飲食店のM&Aの相場は?買収の流れ・メリットを解説!【事例25選】

Medium
この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

飲食店のM&Aの事例は少しづつ増加しています。飲食店のM&Aを検討する時、相場やメリットが一番気になるところでもあります。今回はそんな飲食店のM&Aの相場やメリットを解説していき、M&Aの事例もまとめていきたいと思います。

目次

  1. 飲食店のM&Aの金額相場
  2. 飲食店買収の流れ
  3. 飲食店買収のメリット
  4. 飲食店買収のデメリット
  5. 飲食店売却のメリット
  6. 飲食店のM&A事例25選
  7. 飲食店買収の注意点
  8. 飲食店の買収におけるM&Aと居抜きの比較
  9. 飲食店のM&Aの相場まとめ
  • 飲食店のM&A・事業承継

1. 飲食店のM&Aの金額相場

飲食店M&Aの相場

飲食店を買いたい、経営をしたいと考えている方にはM&Aの検討はしてみるものだと思います。

飲食店の経営権を取得することで、ノウハウや開業にかかるコストを激減できるメリットもあり、そのノウハウなどがない場合に、飲食店を開業するのは極めて難しいものだと思います。

そこで飲食店を買いたいと考える経営者の方は増えており、成功事例もあります。

ここではそんな飲食店のM&Aで一番気になる相場の部分について解説していきます。

飲食店のM&Aの相場は100~250万円程度

飲食店のM&Aをしたい・買いたいと考える時まず最初に資金の面が気になると思うので相場はかなり重要な部分だと思います。

この飲食店の相場は100〜250万円程度と言われており、普通に飲食店を開業するよりもかなり安く始められることで飲食店M&Aは今注目されています。

初めて飲食店を開業や独立を考えたときの予算相場は500万〜600万円と言われており、敷金や礼金、保証金など考えると運転資金の確保が容易であり、居抜きの場合、飲食店で一番重要な従業員を引き継ぐことができないのでそのようなところもメリットが大きいです。

また飲食店M&Aでは店舗などの買収が絡んでくるので金額が大きく左右するということも理解しておく必要があります。

金額を決定する要素

飲食店のM&Aの相場は様々なパターンで金額が決められることがあります。

その飲食店のM&Aの金額を決定する要素とは売上高(数字の部分)とブランド力・店舗数・好物件(数字以外の部分)で計算されます。

事業譲渡をする側はこのような要素を基に条件交渉をしていき、事業譲渡される側は、この要素にプラスαで事業の拡大や飲食店の店舗数増加などを見据えて交渉していく形になります。

2. 飲食店買収の流れ

飲食店のM&Aの流れ

飲食店は買いたいしM&Aもしたいけど、周りに飲食店のM&Aをしたことのあるオーナーなぢがいないからイメージしにくい部分もあると思います。

そこでここではM&Aアドバイザーや仲介業者に以来した時の飲食店M&Aの流れを解説していきたいと思います。飲食店のM&Aの流れは以下の通りです。

  • STEP1.飲食店買収の事前準備
  • STEP2.売り手とのマッチング
  • STEP3.売買成立

流れにそって、順番に確認していきましょう。

STEP1.飲食店買収の事前準備

飲食店を買いたいと検討している時、まず最初に事前準備が必要です。

この事前準備とは、飲食店以外でもM&Aにおいてはまず最初にやるべきことです。

事前準備を怠るといざという時に対応できなかったり、トラブルを招くことになるのでここのプロセスはしっかりと行う必要があります。

1-1.本当に飲食店を買収すべきか

飲食店のM&Aを検討した時、一番に重要視する点は、なぜ飲食店買いたいのかです。

ただ飲食店を買いたい、飲食店を持ちたいなどという理由ではなく、一つのビジネスであることを念頭に入れておかなければなりません。

金額や相場、メリットも重要ですが、ここでは、「飲食店のM&Aの目的や戦略」「買収したい飲食店の条件(業種や経営方針)」「飲食店のM&Aの基本的な計画」このようなことを明確にし飲食店M&Aに望むことが必要なります。

また、最低限このような目的を明確にしなければ飲食店M&Aは成功できません。

1-2.M&Aアドバイザーの選定・契約

他業種のM&Aでもそうですが、飲食店のM&Aでもアドバイザーの選定は重要な部分であります。

飲食店を買いたいときにM&Aアドバイザーを選ぶ時のは実績が一番重要です。

M&A総合研究所は業界最安値で完全成功報酬制で 会計士が専属サポートをしています。 飲食店のM&A実績も豊富なので安心した取引ができます。無料相談なども行なっているのでぜひお問い合わせください。

電話で無料相談
0120-401-970
WEBで無料相談
M&Aのプロに相談する

STEP2.売り手とのマッチング

飲食店M&Aの検討の目的を明確にして、M&Aアドバイザーの選定が終われば次は飲食店の売り手とのマッチングに入ります。

飲食店を買いたいと考えていても、希望や条件にあう売り手を見つけなければなりません。

ここでは売り手とのマッチングのプロセスについてまとめていきたいと思います。

2-1.売り手とのマッチング

M&Aアドバイザーとの相談の中でそのような飲食店を買いたいか決まれば、売却希望のある飲食店の中で買収先候補を決めていきます。

この時に、飲食店の経営スタイルはどうしていきたいのか、月の売り上げ目標の設定や年間売り上げはどのくらいになるのかをM&Aアドバイザーに伝え検討していきます。

また実際に飲食店に出向き売り手の案内を受けたり、面接をする機会を受けます。

2-2.売却条件交渉と基本合意書の締結

売り手側と売却価格と従業員の処遇や他の条件などを互いに交渉していきます。

ここではお互いが納得いくまでしっかりと時間をかけて条件を交渉していき、M&Aについて詳細条件を決めておくことで後々のトラブルの回避になります。

この条件交渉がまとまれば、基本合意書の締結に移り、双方が合意している条件や交渉期間などを記載した契約書を作成します。

2-3.デューデリジェンスの実施

基本合意書の締結が終われば、買い手側は売り手側に対してデューデリジェンス(DD)を実施します。

デューデリジェンスとは、弁護士や会計士などに依頼して、売り手の飲食店のリスクの洗い出しや債務など買収監査をしてもらいます。

これは非常に重要なことで飲食店でなくてもM&Aをする時は必ず行っておきたいプロセスであり、リスクの回避や経営問題の解決に繋がります。

STEP3.売買成立

条件交渉やデューデリジェンスの結果問題なくこの飲食店を買いたいと思えれば売買を成立させていくためのプロセスに入ります。

ここでは、飲食店M&Aの売買を成立ためのプロセスや流れを解説していきます。

3-1.店舗資産譲渡契約の締結

売り手と売買条件の折り合いがついたらこの店舗資産譲渡契約の締結を行います。

この店舗資産譲渡契約書とは、備品の確認や造作一式の物品など確認リストを作成したりして、店舗内の譲渡する資産ついて細かな条件を決めた契約書です。

3-2.買い手の貸借契約の締結と売り手の解約手続き

飲食店M&Aは店舗を持つビジネスになるので、賃貸条件が合意された時に、買い手と賃貸オーナーとの間で貸借契約の手続きを行います。

また同時に、売り手飲食店のオーナーはその解約手続きを行います。

3-3.引渡しと買収金額の振り込み

全ての契約関係が合意されたら次に引渡しに移ります。

飲食店店舗の引渡しには、売り手とM&Aアドバイザーが立会い、電気・水道・ガス・設備に関して売却物品の確認を行います。

問題がないことを確認できれば、買収金額を振込して飲食店のM&Aは完了します。

3. 飲食店買収のメリット

飲食店買収のメリットとは

飲食店のM&Aをする上でメリットとなる部分は様々なところがあります。そんな飲食店のM&Aで買収のメリットを解説していきます。

飲食店のM&Aのメリットは以下の通りです。

  • メリット①ノウハウを獲得できる
  • メリット②従業員を獲得できる
  • メリット③営業権を獲得できる

順番に確認しましょう。

メリット①ノウハウを獲得できる

飲食店を買いたいと考えていてもノウハウや知識がないから始められないと思われている方もいるかもしれません。

そんな時M&Aで飲食店を買収してしまえば、その売り手の飲食店のノウハウを全て獲得することができます。

これにより、ノウハウを身に着ける時間や金額が削減できるため、飲食店を始めたいと考えている方にはM&Aはかなりメリットいうことがわかります。

メリット②従業員を獲得できる

飲食店を経営するのに一番の大事なことは人材の確保です。

飲食店のM&Aでは居抜き物件を買収するだけでは得られない従業員の獲得も一緒にすることができます。

人材の育成や確保はかなりの時間と金額がかかるので、この要因は飲食店を始めたい経営者にとっては大きなメリットであります。

メリット③営業権を獲得できる

次にメリットとしてあるのが、営業権の獲得です。

飲食店を経営するためには、民間資格や所轄機関への届出や申請が必要になりますが、会社ごと買収してしまえば、その必要はなくて済みますし、スムーズに開業が可能になります。

4. 飲食店買収のデメリット

飲食店買収のデメリット

飲食店M&Aは開業や出店にかかる金額の削減や従業員の確保など一番の問題を解決できるメリットがある代わりに、デメリットも存在します。

飲食店M&Aをした場合、ノウハウを獲得できる代わりに、コンセプトを自身で変えることが難しい点があります。

このデメリットは今までのコンセプトで行なっていた、従業員が店をまかなっているために起こってしまうことですが、新規出店や従業員の追加・変更で回避することが可能です。

なので自分の思い描いているコンセプトにしたい場合は、M&Aが終わり経営が落ち着いた段階でまとめていくのがいいと思います。

5. 飲食店売却のメリット

飲食店売却のメリット

ここまで、買い手側のメリットとデメリットをまとめましたが、飲食店M&Aでは売却側にもメリットがありますのでそのメリットを解説します。

飲食店M&Aで売却側のメリットは

  • 撤退金額を削減できる
  • 譲渡利益が獲得できる

主なメリットはこの2つになります。

店舗数が多い飲食店企業では、撤退を検討したときに、居抜きで物件を渡すか、スケルトンにしなければいけない物件もあり、このスケルトン渡しの場合にはかなりの金額がかかってしまいます。

この金額を抑えられ、譲渡利益も入るので飲食店を売却する側はM&A後にまた違う事業を起こしたりすることができます。

撤退にかかる費用

ちなみに、飲食店を撤退する場合には原状回復日と空家賃がかかってしまいます。

建物賃貸借契約では通常、賃貸借契約終了後に、賃借人は物件を「原状に回復して」明け渡さならければならない旨が規定されています。

原状回復(入居する前の状態に戻す)やスケルトン戻し(コンクリートむき出しの躯体のみの状態にする)などの工事を必要とすることがほとんどで、このための費用が原状回復費となります。

階数などの物件の条件にもよりますが、工事費用は坪当たり、5~10万円が目安です。

空家賃とは、物件を借りていないのに家賃を払い続けなければならないというルールです。不動産やオーナーによって期間は変わりますが、10ヶ月にも及ぶケースがあるので注意しなければなりません。

よくある6ヵ月の解約予告期間ですと、家賃が20万円だとして120万円の費用がかかることになります。

飲食店M&AならM&A総合研究所

M&A総合研究所なら、飲食店M&Aに詳しい公認会計士がM&Aをフルサポート!

完全成功報酬制で 会計士が専属サポートするので安心できます。 飲食店のM&A実績も豊富なので過去の事例を参考にしながら、あなたにぴったりなM&Aをご提案!無料相談なども行なっているのでぜひお問い合わせください。

電話で無料相談
0120-401-970
WEBで無料相談
M&Aのプロに相談する

6. 飲食店のM&A事例25選

飲食店M&Aの事例とは

様々なメリットのある飲食店M&Aですが、相場や金額を理解していても、周りで飲食店M&Aを行なっている人や企業を見たことないために、イメージがつきにくい部分もあるかと思います。

そこでここでは飲食店M&Aを色々なケースに分けて解説していきたいと思います。

飲食業界同士のIN-INの事例

国内の飲食店のM&A事例をまとめていきたいと思います。

成功事例などを参考にしたり、身近な飲食店のM&A事例を見るとイメージがつきやすくもなり、理解が深まりますのでこちらを参考に飲食店M&Aの検討もしていきましょう。

ホットランドがアイテムを子会社化した事例

2018年10月1日にホットランドはアイテムの全株式を取得して、完全子会社化することになりました。

飲食店のM&Aではかなり最近の事例になり、株式取得金額は4億7700万円となっていることが発表されています。

アイテムはお好み焼き飲食店として「ごっつい」を14店舗首都圏に展開している会社であり、ホットランドは「築地銀だこ」というブランドで培ったノウハウや経営資源をアイテムの「ごっつい」と融合させて事業拡大を目指していく方針と言えるでしょう。

梅の花グループがサトレストランシステムズを事業買収した事例

サトレストランシステムズは和食をメインとした飲食店を全国に展開しており、梅の花グループはこのM&Aで和食鍋処 「すし半」の事業を買収しました。

このM&Aの双方の戦略的意義としては、サトレストランにとってはファストカジュアル業態への注力、梅の花グループは仕入れのスケールメリット、物流のシナジー効果を見込めるからだと思います。

トリドールホールディングスが晩杯屋を子会社化した事例

2017年7月27日に「丸亀製麺」を展開しているトリドールホールディングスは「晩杯屋」を展開しているアクティブソースの株式を80.3%取得し子会社化しました。

買取金額は10億8,400万円とされており、飲食店M&Aでは大きな取引とされています。

トリドールホールディングスはアクティブソースの主力業態である「晩杯屋」が小規模で出店できるために、従来の業態ではできなかった候補地の情報を活用し、店舗数拡大を加速することができるので買収に至ったとされています。

ダイヤモンドダイニンググループが株式会社商業藝術を子会社化した事例

ダイヤモンドダイニンググループは、「石塀小路豆ちゃ」などを展開する「商業藝術」を子会社化することを2017年7月に発表しました。

ダイヤモンドダイニングは自社があまり参入していない「ノンアルコール事業」に特化している、商業藝術を子会社化することにより、多様化する消費者の嗜好に対応できたり、エリアの拡大を目的として、株式の取引金額約18億円で買収に乗り切ったとされています。

ガーデンが回転すしチェーンのかいおうを買収した事例

株式会社ガーデンは株式会社海王コーポレーションから破綻していた回転寿司チェーン「かいおう」を買収しました。

FCを中心として全国で31店舗を展開していた、海王コーポレーションですが、平成28年8月に東京地方裁判所に破綻手続きをしていましたが、ガーデンがスポンサーとなり、31店舗の事業譲渡を受けKSGフードマネージメントの全株式を買収しました。

これにより、ガーデングループは全国約200店を超える形になり、幅広いジャンルでのFC展開をしていく考えを明らかにして現在でも店舗拡大の動きは加速しています。

クリエイト・レストランツHDがイクスピアリの飲食店事業を取得した事例

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは商業施設運営のイクスピアリの直営飲食店事業を譲受すると発表しました。

この譲渡金額は非公開であり、イクスピアリはディズニーリゾートなどで物販や飲食店舗を運営していましたが、その直営飲食店事業をクリエイト・レストランツHDに譲受することになりました。

JBイレブンがハートフルワークを子会社化した事例

JBイレブンは「コメダ珈琲店」をFC運営するハートフルワークの全株式を取得し子会社化しました。

東海地区を中心にラーメン店や中華料理店を展開するJBイレブンは中期経営計画の中で、このM&Aにより周辺事業と新業態への進出の事業領域の拡大を基本戦略と打ち出しています。

ジェイグループが博多かわ屋を運営企業を買収した事例

居酒屋の「芋蔵」や「ほっこり」などを東海地方で展開しているジェイグループHDは、博多かわ屋をFC経営するかわ屋インターナショナルの株式を取得して子会社化しました。

このM&Aでの株式取得のための金額は3,6億円とされており、居酒屋を中心に自社にて業務開発して直営方式で運営していくことで収益力の向上と今後の成長および発展を目的として子会社化すると発表していました。

アークランドサービスHDがバックパッカーズを買収した事例

カツ丼の専門店「かつ屋」を運営しているアークランドサービスホールディングスは「野菜を食べるカレーcamp」を運営するバックパッカーズを買収しました。

この時のM&Aの取引金額は非公開とされており、アークランドの飲食店経営のノウハウとバックパッカーズに注ぎ込むことでさらなる事業拡大と新業態のコンセプト開発能力の強化を目的としたM&A事例です。

ジェイアール西日本フードサービスネットがデリチューズを買収した事例

レストランや車内販売を運営するジェイアール西日本フードサービスネットは、洋菓子製造のデリチューズの全株式を取得するためM&Aの実施をしました。

この株式譲渡により、売り上げ向上とジェイアールにはない洋菓子の製造販売という新規事業の進出と業務拡大を図り、デリチューズ店舗の新規出店や開発を推進していくのが目的とされています。

コロワイドがフレッシュネスバーガー事業を買収した事例

コロワイドの連結子会社のレインズははフレッシュネスから外食事業を事業譲渡を受けました。

「牛角」や「温野菜」を手がけるレインズが対象事業を得て、自らのプラットフォームを使うことでフレッシュネスバーガーの事業拡大と出店を加速させさらなる事業成長を可能にしています。

ジー・テイストが湯左和の株式を取得し子会社化した事例

「平禄寿司」やM&Aを通じて「焼肉屋さかい」「村さ来」などを展開するジー・テイストは地域密着型の寿司居酒屋や海鮮居酒屋を営む湯左和を子会社化しています。

ジー・テイストは収益力の向上と価格競争力の強化を実現できることからシナジー効果を想定してこのM&Aに乗り切りました。

飲食業界同士のIN-OUTの事例

飲食店M&Aでは、海外の飲食店とM&Aをして、新たなシナジー効果を得ようという事例も多く存在しております。

ここではそんな海外飲食店と国内飲食店とのM&A(IN-OUT)の事例をまとめていきます。

力の源HDがインドネシアの飲食企業を買収

ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングスは、海外展開に力を入れているインドネシアの飲食企業を取引額2,700万円で買収しました。

力の源HDは海外で65店舗を運営しており、今後もさらに加速させるために、海外展開を得意とする飲食企業を買収していて、アジアを中心に店舗の拡大を急速させています。

元気寿司がシンガポール子会社の株式をJapanese Dining Concepts (Asia)Limitedに譲渡

「魚べい」などを展開する元気寿司は、連結子会社のGenki Sushi Singapore Pte.Ltd.の全株式をJapanese Dining Concepts (Asia)Limitedに譲渡することを発表しました。

譲渡金額は非公開で同社グループのネットワークや展開力を駆使し、同社グループにおいて店舗展開をすることが目標を達成することへ適していると判断したためだと思われます。

トリドールホールディングスが香港の麺チェーン店を買収した事例

トリドールホールディングスは香港で「米線」をチェーン展開している企業を完全買収しました。

これによりトリドールは香港の雲南スパイシー麺市場のシェアを7割握ることになり、中国本土への出店や東南アジアなどへの進出も視野にいれ事業を拡大をしていく方針を検討しています。

ゼンショーHDが米すしチェーン店を買収した事例

「すき家」などで有名な大手チェーンのゼンショーホールディングスは、2018年10月にアメリカの持ち帰り寿司チェーンを買収することを発表しました。

買収金額は、約288億円になると言われており、宅配サービスが発展するアメリカで新しい需要を開拓し、日本の市場の縮小と人件費の高騰が進んでいることから、海外展開と成長を促進していく方針だと言われていますい。

ゼンショーHDは、M&Aに積極的な飲食店チェーンとしても有名でこれまでにも数多くのM&Aとその実績からまた新たな事業展開が見込まれます。

CSSホールディングスがパトリオットバトンを買収した事例

CSSホールディングスの子会社のセンダンが外食事業のパトリオットバトンの株式を取得し、CSSホールディングスの孫会社としました。

パトリオットバトンは当時5店舗の外食業を営んでおり、CSSはフードサービス業における新たな領域の拡大を目的として買収に至ったとされています。

ヨシムラフードHDがおむすびころりん本舗を買収した事例

複数の中小食品企業とM&AをしているヨシムラフードHDは、フリーズドライ商品の製造・販売を行なっているおむすびころりん本舗の全株式を1億5700万円という取得金額で買収しました。

ヨシムラフードHDはおむすびころりん本舗の持つ高いフリーズドライ技術とヨシムラフードHDの持つ「中小企業支援プラットフォーム」の活用で両社のさらなる成長を図り、株式を譲りうけました。

飲食業界→異業種の事例

飲食業界ではM&Aによって、他業界の企画やコンセプトを持ち込み、事業の拡大を図る取り組みも最近では増えてきています。

そんな飲食店とが他業種を取り込むM&Aの事例をまとめます。

小僧寿しがデリズを完全子会社化した事例

小僧寿しは宅配食代行サービスのデリズんの全株式を取得し完全子会社化しました。

子会社化したデリズに加えて、宅配ポータルサイトの「出前館」、「牛角」などを運営するアスラポート・ダイニングと業務提携して国内宅配食市場の発展と新規開拓を推進し、宅配事業ビジネスを中心に開発をしていく方針です。

オイシックスドット大地がNTTドコモの子会社を買収した事例

オイシックスドット大地はNTTドコモの子会社で会員制食品宅配業を行なっている「らでぃっしゅぼーや」の全株式を取得し完全子会社化することを発表しました。

これにより、両社の経営資源を集約し、保有する顧客や配送網を効率的に組み合わせ、食領域事業の拡大を図っています。

アクトコールが子会社をPATINAに事業譲渡した事例

アクトコールは飲食店ん企画・運営を手がける子会社の「COURTESY」の株式100%をホテル運営の「PATINA」に事業譲渡することを発表しました。

COURTESYは「パンとエスプレッソ」のライセンス事業や、新事業のフレンチ&ベーカリー事業を展開していましたが、業績の低迷など厳しい状況が続いており、債務超過などに陥っており、事業譲渡金額は1円となっています。

異業種→飲食業界の事例

飲食店M&Aでは、他業種から飲食店に参入のためや、飲食店を他業種と合わせることで、シナジー効果を得ようという事例もありますのでそのような事例もまとめていきたいと思います。

アクロディアと渋谷肉横丁のM&A事例

ECサイトなどの事業展開をしているアクロディアは渋谷肉横丁を2017年3月28日に5.34億円で買収し全株式を取得しました。

これは他業種が飲食店をM&Aにて買収する事例として注目を浴びていたニュースでサブリース契約を行う予定でしたが、肉横丁の文字とロゴマークに関する商標権の使用することでライセンス収益する事業に変更したことでも飲食店M&Aの事例としても目新しいものとされていました。

スイートスタイルがミツウロコに株式譲渡した事例

ミツウロコは子会社である「株式会社ミツウロコプロビジョン」で行なっている、売店やレストレラン、VC加盟店の運営など、フードとプロビジョンの事業拡充を図り、「麻布十番モンタボー」や「元町珈琲店」を運営するスイートスタイルの株式を譲受しました。

この「麻布十番モンタボー」や「元町珈琲店」の運営に関しては、ミツウロコの有するネットワークを使い、販売チャンネルを拡大したり、フード&プロビジョン事業と他の業種を連携することでシナジー効果を期待しています。

オレンジコートのハンバーガーがレンブランドに事業譲渡した事例

「株式会社オレンジコート」はハンバーガー事業をホテルや、不動産業を中心とした事業を行なっている「株式会社レンブランドホールディングス」一部を事業譲渡しました。

レンブランドHD再生事業として、グループ内における今後のドライバーとしての位置付け、事業の拡大を目的とした事業譲渡です。

投資ファンドのエンテバーユナイテッドが日本ピザハットを買収した事例

日本KFCホールディングスは、連結子会社である日本ピザハットの株式をエンテバーユナイテッドパートナーズシックスに譲渡しました。

エンテバー社は豊富な投資実績と共に、投資先役員との協調体制でピザハット事業をより一層スピーディーで効率的な体制を構築しポテンシャルをさらに発揮することを方針として明らかにしました。

7. 飲食店買収の注意点

飲食店買収の注意点とは

ここまで飲食店の相場や事例をまとめましたが、実際に飲食店を買いたいと思ったときにはリスクもあります。

ここではそんな飲食店M&Aにて買収するときの注意点を解説していきます。注意点は以下の通りです。

  • 注意点①スピーディーに判断しよう
  • 注意点②必ずデューデリジェンスをしよう
  • 注意点③ビジネスモデルの整理しよう
  • 注意点④希望条件を明確化しよう
  • 注意点⑤M&A仲介会社に相談しよう

しっかりと飲食店M&Aの注意点を押さえ、飲食店の買収を成功させましょう。

注意点①スピーディーに判断しよう

これは飲食店M&A以外でも共通して言えることですが、「迷っている時に他社に買収されてしまった」などという事例もかなりあります。

なので買いたい飲食店があれば早めにアプローチをかけて条件などを交渉するべきです。

最終的な判断は急ぐ必要はないので、他の人よりも早く交渉を進めて、独占交渉ができる状態を作ることができればM&Aは成功しやすくなるということを理解しておきましょう。

注意点②必ずデューデリジェンスをしよう

スピーディーな交渉が必要な飲食店M&Aですが、デューデリジェンスはしっかりと行いましょう。デューデリジェンスとは、弁護士や会計士などに依頼して、売り手の飲食店のリスクの洗い出しや債務など買収監査をしてもらうことです。

売り手やM&Aアドバイザーを信頼しているからといってもデューデリジェンスを怠るのはかなりリスクが高くなります。

事業の問題点をしっかりと理解し、飲食店の買収の交渉を進めていくことも重要なプロセスです。リスクの回避や経営問題の解決に繋げましょう。

注意点③ビジネスモデルの整理しよう

M&Aを行うときはビジネスモデルを整理するのは必要不可欠なものです。

理由としては買収金額の相場と相手のビジネスモデルがあっているかの確認や、買収後のビジネス展開の目標となるものを見つけなければ、ただ買いたいと思って買収しても後に業績が悪化する可能性があるからです。

相場からの条件交渉やその事業が自分にあっているかなどわかっていれば円滑に取引を進めることもできるので怠らないようにしましょう。

注意点④希望条件を明確化しよう

飲食店を買いたい時にM&Aでは全ての条件を認めてもらい価格などを決めてもらうのは困難です。

そこで譲れない条件や状況で妥協してもいい条件を決めておくことで、M&Aがスムーズに進み売却側とのいざこざが起こることなく進められます。

完璧なM&Aを行うのも大事ですが、買収側はその後の経営も考えて行わなければならないので、飲食店の状況も考えた上で希望条件を明確にしておく必要があります。

注意点⑤M&A仲介会社に相談しよう

飲食店のM&Aを検討しているのであれば、かならずM&A仲介会社に相談しましょう。M&A仲介会社に相談をすると以下のようなことを任せることができます。

  • M&Aの戦略立て
  • 買収先候補の洗い出し・提案
  • 相手との条件交渉
  • 契約書や提示書類の作成サポート
  • デューデリジェンスで必要な専門家の紹介

これらのことを自分だけで行おうとすると、かなりの時間と労力がかかります。また、素人がM&Aを実施しようとすると思わぬトラブルに発展してしまうことも考えられるのです。

たとえば、契約書の内容が甘かったことで従業員の引き継ぎや営業開始が思い通りにいかないこともあります。このようにM&A自体は成立しても、そのあとトラブルが発生すると飲食店経営どころではなくなるでしょう。

そこで、M&A仲介会社に頼んでおくことで円滑にM&Aを成立させることができます。かならず依頼をして、サポートしてもらいましょう。

飲食店M&AならM&A総合研究所

M&A総合研究所なら、飲食店M&Aに詳しい公認会計士がM&Aをフルサポート!思わぬトラブルも未然に防いでくれます。

完全成功報酬制で 会計士が専属サポートするので安心できます。 飲食店のM&A実績も豊富なので過去の事例を参考にしながら、あなたにぴったりなM&Aをご提案!無料相談なども行なっているのでぜひお問い合わせください。

電話で無料相談
0120-401-970
WEBで無料相談
M&Aのプロに相談する

8. 飲食店の買収におけるM&Aと居抜きの比較

売買と居抜きの違いと比較

飲食店ではこれまで「居抜き」での引き継ぎが多くありましたが、最近では「M&A」による承継も多くあります。

ここではその「M&A」と「居抜き」の比較として両方のメリットとデメリットを解説したいと思います。

M&Aのメリット・デメリット

飲食店M&Aをするメリットは、売り上げがある程度約束されているところだと言えます。

その理由とは、サービスやノウハウが初めから付いているので、顧客がいる状態であることも多く、新規でのお客さんの獲得が必要ないのでお店自体のパフォーマンスを考える必要がありません。

逆に自分の理想の飲食店を作るのが難しいというデメリットもあり、無理やりコンセプトを変えたことで、顧客を失う可能性があるので注意が必要です。

居抜きのメリット・デメリット

M&Aではなく居抜きで飲食店を開業するときは、ジャンル変更などを行い、新たな業種として出店が可能なところがメリットと言えます。

その分従業員の確保やノウハウ、マネージメントが難しいところもデメリットと言え、このような店を作り上げていくことが好きな方には居抜きの方がメリットが大きい場合もあります。

9. 飲食店のM&Aの相場まとめ

近年の飲食店M&Aの相場は100万円〜250万円程度です。もちろん、立地や店舗規模、売上規模などによって、相場は大きく変動します。

飲食店は入れ替わりの激しい業界で、売り手も買い手も常に多くいる状態です。もし、飲食店を開業したいのであれば、小規模でもM&Aを活用してみましょう。スムーズに売上げを確保することができますよ!

もし、検討を進めていきたいのであればM&A総合研究所にご相談ください。M&A総合研究所には、飲食店業界に詳しい公認会計士がフルサポートいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。

M&A・事業承継のご相談ならM&A総合研究所

M&A・事業承継のご相談なら専門の会計士のいるM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。

M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴

  1. 業界最安値水準!完全成果報酬!
  2. M&Aに強い会計士がフルサポート
  3. 圧倒的なスピード対応
  4. 独自のAIシステムによる高いマッチング精度
>>M&A総合研究所の強みの詳細はこちら

M&A総合研究所は会計士が運営するM&A仲介会社です。
企業会計に強く、かつM&Aの実績も豊富です。全国にパートナーがいるので案件数も豊富。
また、業界最安値水準の完全成果報酬制のため、M&Aが成約するまで完全無料になります。
まずはお気軽に無料相談してください。

>>【※国内最安値水準】M&A仲介サービスはこちら

  • 02
  • 03
  • 04
  • 05

関連するまとめ

関連するキーワード

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ
飲食店のM&A・事業承継