2022年06月06日更新
建設会社は会社譲渡(株式譲渡)で悩みを解決!譲渡の理由や成功するポイントを解説
現在、会社譲渡(株式譲渡)などによるM&Aが盛況であり、それは建設業界も同様です。そこで、建設業界において会社譲渡(株式譲渡)が行われる理由、買収側の思惑、具体的な手順や注意点、成功させるポイントなどを事例も交えて解説します。Ï
目次
1. 建設会社の会社譲渡(株式譲渡)とは
建設会社は許可制の業者であり、その監督官庁は国土交通省です。そして、一口に建設会社といっても、その事業者(工事内容)は、建設業法によって29種類に細分化されています。
以下が、建設業法に定められている29種の建設業種です。
- 土木一式工事業
- 建築一式工事業
- 大工工事業
- 左官工事業
- とび・土工・コンクリート工事業
- 石工事業
- 屋根工事業
- 電気工事業
- 管工事業
- タイル・レンガ・ブロツク工事業
- 鋼構造物工事業
- 鉄筋工事業
- 舗装工事業
- しゆんせつ(浚渫)工事業(法律上で「ゆ」は大文字表記)
- 板金工事業
- ガラス工事業
- 塗装工事業
- 防水工事業
- 内装仕上工事業
- 機械器具設置工事業
- 熱絶縁工事業
- 電気通信工事業
- 造園工事業
- さく井工事業
- 建具工事業
- 水道施設工事業
- 消防施設工事業
- 清掃施設工事業
- 解体工事業
会社譲渡(株式譲渡)とは
M&A(Mergers and Acquisitions=合併と買収)の代表的な手法の1つが、会社譲渡(株式譲渡)です。対象会社の株式を買い手に売却することで、その会社の経営権を譲渡します。
対外的には株主が変わるだけであり、事業、資産、会社組織、従業員など全て従来どおりのまま、つまり、会社を丸ごと買い手に譲渡する手法です。
M&Aの手法の中では、比較的シンプルな手続きで実施できることが特徴です。
2. 建設会社はこんな理由で会社譲渡(株式譲渡)している!
建設会社の会社譲渡(株式譲渡)は頻繁に行われています。そこで、どのような理由で、建設会社が会社譲渡をしているのか確認しましょう。
大きな理由は、以下の4つです。
- 後継者問題を解決したい
- 大手企業傘下に入って経営基盤を整えたい
- 倒産や廃業を回避したい
- 売却益を獲得したい
①後継者問題を解決したい
会社譲渡をする建設会社の理由に多いのが、後継者問題を解決したいというものです。中小企業・中堅企業の多くは、親族や従業員にふさわしい後継者がおらず、事業承継ができない事態に陥っています。
建設会社も例外ではありません。建設会社を続けるためには、建設業許可の継続が必要です。それには、経営業務の管理責任者や専任技術者を、営業所に配置しなければなりません。
特に、経営業務の管理責任者は、会社の役員でなければならないという決まりがあります。さらに、建設業の5年以上の経営経験が必要です。
後継者は経営業務の管理責任者にならなければなりませんが、経営業務の管理責任者の条件をクリアすることは大変です。
少なくとも5年以上前から、計画的に後継者候補を取締役に就任させておく必要があります。このように他業種にはない条件も重なり、後継者に悩む建設会社が多いのです。
②大手企業傘下に入って経営基盤を整えたい
大手企業のグループ傘下に入って経営基盤を整えるために、建設会社を会社譲渡するケースもあります。
大手企業のグループ傘下に入ると、以下のようなメリットを享受できるからです。
- 資金調達がしやすくなる
- 人材獲得がしやすくなる
- 知名度・信用度が上がる
現在の建設業界市場は、被災地の復興工事やオリンピック・万博需要などがあり拡大傾向です。しかしながら、人材不足のため、仕事を獲得できないと悩んでいる会社は増えています。
そこで、大手グループ傘下に入れば、雇用資金に予算を割いたり、知名度アップによって雇用志願者が増えたりするなどの効果が期待できるのです。
③倒産や廃業を回避したい
倒産や廃業を回避するために、会社譲渡を決意する建設会社もあります。
建設会社には常に以下のような問題がつきまとっており、倒産・廃業の危機に追いやられる会社も少なくありません。
- ふさわしい後継者がいない
- 認可を取り続けるための人材確保ができない
- 高度な技術を持つ人材確保ができない
しかし、倒産・廃業をしてしまうと、雇用している従業員や取引先に迷惑をかけてしまいます。なんとか事業を継続したいと経営者なら考えるでしょう。
そこで、自身の経営権をなくしてでも会社存続を保持する手段として、株式譲渡が選択されています。
④売却益を獲得したい
建設会社を会社譲渡して、売却益を獲得したいと考える経営者もいるでしょう。
建設会社を会社譲渡した場合、譲渡対価は株主が受け取ります。多くの中小企業・中堅企業の株主は経営者個人です。したがって、経営者が会社譲渡をして引退するときに、まとまった資金を受け取れます。
会社譲渡をするとき、おおよその譲渡対価相場は「会社の時価+営業利益×3〜5年分」です。会社の規模によって価格は大きく変動しますが、現在、建設会社の価値は上がっています。そのため、相場よりも高い価格で会社譲渡できる可能性は高いでしょう。
3. 建設会社を買収する会社の3つの狙い
現在の建設会社のM&A動向をひと言でいうなら、売り手市場です。
それは、建設業界市場が、被災地復旧工事や首都圏再開発、公共事業投資、オリンピック・万博需要などが追い風となって拡大傾向にあり、会社の規模を拡大したい大手・中堅建設会社の事情によります。
建設会社を買収したい側の主たる理由は、以下の3つです。
- 技術力のある人材の確保
- 経営資源の相互活用
- カバーエリアの拡大
買い手企業の狙いを確認し、なぜ建設会社が売れるのかをひも解いていきましょう。
①技術力のある人材の確保
買い手企業は、建設技術を持っている人材をできるだけ確保したいと考えています。
その理由は、建設業界への若者の就職率がとても低く、業界全体の高齢化が進行中で年々、技能労働者が減り続けているためです。
技能労働者不足を補うために、作業の効率化や機械の導入などを行う企業も増えていますが、やはり最終的には、まだまだ人の手は欠かせません。
受注したい仕事があっても、人が足りなければ仕事を受けられないという事態を脱するため、同業の建設会社を買収し、できるだけ多くの技能労働者を獲得しようと考えているのです。
②経営資源の相互活用
経営資源の相互活用のために、買収を活用する建設会社は多いです。建設会社をより大きく成長させるためには、新しいサービス展開や顧客の獲得をしなければなりません。
しかし、新しいサービスを確立したり、新しい顧客を獲得したりするには時間がかかります。そこで、建設会社を買収することで時間と労力を短縮を狙います。
建設会社は公共工事だけでなく住宅建設なども行いますから、不動産開発業にも関連します。たとえば、住宅建設会社が不動産開発会社を買収すれば、オーダー建設の受注がしやすくなるかもしれません。
このように、売り手企業と買い手企業の持っている経営資源を相互活用することで、2つの会社の売上をさらなる拡大も可能です。
③カバーエリアの拡大
カバーエリアを拡大するために建設会社を買収するケースもあります。
一例として、東海エリアでシェアの高い建設会社A社があったとしましょう。A社が関西にも進出したいと思ったとき、関西で同じようなサービスを取り扱う建設会社B社を買収すれば、早くエリア進出できます。
もちろん、A社が大阪などに支社を作り開拓していくのもよいでしょう。しかし、すでに顧客を獲得しているB社を買収することで、A社で扱うサービスをB社の顧客にもすぐ販売できます。
このように、買収をすることで、時間と手間を短縮しカバーエリアの拡大ができるのです。
4. 近年増加傾向!建設会社の会社譲渡(株式譲渡)の6つの事例
建設会社の会社譲渡(株式譲渡)は頻繁に行われています。それだけ、建設会社のニーズは高まっているといえるでしょう。
紹介する建設会社の会社譲渡の事例は、以下の6件です。
- 鳥海建工によるナガワへの会社譲渡
- 山昇建設によるコニシへの会社譲渡
- 三聖建設によるあなぶき加賀城建設への会社譲渡
- 井口建設による大盛工業への会社譲渡
- 角丸建設によるコニシへの会社譲渡
- 日本建設による日本エンデバーファンドへの会社譲渡
それぞれの事例について詳しく確認し、建設会社の会社譲渡のイメージを具体化させましょう。
①鳥海建工によるナガワへの会社譲渡
2020(令和2)年10月、鳥海建工は全株式をナガワに株式譲渡し、その完全子会社となりました。なお、譲渡価額は非公表となっています。
鳥海建工は、埼玉県を中心に倉庫・店舗・戸建住宅などの総合建設業を行っている会社です。一方、ナガワは、ユニットハウス事業、モジュール・システム建築事業、建設機械事業を全国規模で展開しています。
鳥海建工側の意向は明らかにされていませんが、ナガワ側は、ユニットハウス事業に次ぐ第二の柱事業として業績拡大中のモジュール・システム建築事業が、今後さらに業績向上するための体制強化として、鳥海建工を子会社化した模様です。
②山昇建設によるコニシへの会社譲渡
2020年7月、山昇建設はコニシに株式譲渡を実施し、その子会社となりました。譲渡された株式の比率は全体の91%、譲渡価額は非公表となっています。
愛知県名古屋市にある山昇建設は、東海地方を中心に土木工事の実績がある会社です。一方、コニシは「ボンド」(接着剤)のメーカーですが、下の事例にも掲示しているように、近年は建設会社をグループに加え、グループとして土木建設事業を積極的に展開しています。
山昇建設としては、コニシグループ入りすることで、コニシの全国の営業網活用と建設工事材料の調達効率化により、業績拡張を見込みました。コニシとしても、山昇建設が子会社になることで、グループの土木建設事業にシナジー効果が得られるともくろんでいます。
③三聖建設によるあなぶき加賀城建設への会社譲渡
2018(平成30)年11月、三聖建設はあなぶき加賀城建設に発行済みの全株式を譲渡し、会社譲渡を行いました。譲渡対価は非公開となっています。
会社譲渡の目的は、三聖建設の後継者問題の解決でした。三聖建設は、後継者問題により、事業継続のための譲渡先をずっと探していたのです。
一方、あなぶき加賀城建設も事業拡大するために協業先を探していました。そこで三聖建設を買収することで、相乗効果が生み出せると考えたのです。
両社ともに、本社は香川県でエリアも近く、三聖建設は安心して、あなぶき加賀城建設に会社を託すことを決めました。
④井口建設による大盛工業への会社譲渡
2018年9月、井口建設は大盛工業へ株式譲渡をし、子会社となりました。譲渡対価は、2億3,100万円と発表されています。
大盛工業は、本社のある東京都を中心に土木事業、不動産事業を行っている会社です。一方、井口建設は山梨県で行われる公共土木工事を主軸に、建設会社として実績を積んできました。
この会社譲渡の目的は、事業基盤の拡大にあります。2社はこれまで土木工事事業を収益の中心としてきたため、会社譲渡で資源を相互に活用することで高いシナジー効果を見込んだのです。
今後は、お互いが持つノウハウを最大限生かし、グループの収益力を拡大させるとしています。
⑤角丸建設によるコニシへの会社譲渡
2017(平成29)年7月、静岡の土木建設会社・角丸建設は、コニシへ全株式を譲渡し、完全子会社となりました。譲渡対価は発表されていませんが、40〜50億円程度と予想されています。
角丸建設は毎年1億円以上の利益を出していましたが、後継者不在に悩まされていました。そこで、今後の事業継続のため、会社譲渡へ至ったのです。
一方、コニシは接着剤メーカーです。コニシは、建築・土木用補修剤の用途開拓を進めるために買収を決意しました。
角丸建材も会社譲渡によって、コニシの全国の営業網を活用して利益拡大を目指しています。
⑥日本建設による日本エンデバーファンドへの会社譲渡
2006(平成18)年3月、日本建設は、機動建設工業グループの日本エンデバーファンドへ会社譲渡し、機動建設工業の子会社となりました。なお、譲渡対価は発表されていません。
日本建設は、商業ビルや工場、倉庫、店舗、集合住宅および個人住宅などさまざまな建築物の新築工事、リニューアル工事などを全国的に展開する建設会社です。ただし、経営面で不安を抱えながら事業運営をしていました。
一方、機動建設工業は、土木工事を主体としてきました。しかし、事業拡大をするうえで民間建設工事を拡大していきたいと考えていたのです。そこで、日本建設を買収し、総合的サービスを提供できるようになりました。
ちなみに、日本エンデバーファンドは機動建設工業と証券会社などが共同事業として立ち上げた企業再生ファンドです。
5. 建設会社の会社譲渡(株式譲渡)の8つの流れ
続いて、建設会社が会社譲渡(株式譲渡)を行うときの流れについて確認しましょう。事前に流れを知っておくことで、スムーズに会社譲渡できます。
手続きの流れは以下の通りです。
- M&A仲介会社に相談する
- 株式譲渡承認請求を行う
- 取締役会・株主総会での承認を得る
- 決定内容の通知をする
- 条件交渉・デューデリジェンス(企業の監査)実施
- 株式譲渡契約を締結する
- 株式名簿の書き換え・証明書の交付請求を行う
- 統合作業(PMI)を行う
しっかりと内容をチェックし、スムーズに会社の引き継ぎを行いましょう。
①M&A仲介会社に相談する
まずは、M&A仲介会社に相談しましょう。M&A仲介会社とは、会社譲渡のコンサルタントのような存在です。
買い手企業選びや、資料・契約書の作成、買い手企業との交渉のサポートなどを行ってくれます。
M&A仲介会社に相談することで、会社譲渡の道筋を立てられるでしょう。特に、初めて会社譲渡を行う場合は、必ず相談するべきです。
M&A仲介会社は数多くありますが、以下の点に気をつけて依頼する会社を決めましょう。
- 建設業界に精通している
- 弁護士や会計士などの専門家のサポートが受けられる
- 費用を安く抑えられる
- できるだけ高い価格で会社譲渡してくれる
これらのポイントを押さえたM&A仲介会社に依頼するために、複数のM&A仲介会社に相談し比較することをおすすめします。
M&A仲介会社が決まったらアドバイザリー契約を結び、正式に業務を依頼しましょう。
②株式譲渡承認請求を行う
会社譲渡(株式譲渡)を行うため、自社株式が譲渡制限株式かどうかの確認をします。譲渡制限株式とは、自由に譲渡することを制限している株式のことです。会社の定款で定められているはずですから確認しましょう。
もし、譲渡制限株式であれば、自由に株主が株式譲渡できません。制限がなければ譲渡できますが、ほとんどの中小企業の株式には制限がかけられています。
譲渡制限株式であれば、各企業の承認機関での承認請求手続きを行いましょう。その際、譲渡する株式数と株式を譲渡される人の氏名または名称を明らかにする必要があります。
③取締役会・株主総会での承認を得る
株式譲渡承認請求のあとは、取締役会と株主総会で承認を得る手続きを行います。なぜなら、譲渡制限株式を譲渡する場合は、会社の承諾が必要だからです。
無事承認されれば、株式の制限が解除され、譲渡できるようになります。
しかし、企業側に承認されなかった場合、希望の相手に株式譲渡できません。このとき、企業側は株式を買い取るか、指定の買取人に買収させなければならないと決まっています。
さらに、会社が株式を買い取るなら、株主総会で株式を買い取ることと買い取る株式数についての特別決議を行わなければなりません。
現実には、中小規模の建設会社では経営者が大半の株式を所有しているはずですから、株主総会で非承認されることはないでしょう。
④決定内容の通知をする
取締役会や臨時取締役会で株式譲渡の承認が下りたら、決定内容の通知を行います。この通知は、株式譲渡承認請求をしてから2週間以内に通知しなければなりません。
2週間以内に通知がなければ、「株式譲渡を承認した」と解釈してよいことになっています。
⑤条件交渉・デューデリジェンスを行う
株式譲渡することを承認されれば、買い手企業と条件交渉をしたり、デューデリジェンス対応などの手続きを行ったりしましょう。
買い手企業とは、会社譲渡の条件を細かく決めていくべきです。具体的には、譲渡対価、従業員や役員の処遇、事業の融合・統合などについて話し合っていきましょう。
また、デューデリジェンスとは買い手企業による売り手企業の内部調査のことです。買い手企業は、買収後のリスクをできるだけ軽減するために、財務状況や法務リスクなどを調べます。
売り手企業はできるだけデューデリジェンスに協力し、正しい情報を提供しましょう。
⑥株式譲渡契約を締結する
条件交渉がまとまれば、株式譲渡契約を締結しましょう。
株式譲渡契約には以下のような内容を記載します。
- 譲渡の実施日
- 譲渡価額
- 譲渡する株式の数(割合)
- 譲渡目的
- 譲渡対価の支払い方法や期限
- 取引に関する諸条件
一度、株式譲渡契約を締結すると、撤回はできません。
契約書の内容をしっかりと把握し、弁護士やM&A仲介会社にリーガルチェックを行ってもらいましょう。
⑦株式名簿の書き換え・証明書の交付請求を行う
株式譲渡契約を締結したら、株式名簿の書き換えと株主名簿記載事項証明書請求を行いましょう。
株式譲渡契約を締結しただけでは、自動的に株式の所有者が変わるわけではありません。
そのため、買い手企業と譲渡した株主の連名で、会社に対して株式名簿書き換え請求を行い、株式を書き換えるのです。
また、株式を取得したという証明のために、株主名簿記載事項証明書を発行させましょう。これで第三者が見ても、買い手企業が株主であることを証明できます。
以上で会社譲渡の手続きは完了です。
統合作業(PMI)を行う
会社譲渡の手続きが完了した後、買い手企業と売り手企業の統合作業(PMI=Post Merger Integration)を行います。
基本的に会社譲渡を行っても、売り手企業の株主(経営者)が変わるだけですから企業内・外に影響は出ません。
しかし、買い手企業との間で、事業の進め方や社内システム・人事評価システムなどを統合させる必要は生じます。この統合プロセスがうまくいかない場合、M&Aが失敗に終わるともいわれる重大なプロセスです。
したがって、会社譲渡を機に引退をする売り手側経営者の場合でも、M&A後のPMIに極力、協力をすることが求められます。これは、ケースにもよりますが、数カ月~それ以上のプロセスとなることもあり、その点については理解をしておいてください。
6. 会社譲渡(株式譲渡)をするときの建設業許可の取り扱い
建設会社が会社譲渡(株式譲渡)をするとき、気をつけなければならないのが建設業許可の取り扱いです。基本的に、「株式譲渡」であれば許可を取り直す必要はありません。
ただし、以下のような注意点があることを覚えておきましょう。
- 事業譲渡・会社分割をするときは取得し直す必要がある
- 建設業許可が取り消される可能性がある
- 変更届を提出しなければならない
- 引き継ぎに時間がかかる
建設業許可は、建設会社を営むうえで必要な許可です。事前に確認し、営業停止とならないよう注意しましょう。
①事業譲渡・会社分割をするときは取得し直す必要がある
事業譲渡・会社分割というM&A手法で会社・事業を売却する場合、建設業許可は引き継げません。したがって、買い手企業による建設業許可の取得が必要です。
建設業許可には、本店所在地の地方整備局長などの許可による大臣許可と、都道府県の許可による知事許可の2つの区分があります。どちらにあてはまるか確認しておきましょう。
また、建設業許可は、申請してから許可証が発行されるまで1カ月〜3カ月程度かかります。
- 国土交通大臣許可(建設業の営業所が複数の都道府県にまたがってある場合):約3カ月
- 都道府県知事許可(建設業の営業所が1つの都道府県内にある場合):約1カ月
営業を継続するため、逆算して建設業許可を申請しましょう。
ただし、買い手企業がもともと建設業許可を持っているのであれば、事業譲渡・会社分割の後に許可を再取得する必要はありません。
②建設業許可が取り消される可能性がある
株式譲渡をした場合でも、以下の5つの要件を満たしていない場合は取り消されます。
- 経営業務の管理責任者がいること
- 専任技術者がいること
- 財産的な基礎が安定していること
- 誠実に契約を履行すること
- 欠格要件に該当しないこと
これらの要件には、さらに細かい設定がされています。たとえば、経営業務の管理責任者は経営幹部としておかなければなりません。
そのため、会社譲渡をすることによって経営業務の管理責任者が離職してしまうと、建設業許可は取り消されてしまいます。
経営業務の管理責任者や専任技術者が離職するなど要件から外れてしまう恐れがあるのであれば、事前に買い手企業に相談しておきましょう。
責任者や技術者の離職で配置換えが行われることもあります。自社で採用しなければならないこともあるので、事前の話し合いが重要です。
③変更届を提出しなければならない
会社譲渡を行ったら、速やかに変更届を提出しましょう。
建設業許可は、重要事項の変更があった場合、2週間以内に変更届を提出しなければなりません。
具体的には、以下のような変更があったときに提出が必要です。
- 会社の商号
- 営業所の変更
- 資本金
- 役員や重要な従業員(各営業所の代表者など)
- 株主
- 経営管理者
- 専任技術者
これらの変更があった場合には、忘れずに変更届を提出しましょう。
④引き継ぎに時間がかかる
建設業許可の引き継ぎには時間がかかります。公的機関の手続きには時間がかかることも多く、引継ぎの完了までは1カ月程度とみておきましょう。
スムーズに営業できるよう、スケジュール調整することをおすすめします。
以上が、建設業許可の取扱いで注意すべきことでした。
建設業許可の引き継ぎについては、行政書士などの専門家とともに、細かい要件について確認していくことが大切です。
もし、検討の結果、建設業許可が新たに必要となる場合は、申請のスケジュールを買い手企業と一緒に考えておきましょう。
7. 建設会社の会社譲渡(株式譲渡)を成功させる3つのポイント
ここまでは、建設会社の会社譲渡(株式譲渡)の事例や手続きの流れ、建設業許可について詳しく確認してきました。会社譲渡に成功することで、買い手企業・売り手企業双方が成長できます。
しかし、「会社譲渡したいけど成功するかわからない」と不安に思う経営者もいるでしょう。そこで、建設会社の会社譲渡を成功させるポイントを3つ紹介します。
成功させるためのポイントは、以下の3つです。
- 同業者に会社譲渡する
- 入札できる公共工事について理解しておく
- 建設業界に詳しい専門家に相談する
3つのポイントを理解し、建設会社の会社譲渡を成功させましょう。
①同業者に会社譲渡する
建設会社の会社譲渡先は同業者がおすすめです。建設業会では、仕事はあるのに人手が足りず受注できないといった問題を抱えています。
そのため、建設業界内で建設会社を買収・協業したいというニーズが高まっているのです。それゆえ、高い価格で会社譲渡できる可能性もあります。
同業者へ会社譲渡する際、以下のようなことをまとめておくとアピールしやすいでしょう。
- カバーしているエリア
- 得意な業務(民間住宅や公共事業など)
- 従業員の持つ建設技術
- 主な顧客
これらは、建設会社の強みです。事前に社内でまとめておくことで、M&A仲介会社が候補を探しやすくなり、スピーディーに買い手企業を見つけられるでしょう。
また、自社の強みから、どのような会社に売却すれば相乗効果を得られるかを考えておくのもおすすめします。なぜなら、相乗効果を得られる会社ほど自社を魅力に感じてくれるからです。
このようにして、結果的に譲渡価格を高めることにつながるでしょう。建設会社を会社譲渡するときは、同業者を買い手企業に選ぶことをおすすめします。
②入札できる公共工事について理解しておく
公共工事の場合、会社の規模が大きくなると小規模工事における入札参加が難しくなってしまいます。したがって、買い手企業に移籍した従業員に今までと近い規模の公共工事を行ってほしい、と考えているなら注意が必要です。
買い手の企業規模によっても変わりますが、入札はランク式となっています。会社が大企業傘下に入ると、小規模公共工事が受注できなくなることもあるので、今後入札する公共工事の内容について確認しておくことが重要です。
また、会社譲渡により工事の規模や内容に大きな変更があるなら、従業員に仕事のやり方などをあらかじめ教えておく必要があります。会社譲渡後に従業員が戸惑わないよう、説明会や研修などを行うと安心です。
③建設業界に詳しい専門家に相談する
建設会社の会社譲渡を成功させるためには、建設業界に詳しい専門家へ相談しましょう。
建設会社の会社譲渡には、建設業許可の引継ぎなど気をつけなければならないことが多いです。専門家に一切相談せず会社譲渡を進めてしまった場合、契約の不備や買い手企業との交渉決裂などが発生してしまうことも予想されます。
しかし、建設業界のことをよく理解している専門家に相談することでトラブルを回避できるのです。
また、建設業界に詳しい専門家は、買い手企業候補の情報を数多く持っています。多くの企業の中から、最適な買い手企業を紹介してもらうことで、会社譲渡の成功率は高まります。
必ず、建設業界に詳しい専門家に相談しましょう。
8. 建設会社の会社譲渡(株式譲渡)ならM&A総合研究所にお任せください
建設会社の会社譲渡(株式譲渡)を検討しているのであれば、中小企業のM&Aに数多く携わっているM&A総合研究所にお任せください。
建設会社の会社譲渡に豊富な経験と知識を持つM&Aアドバイザーが専任となり、これまでで培ったノウハウを活かして、建設会社の会社譲渡をフルサポートします。
通常は10カ月~1年以上かかるとされるM&Aを、成約まで最短3カ月という実績があるのもM&A総合研究所の大きな特徴です。
M&Aの料金体系は完全成功報酬制(譲渡企業様のみ)です。着手金は譲渡企業様・譲受企業様ともに無料となっておりますので、安心してご相談いただけます。
随時無料相談を受けつけておりますので、建設会社の会社譲渡を検討される際には、お気軽にお問い合わせください。
9. まとめ
建設業界での会社譲渡は頻繁に行われています。もし、後継者や経営で悩んでいるのであれば、会社譲渡を検討しましょう。
会社譲渡をすれば、売り手企業・買い手企業双方にとってメリットがあります。
ただし、建設会社の会社譲渡を進めるには、M&Aの専門知識も求められるため、独力で行うのは無理があるのが正直なところです。
したがって、建設会社の会社譲渡の成功のためには、信頼できるM&A仲介会社選びが欠かせません。
10. 建設・土木業界の成約事例一覧
11. 建設・土木業界のM&A案件一覧
【業績20年以上/高い技術力】リフォーム・新築工事事業(東北エリア)
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:2439公開日:2024年11月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
希望なし
リフォーム事業・新築工事・不動産売買
【EBITDA約1億円】関東×鉄道会社メインの設備工事業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/その他/関東・甲信越案件ID:2401公開日:2024年11月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
鉄道会社向けをメインとした各種設備工事
【東海/施工人員複数在籍】塗床・防水工事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2397公開日:2024年11月11日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
様々な施設を対象とした塗床・防水工事
【実績多数/黒字・時価純資産以下】東北の総合建設業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:2371公開日:2024年10月29日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1億円(応相談)
建設業
【有資格者在籍/財務良好】関西の外壁・塗装工事業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2367公開日:2024年10月29日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
外壁・塗装工事
【有資格者多数】京都府×舗装工事・土木工事業
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2357公開日:2024年10月24日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
京都府を拠点に、舗装工事業を手掛ける企業様です。
【関西地方/一級建築士在籍】多様な工事が可能な建設業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2330公開日:2024年10月16日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
・建築工事 ・小規模マンションの開発、賃貸、売買業
【5期平均営利3億円以上】九州の不動産取引業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:2293公開日:2024年09月30日売上高
25億円〜50億円
営業利益
10億円〜25億円
譲渡希望価格
希望なし
不動産開発、売買、賃貸管理
【EBITDA1億円以上の高収益/有資格者・拠点多数】 地場優良建設コンサル業
建設・土木・工事・住宅/調査・コンサルティング/中部・北陸案件ID:2272公開日:2024年09月23日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
10億円〜15億円
技術士や測量士有資格者を多数抱え、測量・調査・設計・維持などの業務を提供
【中国地方/職人20名超在籍】地域トップクラスの鉄筋工事会社
建設・土木・工事・住宅/中国・四国案件ID:2248公開日:2024年09月13日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
鉄筋工事・鉄筋加工販売業
【業歴50年以上×九州地方】オーダー家具製造業
その他の製造業/ECサイト(カートあり)/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:2246公開日:2024年09月12日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
オーダー家具・別注家具の製造販売
【EBITDA約3億円/NetCash】不動産売買(宅地分譲メイン)業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/関東・甲信越案件ID:2245公開日:2024年09月12日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
2.5億円〜5億円
譲渡希望価格
9億円(応相談)
不動産売買業をメインに展開
【東海地方/財務優良】道路舗装工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:2232公開日:2024年09月10日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
主に舗装工事業を営む企業
【東北地方/財務優良】道路舗装工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:2215公開日:2024年09月02日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5億5千万円(応相談)
・主に舗装工事業、土木事業、特殊工事業を営む企業
【安定した財務体質】北陸信越地方の鉄筋加工・工事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:2212公開日:2024年09月02日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億4,000万円(応相談)
鉄筋加工・工事業
【福岡・仙台地域×建築業】年間200棟以上の施工実績あり
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/九州・沖縄案件ID:2151公開日:2024年08月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2,500万円(株価1,500万円+役員借入金の返済約1,000万円)※応相談
福岡・仙台エリアにて一戸建てや集合住宅の建築施工を手掛ける
【高収益×法面緑化資材等企画販売】全国対応可能
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2150公開日:2024年08月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
法面緑化資材等の企画、販売を行う
【中部地方/県内唯一】木造住宅パネル製造
その他の製造業/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2146公開日:2024年08月14日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2000万円(応相談)
中部地方にて木造住宅パネル製造をしており、県内で本事業を唯一手掛ける企業
【関西/OBからの高い信頼】木造住宅の新築・リフォーム工事業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:2145公開日:2024年08月13日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
建築工事業
【財務・収益力良好】北関東エリア/総合建設コンサル業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2131公開日:2024年08月06日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
5億円〜7.5億円
測量,土木建築設計,環境調査,補償コンサルタント,土地開発
【首都圏/業績拡大中】アスベスト除去工事業
建設・土木・工事・住宅/リサイクル・環境/調査・コンサルティング/関東・甲信越案件ID:2122公開日:2024年08月05日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
アスベスト除去工事
【オーストラリア/政府当局認定業者】プレキャストコンクリート製造
その他の製造業/海外案件ID:2108公開日:2024年07月31日売上高
10億円〜25億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
応相談
オーストラリアにてプレキャスト及びプレストレストコンクリートの製造を手掛ける企業
【東北】施工管理技士 / 建設系人材派遣業
建設・土木・工事・住宅/人材派遣・アウトソーシング/東北案件ID:2103公開日:2024年07月30日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
地元の大手建設会社への取引をメインに行う、建設系人材派遣会社。 施工管理技士や、事務等の派遣業を手掛ける。
【無借金経営】一都三県の土木工事業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2079公開日:2024年07月23日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2億円
・公共工事を中心に事業を行う土木工事会社
【首都圏×無借金経営】 水道工事業
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:2074公開日:2024年07月22日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
3億4,000万円
首都圏において設計施工による水道工事をメインに手掛ける。
【建築主力/地場有力】近畿・関西エリアの総合建設業
建設・土木・工事・住宅/近畿案件ID:2045公開日:2024年07月16日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
応相談
・対象会社は近畿地方に所在し、地場に根差した経営をしております。 ・建築受注を中心に、官民問わず受注を受けております。
【EBITDA1億円超】 四国×総合不動産業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中国・四国案件ID:2035公開日:2024年07月10日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
四国エリアにて不動産企画・開発・販売・管理までを手掛ける総合不動産会社
【首都圏エリア/業歴数十年以上を誇る塗装・防水工事業】
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:2028公開日:2024年07月09日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
マンションの塗装・防水工事に強みを持つ首都圏の企業
【東海エリア/高収益/無借金経営】 総合設備工事・メンテナンス業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:2015公開日:2024年07月04日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
5億6,000万円
設備工事業/大型施設や工場の設備工事及びメンテナンス全般に対応
【事業譲渡】北関東×製材所事業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1993公開日:2024年07月02日売上高
1000万円〜5000万円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
・プレカットの前の工程を手掛ける(主に自社の戸建住宅の材料として使用) ・敷地面積4,000㎡以上、現地は製材事業の環境として申し分なし ・低温乾燥の自社製材から生まれる良質な無垢材の提供が...
【優良取引先あり】東北のサッシ・エクステリア工事業
その他の卸・小売/建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:1975公開日:2024年06月26日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
サッシ・エクステリア工事、特産物オンライン販売
【業歴70年超】北陸地方 / 元請け100%の建設業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1961公開日:2024年06月20日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
北陸地方にて、公共工事における改修、リフォーム等の建築工事を元請け100%で手掛ける企業
【無借金/NetCash1.2億円】九州 × 土木工事業者
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1949公開日:2024年06月17日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
九州地方にて土木工事業をメインに手掛ける企業。
【福岡県 /財務良好・無借金経営】土木工事を中心に施工を行う企業
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1948公開日:2024年06月19日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
4億円以上
公共工事をメインとする元請工事が8割以上の土木工事
【EBITDA100M】中国・四国地方の産業廃棄物処理業
建設・土木・工事・住宅/リサイクル・環境/中国・四国案件ID:1926公開日:2024年06月07日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
・解体工事、土木工事ほか(特定建設業許可) ・一般/産業廃棄物収集運搬業 ・産業廃棄物処理業(中間処理)
【中国地方】有資格者が豊富な土木工事
建設・土木・工事・住宅/中国・四国案件ID:1894公開日:2024年05月24日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
土木工事。土木、建築でAランクを取得しており幅広い工事に対応が可能。一級土木の有資格者が10名以上在籍している。
【Netcash3億円/3期平均EBITDA6,000万円/無借金】内装工事業者
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/東北案件ID:1872公開日:2024年06月12日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
ゼネコン・地場建設会社の下請け業者として建物の内装工事を行う
【業績拡大中】東海地方大規模修繕工事
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1867公開日:2024年05月16日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
マンションを中心とする大規模修繕工事の施工管理を行う。
【年間200件近い工事実績/上場企業複数社と直接取引】東海地方のプラント工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:1844公開日:2024年05月20日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
7.5億円〜10億円
・プラント工事業 ・設計以外の全業務を自社で対応可能 ・対応エリア:全国
【EBITDA1.6億/関西】高利益体質の機械器具設置業
建設・土木・工事・住宅/人材派遣・アウトソーシング/倉庫・物流・運送・宅配/近畿案件ID:1841公開日:2024年05月07日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
10億円〜15億円
近畿圏内中心に機械器具設置業、とび土木、倉庫業を営む企業
【関西地方/業歴20年以上】高品質なブランド木材の製材事業を手掛ける会社
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:1830公開日:2024年04月30日売上高
5000万円〜1億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
6,500万円以上
品質の高いブランド木材を利用し、関西エリアを中心に事業展開する製材事業者
【純資産以下での譲渡】北関東の測量業及び建設コンサルタント業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/調査・コンサルティング/関東・甲信越案件ID:1786公開日:2024年04月16日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
9,000万円以上(純資産以下)
北関東地方にて測量業・建設コンサルタント業を営む企業でございます。
【海外/インフラプロジェクトで豊富な実績有】 マレーシアを代表する建設・エンジニアリング企業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/海外案件ID:1726公開日:2024年03月28日売上高
50億円〜100億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
応相談
・インフラに強みを持つ建設、エンジニアリング業
【東北 / 有資格者多数 / 約8割元請】土木・水道施設・解体・のり面工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:1721公開日:2024年03月27日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
東北にて土木・水道施設・解体・のり面・舗装工事業を展開
【自社製材品を使用した木造建築】東海地方の注文住宅建築・リフォーム業
その他の製造業/住宅・不動産・ビルメンテナンス/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1671公開日:2024年03月08日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
注文住宅建築業・リフォーム業・製材業
【東北エリア】油脂販売・建設機械リース業
工業製品卸・小売/その他の卸・小売/住宅・不動産・ビルメンテナンス/東北案件ID:1631公開日:2024年02月25日売上高
10億円〜25億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
東北エリアにて、油脂販売・建機リース・土木資材販売業を展開
【新潟県】鉄骨工事の施工管理業務と建設機材・資材のレンタル・販売業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1624公開日:2024年02月21日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
新潟県にて鉄骨工事の施工管理業務をメインとし、建設機材のレンタル・建設資材の販売を手掛ける企業
【関西/NetCash4,000万円以上】リフォーム工事、外壁屋根塗装工事、外構工事、耐震工事 等
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/近畿案件ID:1606公開日:2024年02月15日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
関西でリフォーム工事を中心に外壁屋根塗装工事、外構工事、耐震工事などを営む
【四国 / 有資格者多数在籍】リフォーム・解体・買取・産廃運搬までを一気通貫で対応可能
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中国・四国案件ID:1603公開日:2024年02月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
希望なし
四国地方にて、解体・リフォーム・買取・産廃運搬を自社で一気通貫してし行う企業
【首都圏・技術者集団】建築積算業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1591公開日:2024年02月07日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
対象企業は、首都圏にて建築積算業務の専門企業であり、全国にて豊富な実績を誇る企業様でございます。
【中部・関東地方/すべての鍵に対応可能】鍵の開錠・修理・製作業
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1576公開日:2024年02月08日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
カギ・防犯用品に関する総合サービス 防犯カメラの設置
【安定売上】特定分野に特化した建設機械の製造・販売・レンタル
工業製品製造/工業製品卸・小売/建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:1534公開日:2024年01月17日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
建設機械の製造・販売・レンタル
【EBITDA1.9億円/Rグレード】関東圏鉄骨ファブリケーター
建設・土木・工事・住宅/関東・甲信越案件ID:1526公開日:2024年01月12日売上高
10億円〜25億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
希望なし
・地場大手ゼネコンを顧客に持ち鉄骨ファブリケーター業務を行う ・Rグレードの対応
【西日本・複数法人同時譲渡】就労継続支援業(図面チェック)、製作図業
IT・ソフトウェア/介護・福祉・医療/住宅・不動産・ビルメンテナンス/中国・四国案件ID:1463公開日:2023年12月14日売上高
10億円〜25億円
営業利益
1億円〜2.5億円
譲渡希望価格
5億円〜7.5億円
①図面製作図業 ②就労継続支援A型
【海外/売上:約23億円】FPSO保全サービス・海洋資産保全・修理業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/海外案件ID:1423公開日:2023年12月06日売上高
10億円〜25億円
営業利益
2.5億円〜5億円
譲渡希望価格
希望なし
FPSO保全サービス・海洋資産保全・修理業
【海外/ISO14001国際規格に準拠】杭基礎工事
建設・土木・工事・住宅/海外案件ID:1427公開日:2023年12月06日売上高
100億円〜250億円
営業利益
25億円〜50億円
譲渡希望価格
希望なし
杭基礎工事業 ① 杭基礎工事 ② 土壌改良工事 ③ 山留工事 ④ 杭の各種試験(載荷試験、地耐力試験、引抜試験など) ⑤ 杭の引抜工事
【海外/国家プロジェクトへの入札可能】建設コンサルティング業
建設・土木・工事・住宅/専門サービス/調査・コンサルティング/海外案件ID:1432公開日:2023年12月06日売上高
10億円〜25億円
営業利益
5億円〜10億円
譲渡希望価格
希望なし
様々な面から調査(立地調査、市場調査等)および検討を実施し、プロジェクト全体を監督する ・建築プロジェクトの計画立案や設計 ・建築プロジェクト監督、管理 ・衛生、安全、環境管理 ・エンジ...
【中部地方】産廃収集運搬免許を持つ土木、解体、外構工事業
建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:1416公開日:2023年11月27日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
中部地方にて土木工事をメインに解体工事、外構工事などを手掛ける企業でございます。
【有資格者多数 / 特定建設業許可】多様なニーズに応えることができる総合建設業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/北海道案件ID:1404公開日:2023年11月21日売上高
5億円〜10億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
・土木工事、一般住宅の工事、管工事など、多様なニーズに応えることができる総合建設業。 ・一般貨物自動車運送事業の許認可を保有しており、運輸事業にも取り組む。
【九州地方 リピート顧客多数】施工管理業
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/九州・沖縄案件ID:1353公開日:2023年10月26日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
九州地方にて施工管理を行い、注文住宅・リフォーム・改修工事等の幅広い管理実績がある企業でございます。
【北関東/リフォーム業】屋根・外壁・内装を年間200件対応
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/関東・甲信越案件ID:1286公開日:2023年10月02日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
6,000万円(応相談)
北関東でリフォーム事業(外壁・屋根・内装)を展開されています。
<純資産以下での譲渡>【東海エリア / 販売用土地複数保有】地場に愛される建設会社
建設・土木・工事・住宅/建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:1117公開日:2023年07月12日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
新築建設・リフォーム・土地販売
【東北】土木工事、アスベスト除去工事業
建設・土木・工事・住宅/東北案件ID:0982公開日:2023年04月26日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
赤字経営
譲渡希望価格
希望なし
土木工事、アスベスト除去工事、解体作業等を行う企業。
【福岡県】公共土木工事・施工管理
建設・土木・工事・住宅/九州・沖縄案件ID:0835公開日:2023年01月21日売上高
1億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
希望なし
土木・建築の施工管理のみを手掛けており、公共工事が売上全体の90%で官公庁主体に事業を手掛ける
【中部地方都市圏】地盤改良工事・地盤調査
住宅・不動産・ビルメンテナンス/建設・土木・工事・住宅/中部・北陸案件ID:0296公開日:2024年08月28日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
地盤改良工事をメインとして、地盤調査も手掛ける。
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