2024年11月22日更新
建設会社の事業承継の動向!準備から引き継ぎまで完全ガイド【事例あり】
建設会社の後継者がいない場合に、M&Aを用いて事業承継を行う経営者は多いです。この記事では、建設会社の事業承継の方法や成功させるためのポイントを解説します。納得した事業承継を行って、安心して建設会社を引き継ぎましょう。
目次
1. 建築業界の概要
建設業界にはさまざまな業種があります。建設業界の事業承継について説明する前に、どのような業種が含まれているのか、建設業界の概要を把握しておきましょう。
建築業界とは
建設業には総合建設業者と専門工事業者の2業態があり、総合建設業者とは土木建築などの工事を一式で請け負い、専門工事全体を取りまとめる事業者のことです。
対して、専門工事業者は左官工事や大工工事など、専門的な工事を請け負う事業者を指します。建設業は、国や民間からの工事受注を受けた事業者がそれぞれの工事を専門の下請け業者へ依頼して完成まで手掛けるケースが一般的です。
建設工事は一社ですべて行うケースは少なく、建設業界は下請けから二次受け・三次受けと連なるピラミッド構造となっています。
2. 建築業界の事業承継
建設業界は中小事業者が多く、後継者不在に悩む事業者も少なくありません。帝国データバンクが行った調査では、2023年の建設事業者の後継者不在率は60.5%であり、2021年より2.9%減少しているものの、非常に高い割合であることがわかります。
また、建設業界は慢性的な人手不足であり、なかでも若年層の人材が割合が非常に低いのが現状です。建設業はM&Aによるスケールメリットが働きにくいといわれます。
というのは、事業規模を拡大すると公共工事の入札資格が制限されるなどのデメリットがあり、労働力や原材料のコスト削減効果は得にくいためです。ですが、深刻な人手不足を解消するため、M&Aによって人材を確保するケースは非常に多くみられます。
参考:株式会社帝国データバンク「 特別企画:全国企業 後継者不在率 動向調査(2023)」
3. 建設業界の事業承継での課題
建設業を行うには許認可が必要であり、管理責任者を現場に置かなければならないなどの決まりもあります。建設業界の事業承継での課題は、このような事業特性によるものです。ここでは、建設業界の事業承継における2つの課題について説明します。
建設業許可の引き継ぎ
建設業を行うためには、国土交通省の許可が必要です。そのため、建設業界の事業承継では許可の引継ぎが重要となりますが、法人と個人事業ではその扱いが異なります。
法人への事業承継では、商業登記を変更すれば許可の引継ぎが可能です。個人事業では許可の引継ぎが認められていないため、事業承継を行う個人事業主が建設業許可の廃業届を行ってから、事業を引き継ぐ事業主が新たに許可を申請しなければなりません。
ですが、2020年10月に建設業法の改正が行われ、合併や事業譲渡および相続の場合は建設業許可の引き継ぎが可能となり、個人事業主も相続で事業を引き継ぐケースでは、建設業許可の引き継ぎが認められるようになりました。
経営管理責任者の不足
建設業を行うためには、経営管理責任者を社内に一名以上置くことが義務付けられています。経営管理責任者とは対外的な営業を行う際の責任者を指し、実務経験などの要件を満たしていなければ経営管理責任者には就けません。
個人事業の場合は事業主自身が経営管理責任者であるケースが一般的ですが、法人の場合は常勤役員のうち一名以上が経営管理責任者であることが決められています。
建設業の事業承継では経営管理責任者を引き継げるかどうかが問題となることもあり、譲渡側は経営者が経営管理責任者に就いている場合、ほかに条件を満たす人物が社内にいるかなど事前に確認しておかなればなりません。
4. 建設会社の事業承継には早めに取り組もう!
建設会社の事業承継は、早めに取り組むのが良いとされています。自身が経営から離れるにあたって、後継者に会社を引き継いでもらいたいなら、早めに準備を始めて損をすることはありません。
事業承継をしようと思って後継者を探してみても、親族や従業員に後継者が見つからないというケースもよくあります。2019年の帝国データバンクの調査では、後継者不在率は65.2%となっています。
しかし、後継者がいない場合でもM&Aという方法で事業承継を行う建設会社は多いので安心してください。
どの事業承継方法をとるとしても、早めに着手することが成功の鍵です。慌てて事業を引き継いでも、経営が傾いては意味がありません。
建設業界の需要は落ち着いていくと見られていますが、実力ある経営者に事業承継できれば、会社は発展していくはずです。安心してリタイアができるように、入念に準備をして事業承継を成功させましょう。
しかし、「事業承継について何から始めれば良いのかわからない」「今すぐにリタイアする気はないから事業承継については後回しにしよう」という方も多いでしょう。
ここでは建設会社の事業承継を少しでも意識したときに、行っておくと良いことを説明していきます。
5. 建設会社の事業承継を考えたときに最初にすべきこと
建設会社の事業承継を考えたときに最初にすべきことは、経営状況と経営課題の把握です。
経営状況や経営課題が不明確なままでは、何をどのように後継者に引き継げば良いのかわかりません。したがって、まずは建設会社の現状を整理してください。
ここで重要なのは、経営状況を整理する際に考えなければならない自社の経営資源に、目に見えない知的資産も含まれることです。単に株式を後継者に渡せば事業承継が完了するというわけではありません。
事業承継ではさまざまなものを引き継ぎます。2019年の中小企業庁の情報によると、後継者を選んでから事業承継が完了するまでに3年以上かかる企業が全体の約4割を占めています。
事業承継は非常に時間がかかります。まだ今すぐに事業承継をしようと思っていない場合でも、早めに経営状況と経営課題の整理だけは行っておきましょう。
また、事業承継を成功させるためには、後継者が経営しやすい環境を作ってあげることが大切です。経営状況や経営課題が具体的に挙げられたら、どこまで会社を磨き上げてから引き継ぐのかについても考えましょう。
現状が整理できたら、後継者を選定していきます。
6. 建設会社の事業承継における3つの後継者選定方法
建設会社の事業承継における後継者の選定方法は以下の3つです。建設会社の後継者を探そうと思ったとき、親族内承継と親族外承継をイメージする方が多いでしょう。しかし、身近に後継者がいなくてもM&Aによる事業承継ができます。
①親族内承継
中小企業において親族内承継は最も馴染みのある方法であり、多くのケースで活用されています。
親族内継承とは
経営者の子どもなど親族から後継者を選び、事業を引き継ぐ方法です。親族内承継は、自社株と保有資産を後継者へ引き継ぐかたちで行われます。
親族内承継のメリット
親族内承継のメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
- 従業員や取引先などの関係先から理解を得やすい
- 経営者としての教育期間が確保できる
- 所有と経営の分離が起こらない
1つ目は関係先からの理解が得られやすいことです。従業員や取引先などの関係者は経営者の親族であれば心情的に受け入れやすいため、理解が得られやすいメリットがあります。
2つ目は経営者としての教育期間を十分確保できることです。後継者の教育期間は少なくとも数年かかるといわれていますが、経営者の親族を後継者とする場合は事業承継の実施時期に合わせて早い時期から育てていくことができます。
3つ目は所有と経営の分離が起こらないことです。親族内承継では後継者へ財産と経営権を一緒に引き継ぐことができるので、所有と経営の分離が起こらず、スムーズな事業運営が可能となります。
親族内承継のデメリット
一方で親族内承継のデメリットには、以下の2点があります。
- 適性のある後継者が親族内にいない場合がある
- 親族内で争いが起こる可能性がある
親族内に後継者候補がいても、必ずしも適性が備わっているとは限りません。また、経営者としての資質がある人物が親族内にいても、事業を継ぐ意思がないケースもあります。
どちらの場合も無理に事業承継をしてしまうと経営状態が悪化するリスクもあるため、難しいと判断した場合はM&Aによる事業承継など別の手段も視野にいれたほうがよいでしょう。
また、相続による事業承継では後継者候補以外にも相続人がいるケースが多いです。この場合、相続人が経営権(株式)や財産分与について争いがおこるケースも珍しくありません。
株式が分散してしまうと経営権が掌握できなくなり、事業がうまくいかない可能性もあるため、親族内承継を検討している場合は経営者自身が生前から後継者や財産分与について決めておくことが必要です。
②親族外承継
自社の役員や従業員に優秀な人材がいる場合、後継者候補に選ぶこともできます。資質が備わった人材に事業を任せられるため、親族内に後継者候補がいない場合は選択肢のひとつとなる方法です。
親族外承継とは
親族外承継とは、経営者の子供など親族以外から後継者を選定して事業を引き継ぐ方法です。後継者候補は自社の役員や従業員などであり、企業理念や経営方針を十分理解している人材が選ばれるケースが多くみられます。
親族外承継のメリット
親族外承継では社内の役員や従業員などから後継者を選ぶため、資質や能力を見極められることが最も大きなメリットです。
また、企業理念や経営方針など他者への引継ぎが難しい要素もよく理解しているため、事業の一貫性が保ちやすいというメリットもあります。
親族外承継のデメリット
親族外承継の場合、株式は有償譲渡するケースが一般的ですが、その際に最大のデメリットとなるのは資金調達です。株式の評価額は優良な企業ほど高くなり、後継者個人が経営権の掌握に必要な株式を取得できるだけの資金を持っているケースはほぼありません。
そのため、株式を取得するために融資を受ける必要がでてきますが、個人保証を負うリスクから後継者候補から事業承継を辞退される可能性もあります。
③M&Aによる事業承継
親族内承継や親族外承継が難しい場合でも、M&Aを活用することで事業承継を行うことができます。
M&Aによる事業承継とは
M&Aによる事業承継とは、株式譲渡や事業譲渡などのM&A手法を用いて、自社あるいは事業を他社へ引き継ぐ方法です。
ほとんどの場合は株式譲渡が用いられ、自社の発行済み株式を第三者(他社)へ売却することで経営権を移転させます。
M&Aによる事業承継のメリット
M&Aによる事業承継のメリットには、大きく以下の4つが挙げられます。
- 広い範囲から後継者を探すことができる
- 経営者は個人保証から解放される
- 創業者利潤を獲得できる
- 従業員の雇用が維持できる
M&Aの相手先は、仲介会社などを介して広い範囲から探します。経営者の周りに後継者候補がいなくても、他社へ事業を引き継げる点が最も大きなメリットです。
また、中小企業が融資を受ける際は経営者が個人保証を負うことが多く、これが障壁となり親族への事業承継が難しかったり、なかなか引退できなかったりするケースも多くみられます。
M&Aによる事業承継では、多くの場合、譲受側が保証自体を引き受けるか融資を肩代わりするかたちをとるため、経営者は個人保証が解除される点もメリットです。
さらに、株式譲渡の場合はオーナー経営者が売却した利益を得ることができるので、セカンドライフの資金にするなど自由に使うことができます。
そのほか、M&Aによる事業承継では従業員の雇用契約も譲受側へ引き継ぐことが可能です。引継ぎ方法は手法によって違い、株式譲渡であれば包括的に承継され、事業譲渡であれば個々に契約しなおすかたちで譲受側へ雇用を引き継ぐことができます。
M&Aによる事業承継のデメリット
M&Aによる事業承継にはデメリットもあり、主なものには以下が挙げられます。
- 相手先がみつからない可能性もある
- 従業員が離職するリスクがある
- M&A後に経営方針が変わる可能性がある
1つ目は相手先がみつからない可能性があることです。企業の経営状態や市場動向などのさまざまな要因がありますが、M&Aはすぐに相手先がみつかるというものではなく、最終的にマッチングせずに終わったり、交渉へ進んでもM&Aが成立しなかったりする可能性もあります。
M&Aによる事業承継の成功率を高めるためには、事業承継の検討を始めた早めの段階で専門家に相談し、実施タイミングをはかることもポイントです。
2つ目はM&Aによって従業員が離職する可能性があることです。M&Aを行った理由や従業員の処遇などを丁寧に説明しなければ、混乱や反感を招く可能性があり、従業員の離職にもつながりかねません。キーマンや幹部が離職すればM&A後の事業運営にも影響しかねないため、公表のタイミングや内容には十分な注意と配慮が必要です。
また、M&A後に譲受側の経営方針に沿って事業を行います。経営方針だけでなく従業員の雇用条件も変更される可能性があるため、譲渡側は交渉段階から従業員の雇用条件について譲受側とよく話し合ておくことが重要です。
7. 後継者が身近にいないなら廃業よりM&Aが正解!
後継者が身近にいない場合、廃業よりM&Aを行った方がよいと考えられる理由には、以下の4つがあります。廃業を選ぶと費用がかかるうえに、さまざまな関係者に影響が出ます。それぞれの理由について、順番に確認していきましょう。
①廃業費用がかからない
まず、M&Aを行えば、廃業の際に必要な費用がかかりません。廃業費用とは、例えば設備を廃棄する費用や、事務所のテナントを入居時に戻す原状回復費用です。
建設会社の廃業費用は他の業種に比べて低いといわれています。しかし、それでも最低限のお金は必要となるので事前に考えておかなければなりません。
中小企業庁の情報によると、建設会社で廃業費用がかからなかったケースは全体の3.2%と非常に少ないです。
建設会社が事業を行う際、設備のリース・レンタルを行わずに自社でまかなっている場合は、廃業費用は高額になりやすいです。しかし、M&Aを行えば廃業費用はかかりません。それだけではなく、現経営者は売却による利益も得ることができます。
このように、廃業ではなくM&Aを選ぶと、金銭的なメリットが大きいです。
②従業員の職がなくならない
従業員の職がなくならないというのも、廃業を避けるメリットです。
建設会社は人手不足で悩んでいるケースが多いので、転職先がないという従業員は少ないでしょう。しかし、中小規模の会社を中心に、建設会社は経営者のカラーが社風に現れやすいです。
あなたの会社を気に入って長く勤めている従業員が、転職先で必ずうまくいくとは限りません。
M&Aで会社を引き継いでもらえば、今まで勤めてきた顔なじみの仲間たちと引き続き働いてもらえるので廃業よりも安心です。
③取引先に迷惑がかからない
廃業してしまうと取引先に迷惑がかかるということも覚えておかなければなりません。
特に、自社が大きなシェアを占めている取引先がいるなら、廃業すると大きな迷惑をかけてしまいます。そうでなくても、定期的に仕事を発注してくれていた取引先には、廃業したら別の建設会社を探してもらうことになるでしょう。
新しい建設会社を探す際には与信情報を手に入れるなど手間もかかってしまいます。
M&Aで自社を存続させれば、取引先に迷惑がかかりません。そのうえ、人材の数も増えて今まで以上に受注できる工事の幅も広がり、取引先も今まで以上に安心して仕事を発注できるでしょう。
④会社が成長して対応できる工事が増える
廃業すれば会社はなくなってしまいますが、M&Aで存続させれば会社は成長していきます。そうすることで、今までは対応できなかった工事も可能になることが珍しくありません。
例えば、同業他社に買収されれば、買い手の人材や技術力も活かした工事ができるようになります。新たな工事に取り組めば、自社の従業員の能力も高まっていくでしょう。
自分の育てた従業員たちが大きな工事を成功させるのは、あなたにとっても達成感があるはずです。リタイア後も自分が経営してきた会社の成長を楽しみにできるのは、非常に嬉しいポイントだといえるでしょう。
以上の理由から、廃業ではなくM&Aを選ぶのが良いといえます。身近に後継者がいないというだけで事業承継を諦めてしまうのはもったいないです。親族や従業員から後継者が見つからないとしても、会社を存続させることを諦めないでください。
8. 建設会社の事業承継の成功事例
近年の建設会社の事業承継の主な成功事例を紹介します。
守谷商会と未来ネットワークの事業承継
2024年11月8日、守谷商会は、ユニットハウスの製造・設計・企画などを手がける未来ネットワークの全株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。
守谷商会は、長野県を拠点に大都市圏や中京圏で総合建設業を展開しています。今回のM&Aにより、新たな商品をグループの事業ラインアップに加えることで、顧客ニーズの多様化や事業環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築し、競争力の強化を目指しています。
ナガワと鳥海建工の事業承継
2020年に行われた建設会社の事業承継の事例もご紹介しておきます。
2020年9月に、ナガワは、主に埼玉県で総合建設事業を行っている鳥海建工の全株式取得により、子会社化することを発表しています。
ナガワグループは、モジュール・システム建築事業の拡大を図っているため、この買収により、ナガワが経営戦略としているモジュール・システム建築事業の体制が強化できることを見込んでいます。
9. 建設会社の事業承継をM&Aで行う際の流れ
M&Aは必要な工程が多いため、大まかな流れを頭に入れておくとスムーズに事業承継を行うことができます。ここでは、建設会社の事業承継をM&Aで行う場合の流れをみていきましょう。
まだ具体的な事業承継時期が決まっていないという場合も、できるところまでは準備しておけば、よいタイミングを逃さずにM&Aを行うことができます。
①経営状況の確認
すでにご紹介しましたが、建設会社が事業承継をする際にまずするべきことは、経営状況の確認です。売上や取引先の数といった自社の現状や、引き継ぐべき経営資産を整理することから始めましょう。
特に重要なのが、後継者に引き継ぐ経営資産についてです。事業承継といえば、経営権を後継者に渡せば良いと考えている方も少なくありません。
しかし、事業承継を成功させるには、経営権だけではなく、株式や会社の設備などの資産に加え、知的資産の承継も必要です。知的資産とは、例えば経営理念やノウハウ、従業員との関係性、取引先との人脈が挙げられます。
建設会社は経営者の人柄で成り立っている部分も大きいので、特に知的資産が重要です。M&Aで事業を引き継ぐ場合も、買い手に自社の知的資産を理解してもらうことが重要となります。
自社の強みがどこにあるのかを目に見えない部分まで確認し、後継者に引き継げるように準備していきましょう。
②経営課題の把握と磨き上げ
次に行うことは、経営課題の把握と磨き上げです。事業承継を実行する前に、より良い状況で後継者に引き継げるよう準備していきます。
事業承継は、会社を飛躍させる良い機会です。例えば競争力が弱いのであれば、強みを増やして弱みを改善しなければなりません。自社の職人の技術力向上やサービス範囲の拡充、若手の採用と育成などできることは多いです。
また、建設会社は取引先が偏っているケースも珍しくありません。事業承継前に新たな取引先を増やし、事業リスクを分散させておくと安心して引き継げます。
収益性の良い会社や事業リスクの低い会社はM&Aでも買い手が見つかりやすくなるので、しっかり磨き上げておきましょう。
③買い手への条件設定
自社を磨き上げることができたら、買い手への条件を決めていきます。
条件を考えることなく買い手探しを行うのは良くありません。なぜなら、買い手によっては、気持ちに反した経営が行われてしまう可能性があるためです。
例えば、従業員の雇用を継続してもらうことを条件にする経営者はたくさんいます。買い手と売り手で考え方は違うので、「この条件は当たり前だからいうまでもないだろう」と、安易に考えるのはやめましょう。
どのような買い手なら心配なく会社を任せられるのかを考えてみてください。従業員や取引先といった自社の関係者も安心できる買い手をイメージすると考えやすいです。
④M&A仲介会社の選定
どのような会社に自社を引き継ぎたいかを決めたら、M&A仲介会社を選びます。M&A仲介会社を選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 建設会社のM&Aの経験が豊富か
- 専門家が親身になって話を聞いてくれるか
- 報酬を無理なく支払えるか
建設会社の事業承継をM&Aで行う際は、ぜひM&A総合研究所にお任せください。M&A総合研究所には、建設会社の事業承継に精通したM&Aアドバイザーが在籍しており、親身になって案件をフルサポートいたします。
当社は完全成功報酬制(※譲渡企業のみ)となっております。無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、建設会社の事業承継をM&Aで行う際は、お気軽にご連絡ください。
⑤買い手探し
M&A仲介会社が選べたら、買い手探しを行っていきます。事前に決めた条件をM&A仲介会社に伝えつつ、自社に最適な買い手を探しましょう。
条件によってはすぐに買い手が見つからない可能性もあります。その場合はM&A仲介会社と条件を相談しつつ、会社の磨き上げを続けておくのが良いです。
このとき避けるべきなのは、納得できない買い手を慌てて選んでしまうことです。事業承継はやり直しができないので、落ち着いて進めていきましょう。
⑥買い手との条件交渉
買い手が見つかったら、条件交渉を行います。
M&Aでは、事前に伝え合っていた条件以上の契約にできることも少なくありません。条件交渉の際には、自社の強みがよくわかるように資料を持参してください。
また、相手の要望も聞き取りながら、お互いが納得できる条件を探していきましょう。買い手は自社の後継者となってくれる存在です。一方的に自分の条件を押し付けるのはやめて、お互いの希望をしっかり伝え合うのが良いといえます。
ちなみに、条件交渉の際にM&A仲介会社が同席してくれることが多いです。第三者としての客観的な意見をもらえばスムーズに交渉しやすいでしょう。
⑦デューデリジェンスと条件調整
大まかな条件交渉が終わったら、デューデリジェンスを行います。
デューデリジェンスとは、買い手が売り手について監査することです。経営自体や税務関係など、さまざまなところに問題がないかを確認していきます。
デューデリジェンスの結果によっては、先ほどの段階で決めた条件が調整されます。
あまり買い手に知られたくない情報もあるかもしれませんが、隠すのは絶対にやめましょう。M&Aが成立してから不当に情報を隠していたことが発覚すれば、大きなトラブルになってしまいます。
買い手に気持ちよく事業を引き継いでもらえるように、デューデリジェンスには積極的に協力していきましょう。
⑧事業承継の実行
調整された条件にも納得できたら、会社を引き継ぐための契約を結ぶなどして事業承継を実行します。細かな手続きはケースによるので、M&A仲介会社の指示に従いましょう。
事業承継を実行する際には、従業員や取引先に丁寧に説明と挨拶をした方が受け入れてもらいやすいです。
自分が経営から離れるからといって、いい加減な引き継ぎをしてしまうと、買い手は円滑に事業を引き継げません。買い手の会社と自社が統合して経営がうまくいくまでは、買い手のサポートを続ける気持ちでいるのが良いでしょう。
また、親族にも自社を売って引き継いでもらうことを伝え、納得してもらわなければなりません。過去に後継者になることを断られていたとしても、M&Aについて説明して理解してもらってください。
ここまでさまざまな手続きを紹介しましたが、不備なく行えるかが不安な方もいるはずです。しかし、M&A仲介会社にサポートを依頼すれば、丁寧に手伝ってもらえるので心配はいりません。建設会社の事情に詳しい専門家にサポートしてもらえれば、安心して手続きを進めていけるでしょう。
10. 建設会社の事業承継の5つの注意点と対策
ここでは、建設会社が事業承継を行うときの注意点と対策についてみていきましょう。これらのポイントを意識して事業承継を進めることは、成功率の向上やリスク回避につながります。また、事前に対策できる部分は可能な限り行っておくことも、事業承継成功のポイントです。
①建設業許可について事前に考えておく
事業承継の際には、建設業許可について事前に考えておきましょう。
建設業許可を取り直す場合は、早くても1カ月ほどかかります。それも踏まえて事前にスケジュールを考えておかなければなりません。
許可の引き継ぎは、個人事業主の場合と法人の場合で異なります。個人事業主の場合、建設業許可は引き継げません。ですので、事業を引き継いだ人が新たに許可を取り直すことになります。
一方で法人の場合は、建設業許可は会社全体に対して出されているものです。したがって、事業承継によって会社の経営者が代わったときには引き継ぐことが可能です。
しかし事業承継によって建設業の許可要件を満たさなくなったケースでは、法人でも許可が引き継げなくなります。建設業許可の主な条件は以下の5つです。
- 経営業務の管理責任者がいること
- 専任技術者がいること
- 財産的基礎があること
- 欠格要件に該当しないこと
- 営業所があること
特に、経営業務の管理責任者や専任技術者については事業承継で変わりやすいので気をつけなければなりません。建設業の許可が引き継げるように、後継者にきちんと理解してもらう必要があります。
どうしても許可要件を満たすのが無理な場合は、再取得の手続きが必要です。スムーズに事業を引き継いでもらうために、事前に許可について確認しておきましょう。
②公共工事の入札参加資格が変わるか確認する
公共工事の入札参加資格が変わるか確認することも重要です。
国土交通省が定めるランク分けが変われば、競争参加資格も変わります。そうすると、今まで参加できていたランクの工事が入札できなくなるかもしれません。
自社や事業承継先の会社が公共工事をよく受注していた場合は、特に注意が必要です。事業承継をする前に、ランク分けが変わらないかどうかを確認しておきましょう。
③事業承継後の社風の変化に気をつける
事業承継後の社風の変化に気をつけることも大切です。
建設会社は経営者が変われば、大きく社風が変わることがあります。社長であるあなたの人柄に惹かれて働き続けてくれていた従業員が多ければ、事業承継後は働くモチベーションが下がってしまうかもしれません。
事業承継は目に見えない資産を引き継ぐことも大切です。まずは後継者に今の社風を知ってもらいましょう。
そして、事前に従業員には事業承継の必要性や、後継者を選んだ理由をしっかり説明しておく必要があります。事業承継について理解してもらうことで、あなたがいなくなってからも会社を発展させるために協力してもらえるでしょう。
④従業員や取引先へのケアを怠らない
事業承継の際には、従業員や取引先へのケアを怠らないようにしなければなりません。
経営者が変わると、関係者に大きな影響があります。説明なく経営者がリタイアすると、社内は大きく混乱するでしょう。
そして事業承継を行うとき、特に取引先へのケアは後回しにされがちです。事業の引き継ぎを考えた場合にまずは社内のことを重視するのはおかしなことではありません。
しかし、現経営者の人柄があって取引を続けてもらっていたのであれば、事業承継をきっかけに取引が打ち切られることもあります。
取引は続けてもらえるケースでも、契約内容が大幅に変わることも少なくありません。したがって、事業承継を決めたときには従業員だけではなく、取引先ともしっかりコミュニケーションをとって事業承継について理解してもらいましょう。
⑤親族に理解してもらう
親族に事業承継について理解してもらうことも大切です。
特に、親族内承継以外の場合には、内心で後継者になりたいと思っている人がいないかをしっかり確認しなければなりません。身近に後継者希望の人がいるのに、簡単に外部への引き継ぎを決めてしまうと後々トラブルになりやすいです。
ただし、親族にM&Aの詳細な話を伝える際、時期には気をつけた方が良いです。M&Aは情報管理が成功のポイントです。まだ契約が成立していないのに情報漏洩してしまうと、M&A自体が破断することもあります。
したがって、まずは身近に後継者希望の人がいないか確認し、いないことがわかったらM&Aで事業承継することを説明しましょう。そして買い手企業に関する具体的なことを伝えるのは、M&Aが成立してからにしてください。
ここまで、建設会社が事業承継する際の注意点を見てきました。事業承継する際には注意点を押さえたうえで取り組むことがポイントです。
もし少しでも不安なことがあるなら、早めに専門家に相談しましょう。
11. 建設会社の事業承継におすすめの相談先
建設会社の事業承継におすすめの相談先をご紹介します。
金融機関
最近、金融機関が企業のM&A(合併や買収)を支援する専門部署を新設する動きが顕著です。大手投資銀行やメガバンクは、資金調達のアドバイスや取引戦略の立案など、M&Aプロセス全体をサポートする幅広いサービスを提供しています。これにより、企業は事業承継や資金調達といった複雑な課題を効果的に解決し、専門家の知見を活かして取引の成功率を高めることが可能です。
一方で、大型案件が優先される傾向があり、中小企業が十分な支援を受けられない場合もあります。そのため、自社の規模や目的に合った支援機関を慎重に選ぶことが重要です。また、こうしたサービスには高額な費用がかかる場合があるため、事前に料金体系を確認し、費用対効果をしっかりと見極める必要があります。
公的機関
近年、事業承継やM&Aを支援する公的機関の取り組みが大幅に充実しています。「事業承継・引継ぎ支援センター」は全国に設置され、後継者不足に悩む中小企業を対象に、無料で事業承継やM&Aに関する相談や情報提供を行っています。
さらに、企業間マッチングの仕組みが整備されており、地方企業でも専門的な支援を受けやすい体制が整っています。個人事業主向けの支援も強化されており、必要に応じてM&A仲介会社や専門家を紹介してもらうことが可能です。
一方で、公的サービスは民間仲介会社と比較してスピード感や柔軟性に限界がある場合があるため、利用する際にはその特性を理解し、自社のニーズに合った選択肢を慎重に見極めることが重要です。
これらの公的支援は、リスクを抑えながら事業承継やM&Aを進めるための有効な選択肢の一つといえるでしょう。
M&A仲介会社
M&A仲介会社は、企業の売買をスムーズに進めるために専門的なサポートを提供する機関です。単に売り手と買い手を仲介するだけでなく、交渉の進行管理、企業価値の算定、契約書の作成など、取引を成功させるために必要なさまざまな業務を支援します。これにより、M&Aが初めての企業でも安心して取引を進められる環境が整っています。
特筆すべきは、広範囲なネットワークを活用して、理想的な取引相手を迅速に見つける能力です。このネットワークが取引の成功率を大幅に高める要因となっています。また、初心者にも分かりやすい説明を心がけ、不安を軽減する姿勢が魅力です。
ただし、仲介会社を利用するには着手金や中間報酬などの費用が発生する場合があるため、事前に料金体系を確認することが重要です。コストを抑えたい場合には、成功報酬型のサービスを選ぶことで、費用対効果の高い支援を受けることが可能です。
12. 建設会社の事業承継まとめ
中小規模の建設会社の経営者はできるだけ早く事業承継に着手するべきです。後継者を選んでから事業承継が完了するまでに、3年以上かかることは少なくありません。
建設会社の事業承継は建設許可の引き継ぎなど注意するべき点も多いので、余裕を持ったスケジュールを考えておく方が安心です。手遅れになる前に後継者選びを始めて、安心して事業を引き継ぎましょう。。
13. 建設・土木業界の成約事例一覧
14. 建設・土木業界のM&A案件一覧
【業績20年以上/高い技術力】リフォーム・新築工事事業(東北エリア)
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:2439公開日:2024年11月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
希望なし
リフォーム事業・新築工事・不動産売買
【EBITDA約1億円】関東×鉄道会社メインの設備工事業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/その他/関東・甲信越案件ID:2401公開日:2024年11月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
鉄道会社向けをメインとした各種設備工事
【東海/施工人員複数在籍】塗床・防水工事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2397公開日:2024年11月11日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
様々な施設を対象とした塗床・防水工事
【実績多数/黒字・時価純資産以下】東北の総合建設業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:2371公開日:2024年10月29日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1億円(応相談)
建設業
【有資格者在籍/財務良好】関西の外壁・塗装工事業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2367公開日:2024年10月29日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
外壁・塗装工事
【有資格者多数】京都府×舗装工事・土木工事業
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2357公開日:2024年10月24日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
京都府を拠点に、舗装工事業を手掛ける企業様です。
【関西地方/一級建築士在籍】多様な工事が可能な建設業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2330公開日:2024年10月16日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
・建築工事 ・小規模マンションの開発、賃貸、売買業
【5期平均営利3億円以上】九州の不動産取引業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:2293公開日:2024年09月30日売上高
25億円〜50億円
営業利益
10億円〜25億円
譲渡希望価格
希望なし
不動産開発、売買、賃貸管理
【EBITDA1億円以上の高収益/有資格者・拠点多数】 地場優良建設コンサル業
建設・土木・工事・住宅/調査・コンサルティング/中部・北陸案件ID:2272公開日:2024年09月23日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
10億円〜15億円
技術士や測量士有資格者を多数抱え、測量・調査・設計・維持などの業務を提供
【中国地方/職人20名超在籍】地域トップクラスの鉄筋工事会社
建設・土木・工事・住宅/中国・四国案件ID:2248公開日:2024年09月13日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
鉄筋工事・鉄筋加工販売業
【業歴50年以上×九州地方】オーダー家具製造業
その他の製造業/ECサイト(カートあり)/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:2246公開日:2024年09月12日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
オーダー家具・別注家具の製造販売
【EBITDA約3億円/NetCash】不動産売買(宅地分譲メイン)業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/関東・甲信越案件ID:2245公開日:2024年09月12日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
2.5億円〜5億円
譲渡希望価格
9億円(応相談)
不動産売買業をメインに展開
【東海地方/財務優良】道路舗装工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:2232公開日:2024年09月10日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
主に舗装工事業を営む企業
【東北地方/財務優良】道路舗装工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:2215公開日:2024年09月02日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5億5千万円(応相談)
・主に舗装工事業、土木事業、特殊工事業を営む企業
【安定した財務体質】北陸信越地方の鉄筋加工・工事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:2212公開日:2024年09月02日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億4,000万円(応相談)
鉄筋加工・工事業
【福岡・仙台地域×建築業】年間200棟以上の施工実績あり
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/九州・沖縄案件ID:2151公開日:2024年08月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2,500万円(株価1,500万円+役員借入金の返済約1,000万円)※応相談
福岡・仙台エリアにて一戸建てや集合住宅の建築施工を手掛ける
【高収益×法面緑化資材等企画販売】全国対応可能
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2150公開日:2024年08月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
法面緑化資材等の企画、販売を行う
【中部地方/県内唯一】木造住宅パネル製造
その他の製造業/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2146公開日:2024年08月14日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2000万円(応相談)
中部地方にて木造住宅パネル製造をしており、県内で本事業を唯一手掛ける企業
【関西/OBからの高い信頼】木造住宅の新築・リフォーム工事業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2145公開日:2024年08月13日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
建築工事業
【財務・収益力良好】北関東エリア/総合建設コンサル業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2131公開日:2024年08月06日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
5億円〜7.5億円
測量,土木建築設計,環境調査,補償コンサルタント,土地開発
【首都圏/業績拡大中】アスベスト除去工事業
建設・土木・工事・住宅/リサイクル・環境/調査・コンサルティング/関東・甲信越案件ID:2122公開日:2024年08月05日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
アスベスト除去工事
【オーストラリア/政府当局認定業者】プレキャストコンクリート製造
その他の製造業/海外案件ID:2108公開日:2024年07月31日売上高
10億円〜25億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
応相談
オーストラリアにてプレキャスト及びプレストレストコンクリートの製造を手掛ける企業
【東北】施工管理技士 / 建設系人材派遣業
建設・土木・工事・住宅/人材派遣・アウトソーシング/東北案件ID:2103公開日:2024年07月30日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
地元の大手建設会社への取引をメインに行う、建設系人材派遣会社。 施工管理技士や、事務等の派遣業を手掛ける。
【無借金経営】一都三県の土木工事業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2079公開日:2024年07月23日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2億円
・公共工事を中心に事業を行う土木工事会社
【首都圏×無借金経営】 水道工事業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2074公開日:2024年07月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
3億4,000万円
首都圏において設計施工による水道工事をメインに手掛ける。
【建築主力/地場有力】近畿・関西エリアの総合建設業
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2045公開日:2024年07月16日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
応相談
・対象会社は近畿地方に所在し、地場に根差した経営をしております。 ・建築受注を中心に、官民問わず受注を受けております。
【EBITDA1億円超】 四国×総合不動産業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中国・四国案件ID:2035公開日:2024年07月10日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
四国エリアにて不動産企画・開発・販売・管理までを手掛ける総合不動産会社
【首都圏エリア/業歴数十年以上を誇る塗装・防水工事業】
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:2028公開日:2024年07月09日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
マンションの塗装・防水工事に強みを持つ首都圏の企業
【東海エリア/高収益/無借金経営】 総合設備工事・メンテナンス業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2015公開日:2024年07月04日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
5億6,000万円
設備工事業/大型施設や工場の設備工事及びメンテナンス全般に対応
【事業譲渡】北関東×製材所事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1993公開日:2024年07月02日売上高
1000万円〜5000万円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
・プレカットの前の工程を手掛ける(主に自社の戸建住宅の材料として使用) ・敷地面積4,000㎡以上、現地は製材事業の環境として申し分なし ・低温乾燥の自社製材から生まれる良質な無垢材の提供が...
【優良取引先あり】東北のサッシ・エクステリア工事業
その他の卸・小売/建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:1975公開日:2024年06月26日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
サッシ・エクステリア工事、特産物オンライン販売
【業歴70年超】北陸地方 / 元請け100%の建設業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1961公開日:2024年06月20日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
北陸地方にて、公共工事における改修、リフォーム等の建築工事を元請け100%で手掛ける企業
【無借金/NetCash1.2億円】九州 × 土木工事業者
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1949公開日:2024年06月17日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
九州地方にて土木工事業をメインに手掛ける企業。
【福岡県 /財務良好・無借金経営】土木工事を中心に施工を行う企業
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1948公開日:2024年06月19日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
4億円以上
公共工事をメインとする元請工事が8割以上の土木工事
【EBITDA100M】中国・四国地方の産業廃棄物処理業
建設・土木・工事・住宅/リサイクル・環境/中国・四国案件ID:1926公開日:2024年06月07日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
・解体工事、土木工事ほか(特定建設業許可) ・一般/産業廃棄物収集運搬業 ・産業廃棄物処理業(中間処理)
【中国地方】有資格者が豊富な土木工事
建設・土木・工事・住宅/中国・四国案件ID:1894公開日:2024年05月24日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
土木工事。土木、建築でAランクを取得しており幅広い工事に対応が可能。一級土木の有資格者が10名以上在籍している。
【Netcash3億円/3期平均EBITDA6,000万円/無借金】内装工事業者
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:1872公開日:2024年06月12日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
ゼネコン・地場建設会社の下請け業者として建物の内装工事を行う
【業績拡大中】東海地方大規模修繕工事
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1867公開日:2024年05月16日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
マンションを中心とする大規模修繕工事の施工管理を行う。
【年間200件近い工事実績/上場企業複数社と直接取引】東海地方のプラント工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:1844公開日:2024年05月20日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
7.5億円〜10億円
・プラント工事業 ・設計以外の全業務を自社で対応可能 ・対応エリア:全国
【EBITDA1.6億/関西】高利益体質の機械器具設置業
建設・土木・工事・住宅/人材派遣・アウトソーシング/倉庫・物流・運送・宅配/近畿案件ID:1841公開日:2024年05月07日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
10億円〜15億円
近畿圏内中心に機械器具設置業、とび土木、倉庫業を営む企業
【関西地方/業歴20年以上】高品質なブランド木材の製材事業を手掛ける会社
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:1830公開日:2024年04月30日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
6,500万円以上
品質の高いブランド木材を利用し、関西エリアを中心に事業展開する製材事業者
【純資産以下での譲渡】北関東の測量業及び建設コンサルタント業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/調査・コンサルティング/関東・甲信越案件ID:1786公開日:2024年04月16日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
9,000万円以上(純資産以下)
北関東地方にて測量業・建設コンサルタント業を営む企業でございます。
【海外/インフラプロジェクトで豊富な実績有】 マレーシアを代表する建設・エンジニアリング企業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/海外案件ID:1726公開日:2024年03月28日売上高
50億円〜100億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
応相談
・インフラに強みを持つ建設、エンジニアリング業
【東北 / 有資格者多数 / 約8割元請】土木・水道施設・解体・のり面工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:1721公開日:2024年03月27日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
東北にて土木・水道施設・解体・のり面・舗装工事業を展開
【自社製材品を使用した木造建築】東海地方の注文住宅建築・リフォーム業
その他の製造業/住宅・不動産・ビルメンテナンス/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1671公開日:2024年03月08日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
注文住宅建築業・リフォーム業・製材業
【東北エリア】油脂販売・建設機械リース業
工業製品卸・小売/その他の卸・小売/住宅・不動産・ビルメンテナンス/東北案件ID:1631公開日:2024年02月25日売上高
10億円〜25億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
東北エリアにて、油脂販売・建機リース・土木資材販売業を展開
【新潟県】鉄骨工事の施工管理業務と建設機材・資材のレンタル・販売業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1624公開日:2024年02月21日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
新潟県にて鉄骨工事の施工管理業務をメインとし、建設機材のレンタル・建設資材の販売を手掛ける企業
【関西/NetCash4,000万円以上】リフォーム工事、外壁屋根塗装工事、外構工事、耐震工事 等
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:1606公開日:2024年02月15日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
関西でリフォーム工事を中心に外壁屋根塗装工事、外構工事、耐震工事などを営む
【四国 / 有資格者多数在籍】リフォーム・解体・買取・産廃運搬までを一気通貫で対応可能
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中国・四国案件ID:1603公開日:2024年02月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
希望なし
四国地方にて、解体・リフォーム・買取・産廃運搬を自社で一気通貫してし行う企業
【首都圏・技術者集団】建築積算業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1591公開日:2024年02月07日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
対象企業は、首都圏にて建築積算業務の専門企業であり、全国にて豊富な実績を誇る企業様でございます。
【中部・関東地方/すべての鍵に対応可能】鍵の開錠・修理・製作業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1576公開日:2024年02月08日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
カギ・防犯用品に関する総合サービス 防犯カメラの設置
【安定売上】特定分野に特化した建設機械の製造・販売・レンタル
工業製品製造/工業製品卸・小売/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1534公開日:2024年01月17日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
建設機械の製造・販売・レンタル
【EBITDA1.9億円/Rグレード】関東圏鉄骨ファブリケーター
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:1526公開日:2024年01月12日売上高
10億円〜25億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
希望なし
・地場大手ゼネコンを顧客に持ち鉄骨ファブリケーター業務を行う ・Rグレードの対応
【西日本・複数法人同時譲渡】就労継続支援業(図面チェック)、製作図業
IT・ソフトウェア/介護・福祉・医療/住宅・不動産・ビルメンテナンス/中国・四国案件ID:1463公開日:2023年12月14日売上高
10億円〜25億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
5億円〜7.5億円
①図面製作図業 ②就労継続支援A型
【海外/売上:約23億円】FPSO保全サービス・海洋資産保全・修理業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/海外案件ID:1423公開日:2023年12月06日売上高
10億円〜25億円
営業利益
2.5億円〜5億円
譲渡希望価格
希望なし
FPSO保全サービス・海洋資産保全・修理業
【海外/ISO14001国際規格に準拠】杭基礎工事
建設・土木・工事・住宅/海外案件ID:1427公開日:2023年12月06日売上高
100億円〜250億円
営業利益
25億円〜50億円
譲渡希望価格
希望なし
杭基礎工事業 ① 杭基礎工事 ② 土壌改良工事 ③ 山留工事 ④ 杭の各種試験(載荷試験、地耐力試験、引抜試験など) ⑤ 杭の引抜工事
【海外/国家プロジェクトへの入札可能】建設コンサルティング業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/調査・コンサルティング/海外案件ID:1432公開日:2023年12月06日売上高
10億円〜25億円
営業利益
5億円〜10億円
譲渡希望価格
希望なし
様々な面から調査(立地調査、市場調査等)および検討を実施し、プロジェクト全体を監督する ・建築プロジェクトの計画立案や設計 ・建築プロジェクト監督、管理 ・衛生、安全、環境管理 ・エンジ...
【中部地方】産廃収集運搬免許を持つ土木、解体、外構工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:1416公開日:2023年11月27日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
中部地方にて土木工事をメインに解体工事、外構工事などを手掛ける企業でございます。
【有資格者多数 / 特定建設業許可】多様なニーズに応えることができる総合建設業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/北海道案件ID:1404公開日:2023年11月21日売上高
5億円〜10億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
・土木工事、一般住宅の工事、管工事など、多様なニーズに応えることができる総合建設業。 ・一般貨物自動車運送事業の許認可を保有しており、運輸事業にも取り組む。
【九州地方 リピート顧客多数】施工管理業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/九州・沖縄案件ID:1353公開日:2023年10月26日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
九州地方にて施工管理を行い、注文住宅・リフォーム・改修工事等の幅広い管理実績がある企業でございます。
【北関東/リフォーム業】屋根・外壁・内装を年間200件対応
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1286公開日:2023年10月02日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
6,000万円(応相談)
北関東でリフォーム事業(外壁・屋根・内装)を展開されています。
<純資産以下での譲渡>【東海エリア / 販売用土地複数保有】地場に愛される建設会社
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1117公開日:2023年07月12日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
新築建設・リフォーム・土地販売
【東北】土木工事、アスベスト除去工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:0982公開日:2023年04月26日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
赤字経営
譲渡希望価格
希望なし
土木工事、アスベスト除去工事、解体作業等を行う企業。
【福岡県】公共土木工事・施工管理
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:0835公開日:2023年01月21日売上高
1億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
希望なし
土木・建築の施工管理のみを手掛けており、公共工事が売上全体の90%で官公庁主体に事業を手掛ける
【中部地方都市圏】地盤改良工事・地盤調査
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:0296公開日:2024年08月28日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
地盤改良工事をメインとして、地盤調査も手掛ける。
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