M&Aの流れ・手順を解説!進め方、手続きのポイントは?

3. 製造業(メーカー)の事業承継を行う際の相談先

製造業(メーカー)の事業承継を行う際の相談先

製造業(メーカー)の事業承継を行う際、どこへ相談すればよいのかと悩むこともあるでしょう。ここでは、事業承継の際を行う際の相談先について説明します。

【製造業(メーカー)を事業承継する際の相談先】

  1. M&A仲介会社
  2. 地元にある金融機関
  3. 地元にある公的機関
  4. 地元の税理士・会計士・弁護士など
  5. マッチングサイト

①M&A仲介会社

製造業(メーカー)に事業承継時の相談先となるのが、M&A仲介会社です。

M&A仲介会社は、M&Aの仲介業務を専門に扱うため、適切なアドバイス・サポートを受けることができます。

現在、国内には多数のM&A仲介会社が存在しますが、以下では、製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社を5社ピックアップして紹介します。

【製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社】

  1. 株式会社M&A総合研究所
  2. ひょうごエンジン株式会社
  3. 株式会社レコフ
  4. 株式会社フォーバル
  5. 株式会社中小企業M&Aサポート

①株式会社M&A総合研究所

製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社1社目は、株式会社M&A総合研究所です。

M&A総合研究所では、M&A・事業承継の実績豊富な会計士による専任サポート体制を採用しており、相談からクロージングまでフルサポートを行っています

料金体系は完全成功報酬制を採用、手数料は業界最安値水準設定となっており、コストを抑えて事業承継を行いたい場合にもおすすめです。

サイトURL https://masouken.com/lp01
方針 会計の専門家による専任サポート
業界最安値水準の料金体系
得意業種・案件規模 得意業種:全業種
案件規模:小規模〜中規模
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:無料
成功報酬:レーマン方式
お問い合わせ先 0120-401-970

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②ひょうごエンジン株式会社

製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社2社目は、ひょうごエンジン株式会社です。

ひょうごエンジン株式会社の代表は、司法書士の資格を持ち、これまで700社を超える中小企業のサポートを行っています。

事業承継コンサルティングサービスを提供しており、実績を活かしたサポートが期待できます。

サイトURL http://hyogoengine.com/
方針 継がせられる会社をつくる
得意業種・案件規模 得意業種:全業種
案件規模:小規模〜中規模
手数料・報酬など 要問合せ
お問い合わせ先 サイトの問い合わせフォームを利用

③株式会社レコフ

製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社3社目は、株式会社レコフです。

レコフは、長年のM&A仲介実績や、豊富な知識を活かしたサービスに定評があります。

サイトURL https://www.recof.co.jp/
方針 豊富な経験やネットワーク・提案力の活用
得意業種・案件規模 得意業種:全業種
案件規模:中規模〜大規模
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:成功報酬の10%
成功報酬:一般的なレーマン方式
お問い合わせ先 03-3221-4945

④株式会社フォーバル

製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社4社目は、株式会社フォーバルです。

株式会社フォーバルは、中小・小規模企業に特化したM&A・事業承継サポートを提供しています。約2万社の経営相談契約顧客を抱えており、早急なマッチングが可能です。

サイトURL https://www.forval.co.jp
方針 中小・小規模企業に特化
お客様に最適な事業承継方法を紹介
得意業種・案件規模 得意業種:全業種
案件規模:小規模〜中規模
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:50~200万円(会社の規模により異なる)
中間報酬:無料
成功報酬:一般的なレーマン方式
お問い合わせ先 0120-37-4086

⑤株式会社中小企業M&Aサポート

製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社5社目は、株式会社中小企業M&Aサポートです。

中小企業のM&A・事業承継サポートに特化した専門会社で、豊富な実績を活かした高い成約率が強みとなっています。

サイトURL https://www.chusho-ma-support.com/
方針 1社1社を大切にして高成約率を実現
豊富な実績で中小企業をサポート
得意業種・案件規模 得意業種:全業種
案件規模:小規模〜中規模
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:100万円
成功報酬:一般的なレーマン方式(最低報酬:150万円)
お問い合わせ先 03-6860-8272

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②地元にある金融機関

地元にある金融機関でも、M&A・事業承継の相談を行うことができ、銀行や証券会社の中には、M&A仲介サポート・コンサルティング業務を提供しているところもあります。

金融機関は地元に根付いたネットワークを構築しているため、スムーズに最適な後継者を探し出せる可能性があります。

③地元にある公的機関

全国の商工会議所内などに設置されている事業引継ぎ支援センターでは、事業承継の相談受付や支援などが行われています。

近年の後継者不在による事業承継問題を解消するため、政府は中小企業の支援に力を入れており、中小企業の事業承継をサポートする機関が増えています。

公的機関であるため安心して利用できる点がメリットですが、認知度はまだ高くないため案件数が少ない点はデメリットといえるでしょう。

④地元の税理士・会計士・弁護士など

地元の税理士・会計士・弁護士事務所でも、製造業(メーカー)の事業承継について相談することができます。

最近は、M&Aや事業承継を支援する士業事務所も増えており、会計や税務などの専門的知識を活かしたサポートに期待できます。

しかし、全ての事業事務所がM&A・事業承継支援を行っているわけではなく、実績が少ないところもあるので、事前に確認してから利用するとよいでしょう。

⑤マッチングサイト

マッチングサイトを利用して、製造業(メーカー)の事業承継先を探すこともできます。

マッチングサイトとは、M&Aの売り手と買い手がそれぞれ登録し、自身で相手先を見つけて直接交渉を進めることができるサイトです。

仲介会社を利用する場合と比べ、安価でM&A・事業承継を行うことができますが、交渉や手続きは自身で行わなければなりません。

M&A・事業承継に精通していない場合は、トラブルになったり交渉が難航したりする可能性もあるので、不安のある場合は仲介会社に依頼したほうがよいでしょう。

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4. 中小製造業(メーカー)の事業承継の成功事例

中小製造業(メーカー)の事業承継の成功事例

ここでは、中小製造業(メーカー)の事業承継事例を紹介します。

【中小製造業(メーカー)の事業承継事例】

  • 秋元精機工業株式会社の株式譲渡
  • 株式会社アクシーの株式譲渡
  • 株式会社アマダリースの株式譲渡
  • 株式会社サンテックの株式譲渡
  • ファスフォードテクノロジ株式会社の株式譲渡

秋元精機工業株式会社の株式譲渡

精密プレス加工などの事業を手掛ける秋元精機工業株式会社は、精密金型や精密成型品の製造などを行う不二精機株式会社に株式譲渡しました。なお、株式譲渡価額は非公表です。

不二精機株式会社は、秋元精機工業の技術・ノウハウ・海外ネットワークなどを結合して、精密成型品事業の拡大を図っています。

株式会社アクシーの株式譲渡

エアフィルタの製造などを手掛ける株式会社アクシーは、建設機械用フィルタや産業用フィルタの製造・開発などを行うヤマシンフィルタ株式会社に、株式譲渡を行いました。なお、株式譲渡価額は非公表です。

ヤマシンフィルタは、アクシーを子会社化することで、エアフィルタ分野への参入を図るとしています。

株式会社アマダリースの株式譲渡

アマダホールディングスの子会社で、金属加工機械の総合メーカーである株式会社アマダリースは、賃貸事業などを展開する東京センチュリー株式会社に、発行済み株式総数の60%を譲渡しました。なお、譲渡価額は非公表です。

アマダリースは自社の持つ製品製造力と、東京センチュリーのファイナンススキームとを融合させ、事業基盤の拡大・商圏確保を図るとしています。

株式会社サンテックの株式譲渡

電気建設機械などの専用工作機械を製造・販売を手掛ける株式会社サンテックは、車両用の部品の製造を手掛ける株式会社TBKに株式譲渡を行いました。なお、株式譲渡価額は非公表です。

株式会社TBKは、自社技術力の強化と、両社の顧客基盤を活用した持続的な成長を目的として、当事例を実施しました。

ファスフォードテクノロジ株式会社の株式譲渡

半導体製造装置の製造を手掛けるファスフォードテクノロジ株式会社は、電子部品実装ロボットの製造などを行う株式会社FUJIに、株式譲渡を行いました。株式譲渡価額は、218億円と発表されています。

これにより、株式会社FUJIは、生産ライン全体のソリューション強化や、次世代技術の提案力の強化を図っています。

5. 製造業(メーカー)の事業承継を行う理由

製造業(メーカー)の事業承継を行う理由

そもそも、製造業(メーカー)経営者が事業承継を検討する場合、どのような理由が考えられるのでしょうか。この章では、製造業(メーカー)を事業承継する理由について、説明していきます。

【製造業(メーカー)を事業承継する理由】

  1. 後継者問題の解決
  2. 従業員の雇用先を確保できる
  3. 廃業や倒産におけるリスクを軽減
  4. 新しい事業を始められる
  5. 創業者利益を獲得できる

①後継者問題の解決

製造業(メーカー)の経営者が事業承継を考える理由の1つ目は、後継者問題を解決するためです。

近年は、国内にある中小企業の多くが後継者問題に直面しており、自社を引き継ぐに値する人物が周囲にいない場合、事業承継ができず廃業せざるを得ないケースもあります。

そのような場合、M&Aを行えば適した第三者に自社の事業を引き継ぐことができるため、中小企業でもM&Aによる事業承継を選択するケースが増えています。

②従業員の雇用先を確保できる

経営者の高齢化や経営状況が悪化した結果、廃業を余儀なくされるケースもありますが、この場合は自社の従業員を解雇しなくてはなりません。

このような事態を避けるため、M&Aによる事業承継を行うことも多く、M&Aを実施して製造業(メーカー)をに事業承継すれば、従業員も引き継ぐことができるので雇用を確保することができます

③廃業や倒産におけるリスクを軽減

経営状況の悪化などが影響し、廃業や倒産を余儀なくされると、従業員の解雇や資産価値の低下などのリスクが伴います。

このような廃業や倒産におけるリスクを軽減するために、M&Aによる事業承継を検討するケースもあります。

【関連】事業承継と廃業(清算)を比較!どちらが得する?

④新しい事業を始められる

新しい事業を始められるというのも、製造業(メーカー)経営者が事業承継を検討する理由の一つです。

事業承継によって事業を手放すことで、多くの時間と資金を得ることができます。まとまった時間と資金を使って、新しい事業を始める経営者も多くいます。

⑤創業者利益を獲得できる

製造業(メーカー)の経営者が事業承継を検討する理由の5つ目は、創業者利益の獲得です。

創業者利益とは、会社経営者が所有する株式を第三者に売却した際に発生する利益のことです。

製造業(メーカー)をM&Aによって事業承継することで、経営者は創業者利益を得ることができ、引退後の生活費に充当することもできます。

【関連】経営者がM&A・会社売却・事業譲渡する理由15選!

6. 製造業(メーカー)を事業承継するタイミング

製造業(メーカー)を事業承継するタイミング

ここでは、製造業(メーカー)を事業承継するタイミングについて解説していきます。事業承継するタイミングは会社によって異なりますが、その中から主なものを3つ取り上げます。

【製造業(メーカー)を事業承継するタイミング】

  1. 健康問題が生じた時
  2. 業界再編の動きに乗りたい時
  3. 経営難で将来が不安な時

①健康問題が生じた時

製造業(メーカー)の経営者に健康問題が生じた時は、事業承継を実施するタイミングといえるでしょう。

健康問題を抱えたまま会社経営を続けるのことは難しいため、できるだけ早く後継者の選定を行ったり、事業承継の手続きを進めたりする必要があります。

②業界再編の動きに乗りたい時

業界再編の動きに乗りたいと考えている時も、製造業(メーカー)の事業承継を実施するタイミングと言えます。

製造業界は、ビジネスモデルの変化などに伴って再編の動きにあるので、このようなタイミングで事業承継を実施すれば、事業の成長・顧客網の拡大などを実現することも可能といえるでしょう。

③経営難で将来が不安な時

経営難で将来に不安を感じている場合も、事業承継を実施するタイミングのひとつと言えます。

近年では、製造業(メーカー)を取り巻く環境の変化などによって、経営難に陥る中小製造業者も増加しています。

改善策も講じずにいると廃業・倒産を余儀なくされ、さまざまなリスクを被ることにもなるため、経営難に陥ったタイミングで事業承継をしてリスク回避するのも有効な手段だといえるでしょう。

7. 製造業(メーカー)の事業承継を成功させるコツ

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるコツ

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるためには、どのようなポイントを意識して進めていけばよいのでしょうか。

この章では、事業承継を成功させるためにおさえておくべきポイント・コツについて解説します。

【製造業(メーカー)の事業承継を成功させるコツ】

  1. 計画的に準備する
  2. 自社の強みをまとめておく
  3. 事業承継の相手先を選定する
  4. 事業承継後に従業員や取引先に報告
  5. 事業承継・M&Aの専門家に相談する

①計画的に準備する

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるためには、計画的に準備することが重要です。

準備が不十分なまま事業承継を進めてしまうと、失敗する可能性が高くなるため、後継者の選定・後継者の教育・企業理念や事業運営のノウハウ承継など、計画的に行っておくようにしましょう。

②自社の強みをまとめておく

事業承継を成功させるために「自社の強みをまとめておく」必要があります。後継者選定を始める前に、自社にどのような強みがあるのかを分析しておくことで、より効果的なアピールが可能になり、最適な交渉相手の選定・取引金額の交渉などが実現します

③事業承継の相手先を選定する

事業承継を成功させるために、まず自社に適した相手を見つけなければなりませんが、自身で相手先を探すのは非常に困難です。

そのため、事業承継を検討する段階になったら、M&A仲介会社などの専門家に依頼して、相手先を探してもらうのがよいでしょう。

どのような相手に事業を引き継ぎたいのかを明確にしておき、仲介会社がピックアップした中から相手先を探せば、効率よく事業承継を進めることができます。

④事業承継後に従業員や取引先に報告

事業承継が完了する前に従業員・取引先に報告をしてしまうと、余計な不安・混乱を招きかねません。

事業承継を進めるうえでは、従業員や取引先等の関係者へ報告するタイミングや、事前の情報が漏えいがないよう十分配慮する必要があります。

混乱を避けるため、従業員や取引先に対する事業承継の報告は、事業承継が完了したら行うようにしましょう。

⑤事業承継・M&Aの専門家に相談する

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるためには、製造業界の現状・動向の把握しておき、戦略をたてて行うことが重要です。

それ以外に、M&Aに関する専門知識や高い交渉力も必要になるため、事業承継・M&Aの専門家に相談しながら進めることが成功のカギともいえるでしょう。

M&A総合研究所では、製造業界の実績・知識豊富なM&A専門の会計士が専任に就き、クロージングまでをフルサポートいたします。

また、独自のAIシステム活用により、スムーズに最適な後継者を探すことができます。

無料相談を随時お受けしていますので、製造業(メーカー)の事業承継実施をご検討の際は、どうぞお気軽にご連絡ください。

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8. まとめ

まとめ

今回は、製造業(メーカー)の事業承継について徹底的に解説してきました。

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるためには、M&A仲介会社などの専門家に相談をし、最適なスキームを選択し戦略的に進めていくことが必要です。

【製造業(メーカー)を事業承継する際におすすめの相談先】

  1. M&A仲介会社
  2. 地元にある金融機関
  3. 地元にある公的機関
  4. 地元の税理士・会計士・弁護士など
  5. マッチングサイト

【製造業(メーカー)の事業承継におすすめの仲介会社】

  1. 株式会社M&A総合研究所
  2. ひょうごエンジン株式会社
  3. 株式会社レコフ
  4. 株式会社フォーバル
  5. 株式会社中小企業M&Aサポート

【製造業(メーカー)を事業承継する理由】

  1. 後継者問題の解決
  2. 従業員の雇用先を確保できる
  3. 廃業や倒産におけるリスクを軽減
  4. 新しい事業を始められる
  5. 創業者利益を獲得できる

【製造業(メーカー)を事業承継するタイミング】

  1. 健康問題が生じた時
  2. 業界再編の動きに乗りたい時
  3. 経営難で将来が不安な時

【製造業(メーカー)の事業承継を成功させるコツ】

  1. 計画的に準備する
  2. 自社の強みをまとめておく
  3. 事業承継の相手先を選定する
  4. 事業承継後に従業員や取引先に報告
  5. 事業承継・M&Aの専門家に相談する

製造業(メーカー)の事業承継を成功させるには、M&Aに関する知識や見解が必要となるため、専門家のサポートは不可欠だといえるでしょう。

M&A総合研究所では、製造業(メーカー)の事業承継に精通した会計士が、相談からクロージングまでフルサポートをいたします

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